ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2012.5.2 ハーセプチン154回目(3倍量17回目)、ナベルビン30クール1回目

2012-05-02 20:11:49 | 治療日記
 今日は朝一番で心エコーの予約が入っていたため、いつもより1時間早く病院到着する必要があった。そのため、軟弱にもまたも前泊。
 今日は一日雨の予報。朝、ホテルをチェックアウトする頃から既に雨が降り出していた。診察前に採血と心エコー。既に沢山の待ち人数で、待合の椅子は一杯だった。

 15分ほど待って検査受付が済み、とりあえず採血の番号だけとる。10人ほど待っており、予約時間ギリギリで心エコーに滑り込み。今日は腫瘍マーカー等を含め4本のフル検査だ。女性の臨床検査技師さんの針刺しで、つつがなく終了。エコーの待合に座り、10分ほど待って中に入った。
 左側を下にして横になるとプローブがあたる。左胸の傷口を押されるといまだに痛むのが嫌な感じ。脇からもチェックした後、今度はお腹を押されて、息を止めての撮影。CTに比べて点滴針を刺されるわけでもなく、およそ20分、照明を落とした部屋のベッドでほぼ寝ているだけの楽な検査だ。

 腫瘍内科へ移動。月初めなので保険証のチェック。自動血圧測定は93-57、脈拍は73。さすがにこの段階で病院に入って1時間以上が経過して、読書の合間に計測しているので、脈はいつもよりゆっくりだ。
 30分ほどして中待合に入り、さらに15分ほどして診察室へ入った。
 「さて(どうでしたか)」の一声がかかり、「やはり休薬週は快適でした。1週間が挟まってしまうと、気持ち悪さをリアルに覚えていないということもありますが、デカドロン2錠を1錠にしても(気持ち悪さは)あまり変わらないようでした。いつもどおり当日夜からお腹のモタモタ感が始まり、不眠と翌日の火照り、むかつき、怠さは土曜日午前中まで続き、土曜日にようやく便秘解消して、夜も眠れるようになりました。月曜日には今までなかった左の鎖骨に痛みが出てきましたが、今は落ち着いています。先週は口内炎が出て痛みましたが、これも大分良くなりました。」とご報告。診察室での検温結果は36度6分。

 先生からは「デカドロン1錠でどこまで効いているかわからないが、調子が悪ければ飲む、大丈夫なら飲まない、ということで2錠2日分を出しましょう。口内炎が出来るのは休薬週で白血球が下がるからでしょうか。鎖骨の痛みは骨自体ではないかもしれませんね。心エコーの結果は、特に変化なく、問題なし。採血結果も貧血もないし、特に問題なく、マーカーは若干上がって(上限値は超えているものの)いつものボーダー内を推移しています。白血球は2,500でいつもより少し低めでした。」とのお話。

 「いつもどおりイメンドに、気持ち悪ければデカドロンを飲むのに加え、ナウゼリンは仕事に行っている木、金は朝昼夜と3回飲んでしまいますが、問題ないでしょうか。また、ナゼアはどうでしょうか。」と質問。
 「ナゼアは効く人はうまくいって効くが、そうでない人もいますが、では、試してみましょう。朝1回で2日分。その間はデカドロンを止めましょう。」ということになり、イメンド、デカドロン、ナゼア、マグラックスを処方して頂いた。
 来週は診察前レントゲンとナベルビン、ゾメタの週。骨転移治療のための新しい分子標的薬であるランマークを使用するかどうか質問してみた。「確かに新しく出たものの、使い方が難しいので皆悩んでいます。これから始める人には使う。今後、もし使うとしたら、骨の病変が悪くなって抗がん剤を変更するタイミングで同時にゾメタをランマークに変えるということになるかと思います。ゾメタと同じで顎の骨が壊死するという副作用はある。いずれにせよ今のところは替える必要はないです。」とのこと。
ハーセプチンと同様、分子標的薬というのが、ちょっとピンとこなかったのだが、先生がおっしゃるには“骨を壊す細胞に特化して攻撃する薬“ということだそうだ。なるほど。

 化学療法室へ移動。10分ほどして看護師KWさんに点滴椅子に案内され、それから15分ほどして同じKWさんがベッドで針刺。今日は痛みなくすんなり入ってほっとする。席に戻ると、ナゼアの効能書きのプリントを頂いた。ざっと目を通したところ、副作用はそれほどなさそうなので、これが効いてくれればステロイドを止めることが出来るかもしれない。針刺し名人のOさんは逆血確認で挨拶に来てくださった。やはり彼女の顔を見るとほっとする。

 30分ほど待って、薬が到着。今日はハーセプチン、グラニセトロン+デキサート、ナベルビン、生理食塩水の4本。ハーセプチンが始まって30分経過したところでイメンド125㎎をKWさんの前で飲む。
 それまでは順調に読書をしていたのだが、やはり吐き気止めが終わってナベルビンに変わる頃には眠気に負けて、本を閉じた。
 2時間半弱で無事終了。終了時の血圧は94-54、脈は57。今日は抜針もKWさん。どうしても衝撃があるが、仕方ないのか、と諦める。

 会計へ移動。30分ほど待って自動支払機で支払を済ませ、病院から薬局へ移動。雨が降り続いている。薬局も相変わらずの混雑で、これまた30分ほど待つ。新しい薬の説明があり、本日の病院と薬局の合計滞在時間は6時間弱。

 いつもであれば、ランチタイムは終了しているのだが、今日はスタート時間が1時間早かったので、無事ランチにありつくことが出来た。読みかけの本を読み、ゆっくり少な目に食べて、水分だけは多めに。おかげで3冊読むことが出来た。
 
 帰宅すると、今月のお花が届いていた。真紅とピンクの薔薇2本ずつ、淡いオレンジの小さな花が5つずつ付いたスプレーバラ3本、かすみ草。とても綺麗。花言葉はそれぞれ「愛らしい」「包容力」「清い心」だそうだ。

 普段は、明日、明後日、と気合いで仕事に行くのだが、明日からはゴールデンウィーク後半。有難いことにカレンダー通りお休みだ。ゆっくり過ごして副作用を軽くやり過ごしたいと思う。
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