ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2017.10.27-.29 週末のあれこれ、均整術師養成コース 後期応用講座3日目、テーマは“顔”

2017-10-29 21:53:17 | 均整術
 金曜日。息子が卒論アンケートの関係でまたしても帰省した。ちょうど夫と帰宅が一緒になったのだが、朝には何ともなかった夫はマスクをして涙目、すっかり風邪ひきモードである。珍しく8度近い熱がある。これは大変。
 夕食を済ませ、節々が痛いという夫をインフルエンザだったら大変だから、と隔離して就寝。

 土曜日。夫はクリニックへ。いつもの血圧の薬に加えて、お腹の風邪との診断で各種薬を処方して頂いてきた。熱は下がったので土日ゆっくりすればなんとか大丈夫そう。ほっとする。
 午前中はWさんのサロンでマッサージ。先週の旅と仕事と昨夜の作業で疲労困憊、肩コリも酷く、施術後半は殆ど熟睡。「深く眠っていらっしゃいました」と言われ、もしや鼾でもかいたのかも・・・と冷や汗。
 午後からは久しぶりにハタヨガビギナーのクラスに参加してスッキリ汗を流して帰宅。

 息子もひとまずアンケートの準備完了なので、昼はわざわざ電車に乗って好きなラーメン屋さんに出かけた模様。相変わらずの雨降りで、気温も上がらず。息子は夕方にアンケート用紙を配布し終わって一段落。夜は鍋を囲む。

 日曜日。今日は均整術師養成コース 後期応用講座3日目。今回からは通常通り日曜日クラスでの出席だ。またしても台風のおかげでも土砂降りの雨。雨にも負けず、台風にも負けず、我ながらよく通うものである。寝坊助の息子を起こすのは諦め、夫だけ起こして朝食を終え、夕飯の支度も済ませて出かける。夫は一日お留守番。息子は午後からオケ付きの合唱を聴きに出かける予定だ。

 雨のせいか電車は遅れ気味。到着すると、いつも一番乗りのNさんがエレベーターの前で待っている。どうしたのかと問うと、まだ先生が到着しておらず、スタジオのある階に登れないとのこと。2人で困りましたね、と言っているうちにほどなくしてK先生が到着。
 Nさんと一緒にマット敷きの準備。ひとまず7ペアの14枚。今日もペアを組んだのはHさん。午後からは用事があり、早退されるという。今日も卒業生がお二人入ってくださっている。

 冒頭はいつものように質問タイム。身体の疲れ、足の攣りや肩こり等、相変わらず色々な悩みでどんどん手が挙がり、先生が簡潔に答えていく。前回行った骨盤を締める施術(強刺激)が上手くいかない、という質問が出て、そういう人のために低刺激の方法も教えて頂く。

 骨盤調整をする時、骨盤自体は閉じていても、開いていても、姿勢がきちんとしていれば問題はない。柔らかければ柔らかいほど良いということでもないし、柔軟性の必要性はスポーツの種目にもよる(例えばフィギュアスケートの高橋選手は一般人よりもずっと身体が硬いという。)。また、筋肉は落ちる前にいったん硬くなってから緩むそうで、運動を何もしていない60代(一般には前屈で膝まで付かないのが普通)があまり柔らか過ぎるのは問題だという。

 今日は、大阪から参加されている方が小学校5年生の息子さんと70歳のお母様を被験者として同伴された。野球肘の坊やと首やふくらはぎが攣って痛むというお母様を、先生が施術してあっという間に直してしまう。相変わらずの早業(診断と施術)に皆もご本人たちもびっくり。

 そして今日のテーマは顔。顔の応用編である。顔人形法に割く時間が多いのは、卒業生のうち均整術で生計を立てている人は顔の施術が得意だからだそうだ。確かに身体を触らなくてよいので、ハードルが低く、高齢者でも大丈夫ということだそう。今日初めて参加された1期の卒業生Kさんのご紹介もあった。

 まず顔人形法に則って身体の表側ではなく裏側をアプローチするにはどうすればよいか、というデモから。顔人形法も作られた時代により変化しており、昔は男性、女性と異なっていたというが、今は女性も男性同様に働く生活をしている。食べ物(質素と粗末は異なる)の違いもあり、最初に教えて頂いた2つは最新のものだそうだが、今日はこれまでとは対応部位の違う3つ目を教えて頂いた。

 先生が参加者に施す見本を見てからペアワークで実践するのはいつものとおり。3つ目の方法では眼窩の下部が肩甲骨に対応するとのことで、ここをぐりぐりと押されると痛いのなんの。あちこちから「ううう」と声が漏れる。デモを見ていた時にはそんなに痛いものなのかと思ったけれど、実際に自分がやって頂くと涙が出そう。それでもだんだんほぐれてくるとイタ気持ちいいになってくる。お互いに一通りの施術をしたところで、ランチタイム。

 Hさんは早退ということで、今日も一人でタイ料理レストランへ急いだ。雨降りだったからか、それほど混んでいないタイミングで入ることが出来て、注文も素早く出てきてラッキー。

 午後は卒業生のKさんがパートナーに。瞼の上の脂肪を取る施術からスタート。後頭部の耳上縁部より少し上の隆起部分は目の疲れを取るという。まずはここをストレートファイバー。頭がスッキリする。次に眼窩の上の際を解していく。施術が終わると、目がぱっちり、頭はスッキリする。さらには施術される側にも協力して目の周りの括約筋を活性化させる。括約筋はどこも連動しており、お尻も緩んだら、それ以外も・・・というのだから恐ろしい。

 午後の後半は目の補足。左右の眼の大きさが違うという参加者に対しての施術から。身体の捩じれと左右差を取らないと根本的には治らないようだが、それでも大きくしたい側の眼尻を横に伸ばしたり、目頭を引っ張ったり。プチ整形でもしたかのように変わるのだからびっくりだ。こうした施術はやはり筋肉がしっかりしている人の方が長持ちするそうで、保たない人で4,5時間、保つ人では2週間の効果があるという。

 次に舌を自分で掴み、ずらしたり、左右や上下に引っ張ったり、捩じったりの施術も。これは身体がリラックスし、滑舌が良くなるという。舌を出す動作そのものは交感神経を刺激するものだが、掴んで引っ張ると逆に引っ込める力が働くので副交感神経の刺激になるそうだ。舌の柔軟性がアップすると身体の柔軟性もアップするという。口呼吸をしている人は舌が硬くなるので身体も硬く、舌が乾燥すると同時に身体全体が乾燥するのだそうだ。

 そして、お腹。お腹を柔らかくする施術は気持ち良いしリラックスするので、時間が許せば最初にやるのがベストとのこと。モデルに立候補して、先生に施術して頂く。皆の携帯が一斉に寄ってきて(皆が動画撮影中)恥ずかしい。が、お互い様である。それにしてもお腹が柔らかく暖かくなると本当に気持ちいい。

 パートナーのKさんともお互いに施術しあいながら、気持ちよくてうっとり眠くなってくる。
 相関関係の性質として、手の平は手のお腹、腕の平たい部分も腕のお腹にあたるという、ここが硬い(腕のコリがある)時には腕にアプローチするとお腹が緩み、便秘にも良いという。頭が疲れていると、便秘になりやすいとも。これは自分で肘を曲げて体重をかけながらセルフ施術も可能だ。

 ということで、今日の午後は気持ちよくて眠くて、気づけばウトウトしそうな幸せな時間だった。外は相変わらずの雨。ご挨拶を終えて家路を急いだ。
 コンサートに出かけた息子と同じくらいの時間に帰宅出来ると思いきや、彼の方が一足早かった。買い物の荷物持ちをしてほしかったのだけれど、とLINEで連絡すると再びスーパーまでやって来てくれた。アウトレットモールを通り抜けて帰ったら、いつのまにか彼のコートを買う羽目になってしまった。というわけで、情けは人のためならず、を息子は実感しただろうか。

 帰宅後は3人で夕食を囲み、明日からまた新しい1週間が始まる。治療週でもあり、早くも11月だ。
 
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