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2019年11月20日 17時07分51秒 | 国際放送センター(IBC)

ロンドン五輪 リオ五輪 北京五輪 オリンピックのメディア拠点
IBC(国際放送センター) MPC(メイン・プレス・センター)



(2012年ロンドン五輪の“Media Complex” ロンドン・オリンピック・パーク 出典 London Olympic OCOG)

 オリンピックの開催で整備される施設で、最も巨大な施設は開会式や閉会式、陸上競技などが開催されるオリンピック・スタジアムである。オリンピック・スタジアムは、五輪のシンボルともなるため、開催地は巨額の経費を投入して建設する。2008年北京五輪の“鳥の巣”、2012年ロンドン五輪のオリンピック・スタジアム、そして、2020年東京五輪では、その建設計画を巡って迷走を続けている新国立競技場である。
 次に巨大な施設は、競技会場ではない。IBC/MPCと呼ばれるメディア関連施設だ。約10万平方メートルの広さの膨大なスペースがメディア関連施設の設営のために整備される。
 オリンピックを支えるメディアの果たす役割は極めて大きい。国際オリンピック委員会(IOC)は、メディア戦略を重要な柱として位置付けている。とりわけ競技中継を世界各国で行う放送メディアは、オリンピックの存立基盤を握るとまで言われている。ロンドン五輪では、合計5600時間の競技映像などが世界204の国と地域に配信され、48億人が視聴した。オリンピックを持続可能なスポーツ・イベントにするためには、世界各国の人々から支持をされることがキーポイントである。国際オリンピック委員会(IOC)の収入で見ると、収入総額57億(2013年~2016年)の内、約73%、41億6000万円が世界各国の放送機関が支払う放送権収入である。五輪大会の開催を支えているのはまさに放送機関に他ならない。
 そのIOCのメディア戦略の中核になる施設が、IBC/MPCなのである。




IBC/MPCとは?
 IBCとは、International Broadcasting Centerの略称である。オリンピックの競技やインタビュー、会見などの映像音声を地上波や衛星放送、CATVなどのテレビ、ラジオ、インターネットやモバイルなどのデジタルメディアでサービスする世界各国の放送機関等がオペレーションを行う施設である。
 IBCの設営・運営・管理のすべての業務を担うのはホスト・ブロードキャスターであるOBS(Olympic Broadcasting Services )である。
 映像音声信号のコントロール、配信、伝送、ストレージなど行うシステムが設置されるOBSエリアや各放送機関等がサテライト・スタジオ、ワーキング・ブースなどを設置するエリアが整備される。
 これに対し、新聞、通信社、雑誌などの記事を発信する記者やスチールカメラマンの拠点は、MPC(Main Press Center)と呼ばれる施設だ。
 プレス席、専用ワーキングスペース、フォト・ワーキングルーム、会見室などが準備される。“MPC”の設営・運用・管理は開催地の五輪組織員会、OCOG (Organising Committee for the Olympic Games )が責任を持つ。
 2012年ロンドン五輪では、IBC/MPC合わせて約2万人の放送機関のスタッフ、記者、スチールカメラマンなどのメディア関係者が参加した。
IBCとIMCは別の建物として建設される場合が多いが、同一の建物内に設置される場合でも設置エリアを分ける。管理責任が、IBCはOBS、MPCは開催地の五輪組織員会と別れているからである。
IBCやIMCの建物や電力、上下水道、通信設備などのインフラは開催地の五輪組織員会の責任で整備する。 
2012年ロンドン五輪のIBCやMPCなどの“Media Complex”の建設費は、3億5500万ポンド(約440億 2012年当時の為替レート)だった。



(2012年ロンドン五輪のMPC 出典 WWW.NEWS.CN)

IBC/MPC関連施設
 IBCとMPCのスペースには、インフォーメーション・デスク、会見室、ブリーフィング・ルーム、会議室、事務室などや、レストラン、カフェ、コンビニ、銀行、郵便局、ツーリスト・サービス、ショッピング・アーケードなどのユーティリティ施設が設けられる。これらの施設は、用施設は、IBCとMPCの共用となる。
またIBCとMPCの建物の他に、メディア専用の食堂や会見室・ブリーフィング棟、メディア専用ホテルが建設されることがある。
 ロンドン五輪では、総床面積1万2000平方メートルの広大なケータリング棟(メディア専用の食堂)が建設(仮設の建物で五輪終了後撤去)された。4000席が設けられ、1日5万食を24時間サービスした。
北京五輪では、IBCの隣に、メディア専用ホテルが建設され、大会後は国際会議センターとして再出発した施設に付属する国際ホテルとなっている。


OBS(Olympic Broadcasting Services)
 IBCの設置から運営・管理まですべての業務を担うホスト・ブロードキャスター(Host Broadcaster)は、OBS(Olympic Broadcasting Services )である。
 OBCは、2001年、オリンピック競技のホスト・ブロードキャスターとして、国際オリンピック委員会(IOC)によって設立された。OBS発足以前は、各大会ごとに開催地の組織員会や放送機関等がホスト・ブロードキャスターを務めた。
 北京五輪からは夏季五輪、冬季五輪のすべての大会で、OBSがホスト・ブロードキャスターとして、IBCを設営・運用・管理を行い、ホスト映像音声信号(国際信号)制作から、各国放送機関への配信や伝送などを実施することになった。


IBCのシステム
 IBCのシステムの中核設備は、コントロール・ルーム(Contribution)、配信オペレーション・ルーム(Distribution)、送信オペレーションルーム(Transmission)の3つの機能で構成されたCDT(Contribution, Distribution and Transmission Centre )である。CDTは、OBSが設営、運用、管理の責任を持つ。
 各競技場で生中継される映像音声信号は、各競技場に設置されたTOC(Technical Operations Centre)から、光回線などを使用してIBCに送られてくる。この映像音声信号のゲートウエイとなるのが“Contribution”である。映像音声信号の監視・調整・処理などを行うエリアである。
 “Distribution”は、その語句の意味通り、“配信”である。“Contribution”を通過した映像音声信号を、IBC内に設けられた各放送機関等に配る機能を備える。
 “Transmission”は、各放送機関が制作した番組やニュースのコンテンツを自国に伝送する設備である。IBCには、膨大な光回線やSNG(衛星伝送車)が配備され、送信オペレーションが行われる。



(2020年ロンドン五輪IBC CDT(Contribution, Distribution and Transmission Centre) 出典 L.A. INSTALLATIONS)

 次に重要なシステムは、MDS(Multi-Channel Distribution service)である。
MDSは、の競技コンテンツを、衛星にアップリンクして、世界各国の多数のRHBsに対して、高画質の映像をライブで24時間、同時提供するサービスである。ロンドン五輪では、10チャンネルで、合計2200時間の競技コンテンツ、さらに1チャンネルで、500時間のプログラム・コンテンツ(ONC / Olympic News Channel)を配信し、世界各国のRHBが1000か所でダウンリンクした。(ONC / Olympic News Channel参照)  RHBが自国の放送局で、MDSのサーバーにリモートアクセスして、必要なプログラムをダウンロードできる「リモートプロダクション」システムも構築されている。これまでRHDは、開催地のIBCの大勢の要員を派遣し、制作・送出作業を行う必要があったが、MDSの導入で、自国にいながら制作作業が可能になり、現地への派遣要員の削減を可能にした.
 ソチ五輪では、MDSは3つの衛星を使用して合計1170時間のコンテンツが提供され、45の放送機関等が利用して、70の国と地域でサービスされた。

 OBSでは、2008年北京五輪から、オリンピック・ニュース・チャンネル(ONC / Olympic News Channel )の24時間サービスを開始した。
競技のハイライトや、選手や監督の会見・インタビュー、記者レポートなどのコンテンツを制作しRHBに提供するサービスである。各RHBへの配信は、MDSで行われる。(上記参照)
OCNの制作エリアがIBC内に設置され、OBSの制作要員が配置されオペレーションを行う。

 そのほか、ストレージ・システム(VTR Logging)、ビデオサーバー・システム、映像インジェクション・システム、編集設備、音声スタジオ、記者リポポジションを始め、CATV、館内の光回線インフラ、通信回線、サテライト・ファームなどや、ブッキング・オフイス、インフォーメーション・デスクなどが設置される。
 IBCは、新たな巨大な放送局を一つ建設するのと同じ位の壮大なスケールだ。



(OBSの配置図 出典 OBS Website)

RHBs(Rights Holding Broadcasters)
 IBCに参加してオペレーションを行うのはIOCから放送権を得たRHBs(Rights Holding Broadcasters)と呼ばれる放送機関等である。2012年ロンドン五輪では、世界各国の33の組織(単独の放送局、放送機関組織、コンソーシアム 下記のLondon2012 Rights-Holding-Broadcastersを参照)、147の放送機関等がRHBsとなった。
 OBSは、RHBからIBC内の専用スペースの申し込みを受け付け、建物中のスペースの割り当てを行う。毎回、最大のスペースを確保するのはNBCで、圧倒的な広さの専用エリアを確保する。EBU(欧州放送連合)やジャパン・プール(NHKと民放各社)、そして開催地の放送機関も広大な専用スペースを確保する。
 RHBsは、割り当てられた専用スペースに、サテライト・スタジオや放送機器、ワーキングエリアを設置する。機材の調達や要員の確保、経費は各RHBsの責任である。ロンドン五輪のIBCには約1万3000人のRHDのスタッフが参加した。
 OBSは、国際信号の制作・配信計画を作成、管理して、各RHBに対し、競技中継やインタビュー、会見などの映像音声信号などを配信する。


(CBS Comtrol Room London Olympic IOC)


(RHBsへの説明会  出典 OBS Website)




(LONDON 2012 - Rights-holding Broadcasters IOC)


(For the RHBs OBS)

IBCの映像・音声信号の種類
 ホスト・ブロードキャスターが制作する映像・音声信号を、国際映像(International Signal/ International Television and Radio Signals)、またはホスト映像(Host Signal)、と呼ぶ。ホスト映像は、各競技会場に配備された中継車やENGカメラで、撮影・制作された映像・音声で、IBCでRHBに配信(Feed)され、各RHBが共通で使用する映像・音声信号である。各RHBへの配信(Feed)をホストフィード(Host Feed)ないしワールドフィード(World Feed)と呼ぶ。
 国際映像は、各放送機関等が共通で使用する映像・音声信号なので、“公平”、“平等”な編集方針で制作される。アナウンサーや解説者のコメントはなく、ナチュラル・サウンズだけの音声が原則である。中継車でスイッティングした“完プロ”映像の他に、別カメラで撮影した映像なども同時に配信される。
 開会式や閉会式などでは、すべての国の選手団を“公平”に扱って、映像・音声信号を制作する国際映像を基本的に使用して各放送局は中継番組を放送するので、どの局の番組を見ても映像は同じだ。
 試合の経過や結果の情報やさまざま種類のアニメーションやグラフィックなども国際映像で配信される。
放送機関等は、ホストフィードされた国際映像(International Signal)を使用し、中継コメントや解説を入れて競技中継番組を制作したり、編集したりしてハイライト番組やニュースで放送する。
国際映像は、IBCですべて収録されて、アーカイブ化される。
 オリンピックの場合は、あらかじめIOCと放送権契約結んだ放送機関等(RHBs)がホスト映像を放送で使用可能となる。使用が許諾される条件は、契約書により厳密に細かく規定される。また、各放送事業者が収録し、ストレージしたホスト映像を、五輪終了後に再利用する場合も厳しく制限され、原則として新たな放送権料の支払が発生する。

▼ ユニー信号(Unilateral Signal / UNI)/ユニーフィード(UNI FEED)
国際信号(ホスト映像)は、各放送機関の“共用”映像・音声信号なのに対し、ユニー映像(UNI Signal)は、個別の放送機関のみ使用可能な映像・音声信号である。各放送機関が、独自に競技中継現場に置いたカメラの映像・音声信号や、コメンタリー・ポジションのアナウンサーや解説者の映像・音声、各局のリポーターの映像・音声などがユニー映像で、個別の放送機関のみ使用が可能である。“ユニー”は、各放送機関等が独自に機材や要員などのリソースを配置して、各放送機関等の責任で制作するもので、ホストブロードキャスター(Host Broadcaster)は、その内容に関知しない。
 しかし、各競技場からの伝送やIBC内での各放送機関等への配信・伝送は、ホスト・ブロードキャスターが担当する。

▼ プール信号(Pool Signal / Pool)/プールフィード(Pool FEED)世界各国の放送機関等がまとまって“プール”を組織し、プールの代表が、中継や取材を代表して行い、プールのメンバーだけに映像・音声信号を配信することを“プール”という。プール映像は、プールに参加したメンバーのみ使用可能である。プール中継・取材に係る経費は、プールに参加したメンバーで按分して負担することが通例である。
欧州は、EBUが欧州各国の放送機関をまとめて“プール”を結成し、日本では、NHKや民放が参加してジャパン・プールをつくる。プール映像(Pool Signal)は、各プールが独自にリソースを配置して、制作するもので、ホストブロードキャスター(Host Broadcaster)は、その内容に関知しない。
 しかし、“ユニー”と同様に各競技場からの伝送やIBC内での各放送機関等への配信・伝送は、ホスト・ブロードキャスターが担当する。


2012年ロンドン五輪のIBC/MPCの概要
(2012年6月27日から8月17日までオープン)


London Olympic IBC/MPC 出典 London Olympic OCOG

▼ IBCの概要
・ロンドン東部のストラトフォード(Stratford)のロウアー・リー・バレー(Lower Lee Valley)地区の再開発で整備されたオリンピック・パーク内にIBCを建設
・総床面積約6万2000平方メートル 2階建て フロアの天井高さ約10メートル
 長さ275メートル×幅104メートル×高さ21メートルの鉄骨構造の建築物 5機のジャンボジェットが格納可能
建物は映像素材を扱う拠点のため、太陽光が入らないように窓がほとんどない
・スタジオ・スペース 約5万2000平方メートル
(フロアの天井高さ10メートル)
・事務棟 約8000 平方メートル  5階建て (IBCの正面部分)
・147のRHB  約1万2000人のRHB要員がIBCに参加
*RHB(Rights Holding Broadcaster):IOCから放送権を取得した放送機関
・1000台のカメラを使用し、5600時間以上の映像をHDで撮影
・52台の中継車を配備
・2200時間以上のHD競技映像をライブ配信
・世界204の国と地域で10万時間以上が放送 48億人が視聴
・YouTubeでアジアとアフリカの一部の64の地域を対象に2700時間のストリーミング・サービスを始めて実施
・五輪の初 3Dを230時間配信
 33台の3Dカメラを使用 開会式、閉会式、体操、水泳、飛び込み競技
・8Kのパブリックビューイング実施(NHK)

▼ MPCの概要
・総床面積2万9000平方メートル 4階建て 事務棟
  約5600人のジャーナリストを収容可能
・ワーキングステーション 816室
・フォトワークルーム   288室
・5か所の会見室・ブリーフィング室
・メイン会見室(1か所)
  約700人のプレス席 ライブ中継設備(CATVでライブ・サービス)
  スチールカメラ席、テレビ・カメラの設置席の設置
  9か国語の同時通訳ブース設置
・サブ会見室(1か所)
  約200人のプレス席 同時通訳可能
・ブリーフィング・ルーム(3か所)
  80人のプレス席  同時通訳可能

▼ IBC/MPCの共用の関連施設
・総床面積1万2000平方メートルのケータリング棟(catering village プレス用レストラン) 4000席、1日5万食を24時間サービス
   McDonald’s Delicatesen, Barbeque, International buffet
・長さ200メートルのショッピングアーケード“High Street”
   ショップ、銀行、郵便局、トラベル・エージェント、スポーツジム、美容院等を設置。
・800人のプレスが参加可能な会見場(オードトリアム構造)

▼ Media Transport Mall(駐車場)
・総床面積約4万平方メートル
・Guest Press Office設置(アクレディ・オフイス)

▼ 建設費(IBC/MPC関連施設)
・3億5500万ポンド(出典 英スポーツ省/The Guardian)
   約500億円(当時の為替レート)
   約650億円(現在の為替レート)
   (オリンピック・パーク内で建設されたので用地代は含まず)

▼IBC/MPCのレガシー(未来への遺産)
・IBC/MPCは、大会後改装され、ロンドンの最先端のデジタル・メディア拠点“Here East”として生まれ変わった。BT Sport(衛星放送局)のスタジオや大学、研究・研修施設、イノベーション・インキュベーション企業支援エリア、オーディトリアムなどが設けられた。改装工事には、1億5000万ポンド(約230億円 当時の為替レートで換算)の経費を投資したが、ストラトフォード(Stratford)の再開発戦略の中核の一つと位置づけて整備を進めた。


出典 Here East Website


北京五輪 IBC/MPC

▼ IBC/MPCの概要
・北京郊外に整備されたオリンピック・パーク内に建設された会議センター「国家会議中心」(China National Convention Center)の中に、IBC/MPCを整備
・IBCは約5万5000平方メートル、MPCは約6万2000平方メートル
・「国家会議中心」は総床面積約27万平方メートル、長さ約400メートルの巨大な建物
・「国家会議中心」には、フェンシングと近代五種(射撃、フェンシング)の競技場も設置
・140のRHB
・五輪で初めてHD高画質フォーマットで約5000時間の競技映像を配信 
・世界200の国と地域で47億人が視聴
・ホスト・ブロードキャスターは、OBS(Olympic Broadcasting Services )と北京五輪組織員会(BOCOG)がBeijing Olympic Broadcasting (BOB)を設立してオペレーションを担当

▼ 建設費(IBC/MPC関連施設)
・「国家会議中心」の建設費は、4億ポンド(推定)
   約856億円(当時の為替レート)
  (オリンピック・パーク内で建設されたので用地代は含まず)

▼ IBC/MPCのレガシー(未来への遺産)
・統合エキジビション施設、「国家会議中心」として再出発。国際会議場、展示ホール、イベント・ホール、国際ホテルなどを備えた北京の新しい商業施設の中核に


「国家会議中心」 北京オリンピック・パーク 出典 北京五輪OCOG)


リオデジャネイロ五輪 IBC/MPC

▼ IBC/MPCの概要
・リオデジャネイロ郊外に整備されたオリンピック・パークの中に建設
・総床面積約11万平方メート 

▼ IBCの概要
・総床面積約8万5000平方メートル 2階建て 高さ21メートル 
1階12メートル 2階8メートル
・スタジオ・スペース  1区画約5000平方メートル×12区画

▼ MPCの概要
・総床面積約2万7000平方メートル(IBCとは別棟)

▼ 建設費(IBC/MPC関連施設)
・総建設費 6億4000万レアル(現在の為替レート 約242億円)
・PPP(Package of Public-Private Partnership)スキームで民間企業の負担は4億レアル(約152億円)
・公的資金の負担が2億4000万レアル(約90億円)
  空調設備や発電機の調達で巨額の経費増が発生し、州政府が負担することで合意
・公民連携スキーム(Public-Private Partnership /PPP)を採用し、五輪初の民間資金で建設。

▼ IBC/MPCのレガシー(未来への遺産)
・展示会やイベントを開催する商業施設として活用。運営はPPTスキームで民間企業が担当。


(リオデジャネイロ五輪 IBC/MPC 出典 Rio de Janeiro OCOG)




迷走 2020東京五輪大会メディア施設整備~IBC(国際放送センター)・MPC(メインプレスセンター)~
2020東京五輪大会 国際放送センター(IBC)とメインプレスセンター(MPC) 設営場所と大会開催後の再活用策
平昌五輪のメディア拠点 国際放送センター(IBC)
ロンドン五輪 リオ五輪 北京五輪 オリンピックのメディア拠点 IBC(国際放送センター) MPC(メイン・プレス・センター)/ MPC(メイン・プレス・センター)
オリンピックのメディア施設(IBC/MPC)はこうして整備された ~ロンドン五輪・その機能・システムと概要~
伊勢志摩サミット 最新情報 2016年G7主要国首脳会議
国際放送センターIBC(International Broadcasting Centre)サービス・システム ~機能と設備~
国際放送センター(IBC)で使用される映像信号フォーマット(Video Signal Format
IBC International Center System (English)








国際放送センター(IBC) 設営・運営業務実績
国際メディアサービスシステム研究所 International Media Service System Research Institute(IMSSR)




2015年11月26日
Copyright (C) 2015 IMSSR




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廣谷  徹
Toru Hiroya
国際メディアサービスシステム研究所
代表
International Media Service System Research Institute
(IMSSR)
President
E-mail thiroya@r03.itscom.net  /  imssr@a09.itscom.net
URL http://blog.goo.ne.jp/imssr_media_2015
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