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「昭和の銀幕に輝くヒロイン[第86弾] 轟夕起子」
「才女気質」1959年 日活 監督:中平康
京都の表具屋を舞台に、夫を尻に敷くシッカリ者の女房・轟夕起子が、一家の繁栄を願いつつも、強情な性格が原因でトラブル続出。息子夫婦たちと和解なるか?和服に草履といういでたちで、京の町をシャカシャカ歩き回る轟は、喜劇女優としての真価を発揮した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/ser_image/27/e5/e9737116328c936fc34f39f67b1d3929.jpg)
新旧価値観の剥き出しのぶつかり合い。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/v.gif)
いつの時代も世代断絶はあるだろうけど現代の事を荒立てない、空気を読むコミュニケーション指向ではこのように痛快にはいかないかな。傷つけあう事を避け個人を尊重、遠慮しあって・・・![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
自分の親世代がここの息子たちって事になるけど、うちは東京に出て核家族団地住まいだったから幸か不幸かこのような経験は無い。
一人頑固にキリキリ舞いしている登代(轟夕起子)さんを孤独に置き去りにしない決着の中にちょっぴり女の利口と男の馬鹿がつっかう感じ出してるのも面白い。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_en3.gif)
才女の出した諦めの決断がその時代の先掛けであった二世帯住宅。ご近所の手前を気にするあたりが時代だ。
才女の上手を行く役柄に義母・吉川満子がとても良い味。今観ると老女役には若すぎるメイクかとも思うがあの年の功キャラは素敵だ。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_pink.gif)
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他にも
尻に敷かれる大坂史郎の優しさ。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_en2.gif)
水牛のように中国から戻った葉山良二の俯瞰場面の肩幅がまさしくご立派。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_blue.gif)
快活に笑う、惚れっぽい渡辺美佐子の階段落ち。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heartss_pink.gif)
現代娘(当時)らしい中原早苗のデートシーン。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heart_pink.gif)
長門裕之と吉行和子のイチャイチャ。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/3hearts.gif)
下條正巳の里帰り娘に対する上品で京風な神対応も好ましい。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_blue.gif)
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轟夕起子がシャカシャカ歩くシーンは黛敏郎の劇伴が楽しい。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/onpu.gif)
奉公人にも常に小言を忘れない、周囲は呆れていて常にカラ回りなんだけどね。
真では嫁との和解を望み雨の中様子を見に行くなんて、そのまんま笠碁。やはりこのシチュエーションには雨が必要なんだな。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_rain.gif)
中平康作品はスタイリッシュでテンポ良いから内容もさる事ながら古びない映像的魅力がある。
当時の京都風景。特に鉄道が出てくるあたりも興味深い。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_en3.gif)
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本編上映前に轟夕起子生誕100年を記念して
第1回2回出演作「宮本武蔵」「曠原の魂」1937年の超断片上映あり。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_yoka.gif)
ラピュタ阿佐ヶ谷
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「才女気質」1959年 日活 監督:中平康
京都の表具屋を舞台に、夫を尻に敷くシッカリ者の女房・轟夕起子が、一家の繁栄を願いつつも、強情な性格が原因でトラブル続出。息子夫婦たちと和解なるか?和服に草履といういでたちで、京の町をシャカシャカ歩き回る轟は、喜劇女優としての真価を発揮した。
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新旧価値観の剥き出しのぶつかり合い。
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いつの時代も世代断絶はあるだろうけど現代の事を荒立てない、空気を読むコミュニケーション指向ではこのように痛快にはいかないかな。傷つけあう事を避け個人を尊重、遠慮しあって・・・
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自分の親世代がここの息子たちって事になるけど、うちは東京に出て核家族団地住まいだったから幸か不幸かこのような経験は無い。
一人頑固にキリキリ舞いしている登代(轟夕起子)さんを孤独に置き去りにしない決着の中にちょっぴり女の利口と男の馬鹿がつっかう感じ出してるのも面白い。
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才女の出した諦めの決断がその時代の先掛けであった二世帯住宅。ご近所の手前を気にするあたりが時代だ。
才女の上手を行く役柄に義母・吉川満子がとても良い味。今観ると老女役には若すぎるメイクかとも思うがあの年の功キャラは素敵だ。
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他にも
尻に敷かれる大坂史郎の優しさ。
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水牛のように中国から戻った葉山良二の俯瞰場面の肩幅がまさしくご立派。
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快活に笑う、惚れっぽい渡辺美佐子の階段落ち。
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現代娘(当時)らしい中原早苗のデートシーン。
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長門裕之と吉行和子のイチャイチャ。
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下條正巳の里帰り娘に対する上品で京風な神対応も好ましい。
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轟夕起子がシャカシャカ歩くシーンは黛敏郎の劇伴が楽しい。
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奉公人にも常に小言を忘れない、周囲は呆れていて常にカラ回りなんだけどね。
真では嫁との和解を望み雨の中様子を見に行くなんて、そのまんま笠碁。やはりこのシチュエーションには雨が必要なんだな。
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中平康作品はスタイリッシュでテンポ良いから内容もさる事ながら古びない映像的魅力がある。
当時の京都風景。特に鉄道が出てくるあたりも興味深い。
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本編上映前に轟夕起子生誕100年を記念して
第1回2回出演作「宮本武蔵」「曠原の魂」1937年の超断片上映あり。
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