JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「裸で御免なさい」

2010-09-25 | 映画(DVD)
「ブリジット・バルドー生誕祭」

「裸で御免なさい」1956年 フランス 監督:マルク・アレグレ
EN EFFEUILLANT LA MARGUERITE

画家になった兄を頼ってパリに出てきた作家志望のお嬢さんアニエス(BB)。見よう見まねで官能小説を書いたりしてる微妙なお年頃。兄の住所を訪ねると立派な屋敷で、そこにあった少し値の張りそうな本を、当座の生活費にと売りさばくが、画家と言っていた兄はバルザック博物館の管理人。彼女の売った本はバルザックの初版本!何としても本を買い戻さなければ面子が立たない兄のため、アニエスはヌード・コンテストに出場する……。

ラピュタでは「銀幕ストリップ★かぶりつかNight」
こちらは朝っぱら(モーニングショー)から金髪ショー?

BBの肢体目当てで行ったら、これはモノクロ作品。
「素直な悪女」のイメージから、あのブロンドは豪華天然色でないと・・・
しかし、ストーリーの方はラブコメディとして安心して楽しめるので、そのうち気にならなくなりました。

コメディとして自然に楽しめる大きな要因は兄ユベール役のダリー・コール。

BBに比べ上背のない冴えない兄の伝統的なボケっぷりが実に楽しい。

アニエス(BB)が兄の家だと思って上がりこんだ場所はバルザック博物館。
兄はここの管理人だったのです。
咥えタバコで観光客に館内を軽妙なトークで案内する。
妹のアニエスに遭遇すると「あそこにいるのが私の妹」・・・ってノリ突っ込み?

アニエスは兄の蔵書と思って売ってしまったバルザックの初版本を取り戻すために素人ストリップコンテストに出場。



BBのストリッパーと言っても他のコンテストの女の子たちの脱ぎっぷりほど潔くないんですけど。
かつらを被って仮面を付けて、親友のソフィアの名を語り・・・
これは物語の進行上仕方ない。
むしろ服を着ている時のくびれを堪能してください。

新聞記者との熱いやりとりがあって、絶体絶命の場面で親友のソフィアが舞台に上げさせられそうになる。
それは、あんまりでしょうと思っていると見事なピンチヒッターの登場で終幕。

BB目当てでしたが、とにかく、ダリー・コールという俳優を知っただけでも今作は大収穫。
フランス50年代に活躍した喜劇役者。日本ではなかなか出演作を観ることができないみたい・・・

新宿武蔵野館

にほんブログ村 映画ブログへ blogram投票ボタン

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「パンツの中もクールだぜ!!」 | トップ | THIA IS RYOMA »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画(DVD)」カテゴリの最新記事