JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「進撃の巨人 ATTAC ON TITTAN」

2015-09-17 | 映画(DVD)
「進撃の巨人 ATTAC ON TITTAN」 2015年 東宝 監督:樋口真嗣

100年以上前、人間を捕食する巨人が現れ、人類のほとんどが食べられてしまった。生き残った者たちは巨人の侵攻を阻止すべく巨大な壁を3重に作り上げ、壁の内側で暮らしていた。エレンやミカサもそんな中の一人だった。そんなある日、100年壊されなかった壁が巨人によって破壊されてしまう。

例によって大ヒットマンガの実写化で評判が芳しくないようなのでスルーかなとも思い延び延びにしてましたが、後編の始まる直前なので観賞に踏み切りました。
実は「進撃の巨人」は漫画もアニメもまったく知らないので敢えて。返ってそういう客の方が楽しめるかもしれませんからね。

結論。私はこれは怪獣映画としては、なかなか楽しめたと思うのです。
捕食シーンがグロく残虐だと聞いていましたが、それに関しては事前知識がハードルを上げたためか、そこそこ。ただ、確かに執拗ではあります。
それより怪獣としての巨人たちがイイッ!とっても良いです。
始めは表情筋が露呈したようなカッコ良い(?)巨人が身体から煙を巻き上げながら登場したので、こいつらが一杯出てくるのかと思うと、そうではなくて(あいつはいったい何だったんでしょう?後半解き明かされるの?)人を捕食する巨人たちは皆さん、日本人顔のブサメン。ブサ女。一歩間違えればお笑いなんですけれど、これがキモチ悪くて好きだなぁ。

怪獣映画として東宝の人型怪獣の系譜をしっかり踏まえている、と言うか進化させているのが良い。それは特撮技術とかそういう事ではなくて、サンダ対ガイラだって人型ではあるけれどあくまでその姿は怪物でした。こういう巨人はウルトラQの「変身」を思い出しますが、奴は残虐凶暴とは違いました。ヒトが巨大化しただけのバケモノがヒトを捕食する共食い感覚がカニバリズム的でエグい。
また、巨人の赤ん坊の登場シーンのホラーな感じもよろしい。
エロシーンに行きかけると巨人の大きな目が覗いているなども怪獣映画ならではの嬉しい描写。

原作をまったく知らないので、展開にも驚きを感じる事ができたのは良かったですね。まさかウルトラマン作品とは思いませんでした。
「我々の味方なのか?」はずーっと受け継がれてきたウルトラマンシリーズ第一話を踏襲していて嬉しいです。
全裸で生殖器が無いのが不自然と思いましたが、これはすぐに説明してくれました。謎は大事かもしれません。


ただ、「進撃の巨人」初体験の身には、なぜ?どうして?と腑に落ちない事も多く、そのへんはもっと親切に説明が欲しかったと言うと、観客のわがままでしょうか。
特に立体起動装置がわけ解りません。使いこなすには相当の訓練が必要と思われますが、訓練しているようには思えないし、初心者がそこそこカッコ良く立ち回る。
非常に危険な戦略と思うし、巨人の足を狙ってダウンを奪えるのならもうちょっと効率良く戦えないものか。絵的なカッコ良さだけが優先されたような・・・。原作ではもっとすんなり入れるのでしょうか。

人間ドラマパートが今一乗れない最大の理由は若い男優陣にあるのかも。三浦春馬は名前は聞いた事があるから有名俳優なんでしょう。この三浦春馬と本郷奏多の顔や演技がどうしてもネックになるようです。
比して女優陣は良いです。(ま、若い女優には甘いわけですけど
石原さとみがコメディチックなキャラで外しまくる感じがいいです。
アンチさとみからは格好の標的とされそうですもんね。眼鏡女子ならぬゴーグル女子。




水原希子の後半のクールな感じも良いし、水崎綾女のチョイエロ。エロシーンから襲われる時の尻のライン。
ただ、武田梨奈と桜庭ななみのあの役は無いよね。
武田梨奈は勿体無さすぎるし、桜庭ななみに至っては芋女って・・・・、弓矢が得意らしいけれど役に立って無いし。ま、可愛いから許すわ。
AKBの高橋みなみの顔は解るようになったつもりでしたが、あまりにチョイ役で気づきませんでした。

後編はなるべく早い所、観に行くとしましょう。





ユナイテッドシネマ浦和

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