JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「マシンガン・ツアー ~リトアニア強奪避航~」

2015-03-10 | 映画(DVD)
「未体験ゾーンの映画たち2015」

「マシンガン・ツアー ~リトアニア強奪避航~」2014年 英・リトアニア 監督:エミリス・ベリビス
REDIRECTED

ロンドンから東欧の田舎町にたどり着いた強盗4人組が次々とトラブルに巻き込まれていく姿を描いたクライムコメディ。借金で追い詰められたジョンは、友人のベンやティム、マイケルと共に、マフィアから100万ポンドもの大金と指輪を奪うことに成功する。そしてロンドンからマレーシアへ向けて高飛びしようとするが、乗っていた飛行機が火山の大噴火の影響で東欧の田舎町に緊急着陸してしまう。見知らぬ土地で足止めされることになった4人は、地元の売春婦や密輸ブローカー、汚職警官らを相手に次々と騒動を起こしていく。さらにロンドンのマフィアたちも4人を追ってやって来て、彼らは最悪の状況へと追い込まれていく。

バイオレンスの巧妙な連鎖とちょっと抜けてる登場人物たちが繰り広げる展開は面白いはずだし、好みのはず。
連鎖は良く出来ていると思うし、笑えないという事は無いんだけれども、その笑いは何故か冷えてるなぁ。冷笑・・・、何故なんでしょう?

美人局に会い、劇中ずうっとヒーター抱えて全裸で逃走してる奴(ちょいジョージ・クルーニー似)とか、知らないうちに背中に卑猥な落書き的刺青を入れられていたりという視覚的に解りやすいギャグもあるけれど意味不明。





英国女王近衛兵であるマイケルが計画に巻き込まれ、婚約者から何度も電話が入るけれど、かかる度に状況が悪化していくっていうのは面白い。

そもそもリトアニアである。
リトアニアに関して知識・情報がほとんど無い状態だったので、リトアニアといのはああいうとんでもない国だという認識をしっかりと持たせてもらった。これはもう全面的に信じてそういう風に思いこんでしまう事で正解でしょう。
ちなみに監督さんはリトアニア系。

泥棒、マフィア、売春婦、美人局、密輸入ブローカー、インチキ司祭にインチキ救急隊、汚職警官・・・・
東欧ジョーク集オンパレード?

ただ、リトアニアって東欧なのか?という素朴な疑問。
WIKIによると・・・

冷戦時代、ソビエト連邦に属したため、政治的に東欧に含められたが、地理的また文化的にも、東欧とは異なる。国際連合統計局の分類では、北欧に含まれる。また、日本の外務省欧州局では、西欧課の管轄である。

地理的にも文化的にもややこしいのであります。

結婚式を挙げるリトアニアの密輸入ボス一味、マラドーナ似の暴れん坊がいたりオモロイ。



巧妙な連鎖にラスト展開に大いに期待を持たせておいて、ラストの落ちが弱い。というかヘボい。
なんだかとても残念な感じになってしまいました。

本来なら、「こういうの大好き!」と興奮しかねない内容のはずなんだけれどなぁ・・・あくまで冷ややか。



ヒューマントラスト・シネマ 渋谷

にほんブログ村 映画ブログへ blogram投票ボタン


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「幽霊列車」 | トップ | 「オーメン」 Blu-ray »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画(DVD)」カテゴリの最新記事