JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「聖獣学園」

2010-05-27 | 映画(DVD)
「トラック野郎風雲録」出版記念 鈴木則文映画まつり

「聖獣学園」1974年 東映 監督:鈴木則文

修道尼だった母の死に疑問を抱いた娘が、助修女として修道院に潜入。母が司祭に妊娠させられて自殺に追いやられたと知り、司祭に復讐を遂げていく。
母・美智子の死因をつきとめるべく修道院に入ることを決意した多岐川魔矢(多岐川裕美)は、夜の手配師青木健太(谷隼人)に体を与えた次の日、セントクルス修道院の肋修女となった。

多岐川裕美の鮮烈ヌードデビューで話題になった。
こりゃ、鈴木則文というよりも多岐川裕美の映画。
確かに荊でギリギリ縛り上げられる美乳とか、綺麗。
復讐の段では教会の鐘にぶら下がり大暴れアクションも。

踏み絵ならぬ、イエス像に聖水を漏らさせる渡辺やよいの魔女裁判。聖水に混じる一滴の血とか・・・
キリスト教も鈴木則文にあっては単なる邪教。

渡辺文雄が長髪長髭のエロ司祭。「かつて神は苦しいときに助けに現れたことはない」と言ってます。
けだもの同然の司祭も実の娘を犯したと知って狼狽します。
「今、私の前にハッキリと神が見える。魔矢という神が」は良かったね。

しかし、全体的に重くるしくって、ノリきれない。
谷隼人とたこ八郎がコメディー担当で、わずかながらの救い。
淫らな写真で欲情している処女(!)の副院長三原葉子がいつもながらにやってはくれますが、谷隼人に処女を奪われると泣き崩れるだけでその後がないのは大いに不満。

院内の同僚、山内えみ子と多岐川裕美に不良女子高校の池玲子と杉本美樹のようなライバル関係を期待していたら、山内えみ子はさっさと居なくなっちゃうし・・・

なんだか勿体無いなぁ、これ。

最近、娘さん(つまりソガ隊員の娘なわけね)を朝の情報番組で見かけるけど、お母さんを見習って、多岐川華子版聖獣学園リメイクして欲しいな。ケケケ・・・
お母様自身がこの作品をどう思っているかわかりませんが、女優として汚点と思っているのであればオファーがあってもストップだよね。

つくづく勿体無いこってす。ヒヒヒヒヒヒ

池袋 新文芸座



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