JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「真夜中のパリでヒャッハー」

2017-01-25 | 映画(DVD)
「未体験ゾーンの映画たち2017」

「真夜中のパリでヒャッハー」2014年 仏 監督:ニコラ・ブナム フィリップ・ラショー

出版社に勤める冴えない男性フランクは、自分の誕生日パーティが開かれる予定の夜に、社長から息子レミの子守を頼まれてしまう。仕方なくパーティをキャンセルして社長の豪邸を訪れるフランクだったが、甘やかされてわがままに育ったレミはフランクに無理難題ばかり突きつけてくる。そこへ、フランクの悪友たちが押しかけてきてバカ騒ぎを開始。翌朝、社長が警察に呼び出されて帰宅すると、豪邸は激しく荒らされており、フランクもレミも行方不明になっていた。

タイトルの割に気にはなっていたもののスルーしてしまった「世界の果てまでヒャッハー」の前日譚。
やや重い腰も一般の通常公開でなく「未体験ゾーン」のラインに乗ると俄然、軽快な行動となるのは世間、否、自身の心理って事か。

そんでもって、これ、最高に面白かった。
フランス人のノリってこんなにも・・・と驚き。
レミも大いに笑ったのは初めてだとか久しぶりだとか言ってたけど、私も劇場で大爆笑は久しぶり。涙出るほど笑わせてもらったわ。

夜の遊園地の楽しそうな事ったら・・・



最近「ファウンド・フッテージ」って言葉を憶えたので早速使っちゃおう。そう、ファウンド・フッテージ映画の傑作!
ビデオを回し続ける運送屋の友達がエライ!


ただハチャメチャなだけでなく、人物の奇異な繋がりや、ばら撒いた伏線を爆笑とともにキッチリ回収と、実に良く出来てますね。
そんでもって最終的には、親子も夫婦も恋人も仕事も、あらゆる方面がハッピー・エンドの方向へ集約されていく。
個人的にこれだけ爽やかなハッピー・エンドも稀有だ。

キャラとしては主人公・フィリップ・ラショーの困惑顔が良いが、いちいち余計な事を言うプロファイリングの捜査官がいいよね。
ゴレムな親父と美女な母ちゃん。
このママが家の中を案内するセレブな感じがもとても良い。

 

 
エンドロールへ向け主な登場人物紹介Vがもう、サイコーです。




1月観賞にて本年度暫定1位。

「世界の果てまでヒャッハー」は見逃してしまったが、まだまだニ番館以降に期待が持てるので待ちましょう。

関連作品「カールじいさんの空飛ぶ家」

ヒューマントラストシネマ渋谷

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2 コメント

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Unknown (ふじき78)
2017-01-28 23:42:22
寝取られた従弟だけハッピーじゃないかもしれん。まあ、あの人はいいや。
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Unknown (imapon)
2017-01-29 07:17:05
ふじき78様、ありがとうございます。

確かに、そうでした、そうでした。
あの荒れ方はなかなかハッピー・・・とは行きませんでした。

返信する

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