「痴漢電車 いけない夢旅行」

「痴漢電車 いけない夢旅行」2014年　オーピー映画　監督：竹洞哲也

天真爛漫なOL・友美は、一日一善をモットーに生きていた。やがてそれが高じ、男たちへの奉仕へと繋がってしまっていた。要するに都合のいい女となってしまっていたのだ。その日は、野菜を使った変態性癖の男に弄ばれていた。その帰りの電車内で痴漢に遭った彼女は、絶頂の直後に気づくとまったく違う場所へとトリップしてしまっていた。しかも痴漢男と一緒に…。


成人の日
2016年ピンク映画観賞棚ざらえ、その３
12月観賞分

今回の3本立てのうち2本に主演の辰巳ゆい。「弱腰OL　控えめな腰使い」とはうって変わって友美はおバカキャラ。でもそのおバカにもそれなりの理由があって後半、美談調になり、おバカである必要性が無くなってきてないか。
痴漢行為によって絶頂に達するとタイムスリップするというSF仕立ての痴漢電車。

岡田智宏が食材挿入変態男でありタイムパトロールの男。派手にぶっ飛んだ演技は竹洞演出っぽいけど寒い。
恋人同士でタイムスリップをしているうちに時空ではぐれてしまったカップル、真樹雄（小林愚太郎）と美紀（大城かえで）
タイムスリップのベテラン体現者でヤクザ風の男（津田篤）とサイドストーリーを演じる美奈江（倖田李梨）
サイドストーリーはつまらないが、倖田李梨のクールキャラは久しぶりにクールなナイスキャスティングでGOOD
タイムスリップの仕方も人それぞれで彼女の場合、洋服は後から時間差でついてくるという事で全裸移動。



決めごとが多く説明が必要なので大変そうだし、説明が充分というわけでもない。

真樹雄と美紀の再会に一役買った友美はほぼ自殺行為で自らを抹殺する。
友美の記憶が無くなるはずなのに憶えている2人は何処かの時空に居るはずと友美を探し出し不幸な過去を払拭しようとする。

ラスト、幸福そうな義父（小林愚太郎）と友美のシーンになるけど、美紀はどうしちゃったんだろうか。

竹洞哲也は一歩間違えるとホント鼻に付くので本作も最初の方は不安一杯だったが、なんとか最後まで観れた。



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