JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「ライアー・ハウス」

2016-01-16 | 映画(DVD)
「未体験ゾーンの映画たち2016」

「ライアー・ハウス」2012年 米 監督:ジェシー・パジェット
Breathless

アメリカ・テキサスの片田舎。ローナは親友のタイニーを家に呼び出す。夫のデイルが銀行から強奪した現金10万ドルの在りかを聞き出すためだった。縛り上げて詰め寄るうちに、ローナははずみでデイルを銃で撃ってしまう。大金の行方はわからないまま。遺体もどうにかしなければならない上に、警察官が家にやってきてしまう。予期せぬ事態が重なる中、ローナはあることを思いつく……。

まずオープニングタイトル、化粧や料理のドアップで見せていくのはなかなかカッコ良く期待させられる。
話の展開としてはありがちなものだけれど、一応ネタバレしない方が良い奴なので、ちょっと気を付けながら・・・
一つだけ言うと、主演ローナ(ジーナ・ガーション)というオバサンが熟悪女です。
第一印象では、なんとも下品なおバサン。口もとに刻まれる皺が痛々しい。
派手な化粧と、年がいもないガーリーな赤い服。



密室ミステリーで親友タイニー(ケリー・ギディッシュ)(これもまた下品ですがローナよりは少しまとも。否まともでは無いけど。ヘビースモーカー)との会話で進む。
このあたりはタランティーノ作品の影響も感じられるけれど、タランティーノの駄話ほど面白くはないので少し退屈。

銃が暴発して亭主を殺してしまってさあ大変。パルプフィクションのように後処理屋が居るわけではないので自分たちで死体処理。
タイニーが咥え煙草で死体解体。そんな壮絶なシーンのBGMが何やら甘~いラブソング。こういうセンスは良いですね。



話が進むにつれローナがいかに悪女であるかが解ってきて、同時に彼女の良い意味でも悪い意味でも女らしさも見えてくる。
あんなに下品なのにガーデニングの腕があり地域コンテスト2連覇してるらしいし。
見終わる頃にはローナのの魅力に妙に惹きつけられていました。
ジーナ・ガーション、最高です。

太目薄毛の汗っかき探偵や引退間際の警察官が登場し、果たして事態はどうなっていくのか・・・
探偵さんが父親から忠告され続けていた「女は信用ならない」これが全てを物語っていましたかな。

新スタイルの悪女登場って事で・・・
けっこう面白かったですよ。



ヒューマントラストシネマ渋谷

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