JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「マチェーテ」

2010-11-24 | 映画(DVD)
「マチェーテ」2010年 米 監督:ロバート・ロドリゲス

麻薬王トーレスによって愛する家族を殺されたメキシコの元連邦捜査官マチェーテ。今はアメリカのテキサスで不法移民に身をやつし、復讐の時を待っていた。ある日、彼は謎のビジネスマンからその腕っ節を見込まれ、高額の報酬と引き換えに不法移民の弾圧を目論む悪徳議員マクラフリンの暗殺を依頼される。しかしそれは、不法移民排斥を有利に進めるために仕組まれた巧妙な罠だった。なんとか窮地を脱したマチェーテは、タコスを販売しながら不法移民を裏で支援する女トラック運転手ルースと銃の扱いはお手の物の聖職者パードレの助けを借り、復讐へと乗り出す。一方、アメリカ移民局の美人捜査官サルタナは、マチェーテに疑いの目を向け近づいていくのだが…。

タランティーノとロドリゲスによる「グラインドハウス」内で流れたフェイク予告編の中でもメキシカンなダニー・トレホが恐い容貌で暴れまくる「マチェーテ」が一番、興味をそそられた。そのフェイク予告編を本当に長編映画として公開しちゃうってんだから何はともあれ見とかなきゃ。

豪華キャストによるB級映画。
またしてもフィルムにダメージ加えちゃったりしてます。この色合いが良い。
ロドリゲス作品でお馴染みの脇役だったというダニー・トレホのインパクト強烈な容貌で勝負ありって作品だと思ったけど、B級路線として女子たちの活躍が、もう素晴らしい。

裏で不法移民を支援するタコス販売員ルースのミシェル・ロドリゲスのクールさ、美人捜査官サルタナのジェシカ・アルバのキュートな事ったら・・・、それだけじゃない、リンジー・ローハンは母娘でマチェーテと乳繰り合い、果ては父の敵討に尼僧姿になっちゃう。不法移民支援組織の病院のナースは何故かミニスカ。マチェーテ修理工場から出撃するメキシカンな女戦闘士に至るまで・・・文句なし!

 

 

スプラッターな残虐シーンの連続。何しろ登場する方々は目の前で相手の家族を殺戮するのなんて何とも思っちゃいない方々なので容赦なし、首が飛ぶ飛ぶ、どんどん死体が増えます。
これは重要なる人物ではないかと思われる人もあっさり死んでいきます。
また、死んだと思った彼女が実は生きていてセクシー闘士として復活という筋書きも忘れません。

それにしてもジェシカ・アルバのキュートさにメロメロ。
野獣マチェーテ、ダニー・トレホとのラブ・シーンも可愛らしく、法を守る側から一転して薄汚い権力に立ち向かう正義感に燃えるという単純さもまた役柄として良かったです。

B級要素として細かい部分には充分に満足するも、作品全体としてはさほど面白いわけではなく不満が残るのがちと残念だけど、B級路線を目指してんだから目を瞑りましょう。

マチェーテ(machete)は中南米の現地人が使う山刀のスペイン語による呼称。
「マチェーテ、メールしない」
「マチェーテ、やればできる」

またしてもシリーズ予告(しかも2本)がついてます。
またまた実現させちゃうんでしょうか?
今度の予告は本当にニセのまま終わらせた方が良い。だって本当に作られたら、また見なきゃなんないじゃないの。

新宿 バルト9

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