JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「AMY エイミー」

2016-08-25 | 映画(DVD)
「AMY エイミー」2015年 英 監督:アシフ・カパディア

2011年に27歳の若さで亡くなった歌手エイミー・ワインハウスの知られざる素顔と波乱の人生を追ったドキュメンタリー。カリスマ性と抜群の歌唱力でファンを魅了し、多くのミュージシャンから愛され輝かしいキャリアを誇る一方、さまざまなスキャンダルでも注目を浴びた彼女の真実の姿を、未公開フィルムやプライベート映像と共に映し出す。

こいつは公開が始まったらすぐにでも見に行こうと思っていたのに、最近エイミー・ワインハウスの訃報記事のアクセス上昇を横目にスケジュールやら体調の関係で漸くの観賞と相成りました。

エイミー・ワインハウスさんは亡くなる3年くらい前に初めて存在を知りました。
画像から入ったのでそのタトゥーの肌とジャンキーなメイクの超危ない感じがカッコ良く、最初はパンク・ロッカーかと思ったもんです。音楽を聴くと、古きジャズ、ソウルを魅力的な声量で歌うかなり黒い本格歌手で驚いたもんです。
知ったころは何やらスキャンダル続きのお騒がせ歌手だという評判でした。
彼女の突然の訃報に接した時の最初の感想は「やっぱり、こういう人は早く死んじゃうんだな」というもので、俄でありながら訃報記事をUPした次第。
その、まだ良く知らないエイミーのドキュメンタリーですから・・・

まず伝記ドキュメンタリーとして音や映像がカッコ良いので、とにかく合格。
使われるスチールも若い頃から27の死の直前まで、やはり絵になる、どうかしているカッコ良さ。





彼女の曲は主にカバー曲ばかりを聴いていたのですが、自作のオリジナル曲も良いのですね。
その半生の血の滲むような魂の叫びを、英語字幕と日本語訳字幕が同時に流れるのは解りやすくて良かったです。
終始、流れる彼女の歌声、音楽。決して1曲まるごとみっちり聴かせるよな事はなくさわりのところを上手く編集して。
これは俄にとっては嬉しい調理法。

どうしようもない男に惚れてしまった、彼女の悲劇とかっていっても、こっちは無責任なリスナーなので、それもまたクリエイトの源泉になっているので喜ばしい事だし、悲しい夭折でさえも、AMYという存在をより輝かせる要因として喜ばしい事と思えてならない。
そんななか親友の存在が胸を打つね。

あと、お宝でも無いんだろうが、グラミー賞受賞のシーンがいいね。トニー・ベネットとナタリー・コール登場の瞬間のエイミー。





天才女子、エイミー・ワインハウス。見事なまでの夭折でありました。

彼女のアルバムは1枚も持っていないので、何が良いのか物色しておりましたが、これはこの「AMY エイミー」のソフトが出たらそれを買うのが一番良さそう。





ドキュメンタリーの次は実話ドラマ映画を作ってほしい。できればダメ男ブレイク目線で。ブレイクや父親が死んだ彼女までも食い物にしたって、こっちは一向にかまやせんから。

角川シネマ有楽町

エイミー・ワインハウスさん急死

にほんブログ村 映画ブログへ blogram投票ボタン

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« いけだてつや | トップ | 「ロスト・バケーション」 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
 (とらねこ)
2016-08-29 13:36:48
旅行中にて、遊びに来るのがチョイ遅れました〜
imaponさんも気に入られたようで、嬉しいです。
ドラッグのやり過ぎで早死してしまったミュージシャンなんて、よくある話といえばそうなのかもしれませんが、
この作品には心揺り動かされるものがありましたし、後々も彼女のことをふと考えてしまいました。
私は特に『Back to Black』が好きです。なんだかゾクっとしてしまう。
駄目男にハマって人生を無駄にしてしまったかもしれないけれど、女としては最高に幸せな時間も過ごしたのですよね。
だからまだ救われます。
返信する
Unknown (imapon)
2016-08-31 21:09:59
とらねこさん、こんばんは・・・
年間映画観賞本数もさることながら、年間旅行回数も凄いですね。また旅レポ楽しみです。
27歳という過去の早逝アーティストに合わせたような年齢。と言っても発表アルバムがあまりにも少ないのですね。確かにもう少し生きていてくれても良かったかもです。

さて、お次はキャット・パワーのナレによるジャニスのドキュメントですね!
返信する

コメントを投稿

映画(DVD)」カテゴリの最新記事