JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

映画 「スーパーヴィクセン」

2007-12-06 | 映画(DVD)
ラス・メイヤーの「スーパー・ヴィクセン」 1975年
今回も単なる巨乳映画だろうと疑ってかかって(2作品観ているのでちょっぴり期待はしていました)観たわけですが、これはまさにスーパーなラス・メイヤー作品でした。

カリフォルニア中西部の町のガソリンスタンドで働く若くてハンサムで逞しいボディの持ち主クリントが、一緒に暮らしていたスーパーエンジェル殺害の容疑をかけられ砂漠地帯に逃亡する。そして始まるラス・メイヤー流のヴァイオレンス溢れる“男と女”のラヴ・ファンタジー!行く先々で出会うグラマラスな女達がクリントを誘惑し、彼を巻き込むトラブルの果てに、オアシスを求めてさまようクリントはエンジェルに生き写しのスーパーヴィクセンに出会い恋に落ちていく…。

SEX、バイオレンス、そしてカー・アクションと3拍子揃った傑作。

まず、登場する巨乳ちゃんたちがそれぞれ名前の前にスーパーが付く通称を持っているのが凄い。スーパー・エンジェルやスーパー・チェリーやスーパー・ヴィクセン。スーパー・ウエイトレス・ハジなんて半裸のツワモノまで・・・スーパーなボディでたっぷり楽しませてくれる。中でもスーパー・チェリーと老夫との突き抜けた明るさのラブラブが笑える。

バイオレンスの方も狂っていて、サディスティックな警官が不能を徹底的にバカにされスーパー・エンジェル(これがとんでもない悪態を突くBitch)を浴室でボコボコにしてラジオをぶち込み殺害する。警察官の白い歯を見せるニヤリ笑いがサディスティックでシビレマス。

スーパー・ヴィクセンも誘拐して岩山に磔。助けに来るクリントに爆弾投下。

「デス・プルーフ」でのスタントマン・マイクの狂気ってここらから来ているんですね。

「お前は女と寝すぎなんだぁ!」って・・・嫉妬から来る狂気だったんだ。(確かにクリントの巨乳モテモテぶりは凄い)
対してスーパー・ヴィクセン(スーパー・エンジェル役と2役シャリ・ユーバンク)がLOVE!LOVE!LOVE!と2人の愛を叫んでダイナマイトを不発に終わらせる。

途中、死んだはずのスーパー・エンジェルが山頂に亡霊として現れ、どうなるのかと思っていました。結局ハッピー・エンドなのです。
ただし・・・
ハッピー・エンドはスーパー・ヴィクセンでなくあの世のスーパー・エンジェルの元に。というラストもナイスです。アーメン!

全編に流れるマーチ有名曲の数々が人を食っていてこれまた良い。

スーパーの名に恥じない迷作!

にほんブログ村 映画ブログへ


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 映画 「カフカ 田舎医者」... | トップ | 養老孟司 「バカの壁」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画(DVD)」カテゴリの最新記事