「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」2009年 スウェーデン 監督:ニールス・アルゼン・オブレブ
原題:Män som hatar kvinnor
ジャーナリストのミカエル(ミカエル・ニクヴィスト)は、ある大物実業家の違法行為を暴露し、名誉棄損で有罪になる。そんな彼に目をつけた大企業の前会長が、40年前に疾走した自分の血縁にあたる少女についての調査を彼に依頼する。ミカエルは天才ハッカーでもある調査員リスベット(ノオミ・ラパス)と協力して、未解決事件の真相に迫る。
まず、どうでもいい事だけど、ずっと「ミレニアム・ドラゴン」「タトゥーの女」だと思っていたぞ。
大ヒットベストセラーの原作3部作、日本での刊行のタイミングと上映のタイミングが早すぎるのか、まだまだ文庫にはなりそうにない。・・・ならば、映画を先に見ちゃえ。読まずにすむかもしれないし。
推理物が面倒臭くてちょっと苦手意識があったけど心配ご無用。理屈でなくリスベットの驚異的なハッカー能力と鋭い勘、映像記憶力によって謎は解明していく。
確かにちょっと前半はかったるいけど、なんでもかんでも資料となるものはスキャンしてPCに取り込んでいく手法で事件の全貌に迫っていくのは視覚的で面白いし、北欧を舞台とした空気感が補ってくれる。
変態がいっぱい出てくるのは大変よろしい。
ポイントはリスベットというキャラクター。
パンキッシュでミステリアス、尚且つ復讐などの時に見せる強靭さ。しかし、決して魅力的とはいえないのはノオミ・ラパスのせい(ポスターほどの魅力が無かったので残念)
原作読んでないからこれで良いのかもしれない。むしろカッコ良いヒロインに仕立てないところが北欧映画らしさかも。ハリウッドならカッコ良いキャラ一丁上がりだろうか。
原題は猟奇的な犯人の事を言った「女を愛せない男」といった意味らしい。
むしろ女を愛せない男たちによって男を愛せない女リスベットが出来上がったという解釈。
中性的で筋肉のような乳房を持ち背中にはドラゴン・タトゥー。ベッドでは裸の女の子と寝ていたりする。
それでも性欲はあるので、まるで若い男のように一方的にミカエルに乗っかって処理するシーンが象徴的。
前半の後見人による理不尽な暴行と痛快な復讐があるから、尚更効果的なんだ。
後半、ミカエルとの交流からリスベットに何かしらの心の変化が見え隠れ・・・
久しぶりに母親を見舞ったりする。
「男は居るけど恋なんてしない」・・・
リスベットのラストのチャッカリぶりに呆然。
この展開、好みじゃないけど、リスベットの過去や今後が気になるのは確か。
エンドロール後に次回作の予告あり。
またしてもリスベットの顔がピアスだらけになっていたので、ちょっと見たいかも。
上映時間は2時間半強。私はやっぱりちょっと長く感じました。
本格サスペンスを見たという充足感はありましたけど・・・
新宿武蔵野館
原題:Män som hatar kvinnor
ジャーナリストのミカエル(ミカエル・ニクヴィスト)は、ある大物実業家の違法行為を暴露し、名誉棄損で有罪になる。そんな彼に目をつけた大企業の前会長が、40年前に疾走した自分の血縁にあたる少女についての調査を彼に依頼する。ミカエルは天才ハッカーでもある調査員リスベット(ノオミ・ラパス)と協力して、未解決事件の真相に迫る。
まず、どうでもいい事だけど、ずっと「ミレニアム・ドラゴン」「タトゥーの女」だと思っていたぞ。
大ヒットベストセラーの原作3部作、日本での刊行のタイミングと上映のタイミングが早すぎるのか、まだまだ文庫にはなりそうにない。・・・ならば、映画を先に見ちゃえ。読まずにすむかもしれないし。
推理物が面倒臭くてちょっと苦手意識があったけど心配ご無用。理屈でなくリスベットの驚異的なハッカー能力と鋭い勘、映像記憶力によって謎は解明していく。
確かにちょっと前半はかったるいけど、なんでもかんでも資料となるものはスキャンしてPCに取り込んでいく手法で事件の全貌に迫っていくのは視覚的で面白いし、北欧を舞台とした空気感が補ってくれる。
変態がいっぱい出てくるのは大変よろしい。
ポイントはリスベットというキャラクター。
パンキッシュでミステリアス、尚且つ復讐などの時に見せる強靭さ。しかし、決して魅力的とはいえないのはノオミ・ラパスのせい(ポスターほどの魅力が無かったので残念)
原作読んでないからこれで良いのかもしれない。むしろカッコ良いヒロインに仕立てないところが北欧映画らしさかも。ハリウッドならカッコ良いキャラ一丁上がりだろうか。
原題は猟奇的な犯人の事を言った「女を愛せない男」といった意味らしい。
むしろ女を愛せない男たちによって男を愛せない女リスベットが出来上がったという解釈。
中性的で筋肉のような乳房を持ち背中にはドラゴン・タトゥー。ベッドでは裸の女の子と寝ていたりする。
それでも性欲はあるので、まるで若い男のように一方的にミカエルに乗っかって処理するシーンが象徴的。
前半の後見人による理不尽な暴行と痛快な復讐があるから、尚更効果的なんだ。
後半、ミカエルとの交流からリスベットに何かしらの心の変化が見え隠れ・・・
久しぶりに母親を見舞ったりする。
「男は居るけど恋なんてしない」・・・
リスベットのラストのチャッカリぶりに呆然。
この展開、好みじゃないけど、リスベットの過去や今後が気になるのは確か。
エンドロール後に次回作の予告あり。
またしてもリスベットの顔がピアスだらけになっていたので、ちょっと見たいかも。
上映時間は2時間半強。私はやっぱりちょっと長く感じました。
本格サスペンスを見たという充足感はありましたけど・・・
新宿武蔵野館
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます