JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「物凄い絶頂 淫辱」

2012-05-10 | 映画(DVD)
もう一度見たい女優特集「華沢レモン」

「物凄い絶頂 淫辱」新東宝 監督:深町章

自称小説家の東風(なかみつせいじ)は、人生に疲れ漂白の旅に出た。岬の断崖の上で海を見下ろしていると、メイド姿の少女晴奈(華沢レモン)が声を掛けてきた。彼女は突然股間を押さえ草むらへ駆け込みおしっこをすると、自分はお漏らしなどしていないと走り去った。東風は近くのペンションに泊まることにした。そこにはメイド姿の女主人・玉代(田中繭子)と使用人の作造(久保新二)がいた。何十年も昔、この土地の娘が東京で身を持ち崩し、場末のカフェの女給になった。ある学生が彼女を好きになり、身分の違いから交際を断る娘に、ならば自分だけの女給になってくれ、でなければ死ぬと告げた。結局二人はこの地で心中を試み、メイドの格好をした幽霊が出ると噂されていた。それこそ晴奈だった。東風はペンションのトイレで晴奈と再会する。そして彼女のことを知るにつれ、成仏させてやろうとある計画を思いつく…。


華沢レモンのメイドコスプレ。
開巻、おつむ大丈夫なのかなという意味不明のぶっ飛び展開で食いつきOK
メイド服のスカートをまくってしゃがむ華沢レモンのパンティ、おヒップに御馳走さま。

変わってペンション。もうここでは怪優久保新二が全開。
この科白ってほとんどアドリブなんじゃない?
コメディアンとかの領域を遥かに凌駕するパワーとオーラ。
それはそれは責めながらも一瞬見せる哀愁の表情にこの人の凄みさえ感じます。
この人、凄い凄いとは思っていましたが、今回その凄まじさをあらためて体感。いいぞ、久保新二!

ガウンを着た金持ち然の久保新二がメイド服の田中繭子(佐々木真由子の別名)をサディスティクに責めているのだが実は、田中繭子がペンションの主人で久保新二が使用人という逆転パターンが発覚する瞬間もとても良い、良い。

脇役であるはずの久保新二が全部持っていちゃう映画。

もう1人の脇役、第三の脱ぎ要員、里見瑤子。これがまた素晴らしい。
自称小説家の妻役ではあるが、メイドコスプレでのエロシーンは華沢レモン、田中繭子以上にエロい熟メイド。

物語のベースは永井荷風の「ふゆのあとさき」じゃなかった、「つゆのあとさき」・・・・。
女給がメイドという事になっているわけだ。
「つゆのあとさき」は読んでないので今後、勉強のために必修としておきましょう。

東風は幽霊春名の華沢レモンを成仏させるように試みるのだが、それは全て作造任せ。
やっぱり久保ちゃんが主役なんじゃないの。なかみつせいじは今回、狂言回しという事で・・・。

ピンク映画のエロ度としてポイントは高いので満足できます。

上野オークラ劇場

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