第31回ぴあフィルムフェスティバル
招待作品部門
「イーストウッド!~映画監督クリント・イーストウッド誕生」
「夕陽のガンマン」1965年 米 監督:セルジオ・レオーネ
殺人者のインディオを追って、射撃の名手で名高い賞金稼ぎのモーティマー大佐と、新顔の賞金稼ぎ『名無し』がエルバソの街にやってきた。インディオ一味に潜入するために、同じ目的を持つ二人は手を組んで作戦を企てることに…。「荒野の用心棒」に続いてイーストウッドが主演を務めた西部劇。
申し訳ないがマカロニ・ウェスタンという物をまともに観た事がない。
勿論、小学生の頃西部劇ごっこが嵩じて、お楽しみ会の出し物に他愛のない西部劇をやったりもしていたし、父親が西部劇ファンだったので日曜洋画劇場なんてので見ているはずなんだけど、しっかりと見たという自覚が無いって事。
「サーチャーズ2.0」を観た時、そのうち「夕陽のガンマン」くらいはレンタルで観てみようと思っていたので今回の特集はラッキー。
やはり劇場で見たほうがいいに決まっている。
流石に西部劇の美学に富んだ秀作ですね。他の観てないけどこれ1本観れば充分と思えるほど・・・きっと他も随時観る事でしょうが・・・
西部の町での決闘、ガンさばき、どれを取ってもカッコ良いのだから、それで充分。
では、クリント・イーストウッド(モンコ)が凄くカッコ良く感じるのかというとそうでもない。髭面にテンガロンハット、ポンチョ姿は良いのだけれど、葉巻を咥える仕草、咥え方が粘着性を帯びていて好きじゃない。
これなら、帽子を脱ぐとオッサンでしかないリー・ヴァン・クリーフ(モーティマー大佐)や麻薬漬けの悪役ジャン・マリア・ボロンテ(エル・インディオ、お訪ね者のポスター欲しいぞ!)の方が渋くてカッコ良い。
脇役の方に惹かれてしまうのは昔ながらの習い性でしょうがないんだけど、ストーリーを作り上げていくのは明らかにこの2人。
そう、モーティマー大佐とエル・インディオの物語。
因縁の懐中時計のエピソードを回想シーンで描いたり、この解りやすさもエンターテイメントとして大事。
モンコとモンティマー大佐の帽子の飛ばしあい。それを覗きみる子供たち。
こういうマンガみたいなところが嬉しいんだ、この美学。
懐中時計のオルゴールを鳴らす決闘シーン。
そりゃ、ガキ等は西部劇ごっこやりたくもなるわ。(いや、大人だって・・・)
ラストがまた良い。
あまりに有名な作品なのでネタバレを気にせず記載(いつも大して気にしていませんが)
ギャングを皆殺しにして馬車に積むモンコ。賞金がかかっているので数え方は10,000、12,000とドルで勘定。・・・・22,000?
モンコの背後に生きん残った残党が忍び寄る。気配を感じて振り向き様、射殺。
帰りかけていたモンティマー大佐。「どうかしたのか?」
「いや、計算違いかと思っただけだ、これで合った」
しかし、死体の積み方がとてもぞんざい。途中で4,000ドルほど落としても気づかないんじゃないかと変な心配をした・・・
忘れちゃいけないエンニオ・モリコーネの音楽。
テーマは勿論、口笛のバックに現われるサンポーニャを思わせるような音、決闘シーンなどでのギターが良い。
これは今更ながらでもサウンドトラック、持っていてもいいかも・・・・
京橋 フィルムセンター
招待作品部門
「イーストウッド!~映画監督クリント・イーストウッド誕生」
「夕陽のガンマン」1965年 米 監督:セルジオ・レオーネ
殺人者のインディオを追って、射撃の名手で名高い賞金稼ぎのモーティマー大佐と、新顔の賞金稼ぎ『名無し』がエルバソの街にやってきた。インディオ一味に潜入するために、同じ目的を持つ二人は手を組んで作戦を企てることに…。「荒野の用心棒」に続いてイーストウッドが主演を務めた西部劇。
申し訳ないがマカロニ・ウェスタンという物をまともに観た事がない。
勿論、小学生の頃西部劇ごっこが嵩じて、お楽しみ会の出し物に他愛のない西部劇をやったりもしていたし、父親が西部劇ファンだったので日曜洋画劇場なんてので見ているはずなんだけど、しっかりと見たという自覚が無いって事。
「サーチャーズ2.0」を観た時、そのうち「夕陽のガンマン」くらいはレンタルで観てみようと思っていたので今回の特集はラッキー。
やはり劇場で見たほうがいいに決まっている。
流石に西部劇の美学に富んだ秀作ですね。他の観てないけどこれ1本観れば充分と思えるほど・・・きっと他も随時観る事でしょうが・・・
西部の町での決闘、ガンさばき、どれを取ってもカッコ良いのだから、それで充分。
では、クリント・イーストウッド(モンコ)が凄くカッコ良く感じるのかというとそうでもない。髭面にテンガロンハット、ポンチョ姿は良いのだけれど、葉巻を咥える仕草、咥え方が粘着性を帯びていて好きじゃない。
これなら、帽子を脱ぐとオッサンでしかないリー・ヴァン・クリーフ(モーティマー大佐)や麻薬漬けの悪役ジャン・マリア・ボロンテ(エル・インディオ、お訪ね者のポスター欲しいぞ!)の方が渋くてカッコ良い。
脇役の方に惹かれてしまうのは昔ながらの習い性でしょうがないんだけど、ストーリーを作り上げていくのは明らかにこの2人。
そう、モーティマー大佐とエル・インディオの物語。
因縁の懐中時計のエピソードを回想シーンで描いたり、この解りやすさもエンターテイメントとして大事。
モンコとモンティマー大佐の帽子の飛ばしあい。それを覗きみる子供たち。
こういうマンガみたいなところが嬉しいんだ、この美学。
懐中時計のオルゴールを鳴らす決闘シーン。
そりゃ、ガキ等は西部劇ごっこやりたくもなるわ。(いや、大人だって・・・)
ラストがまた良い。
あまりに有名な作品なのでネタバレを気にせず記載(いつも大して気にしていませんが)
ギャングを皆殺しにして馬車に積むモンコ。賞金がかかっているので数え方は10,000、12,000とドルで勘定。・・・・22,000?
モンコの背後に生きん残った残党が忍び寄る。気配を感じて振り向き様、射殺。
帰りかけていたモンティマー大佐。「どうかしたのか?」
「いや、計算違いかと思っただけだ、これで合った」
しかし、死体の積み方がとてもぞんざい。途中で4,000ドルほど落としても気づかないんじゃないかと変な心配をした・・・
忘れちゃいけないエンニオ・モリコーネの音楽。
テーマは勿論、口笛のバックに現われるサンポーニャを思わせるような音、決闘シーンなどでのギターが良い。
これは今更ながらでもサウンドトラック、持っていてもいいかも・・・・
京橋 フィルムセンター
この映画を最近、初めて見て、その面白さと、モリコーネの音楽の良さに圧倒されてしまいました。
それでは、またよろしくです。
やっぱりモリコーネですね。私も映画の方は今回初めて見たのですが、この音楽は幼い頃からレコードで良く聴いていました。名曲ですね。
今後もよろしく。