数社でボツになった漫画シナリオ

超美少年の愛(性同一性障害)は修一に恋していたが、ある切っ掛けを機に超美少女に変身して修一と・・・。

愛がイク (71) ブルマーフェチ

2016-10-31 12:47:49 | 漫画のシナリオ
(71) ブルマーフェチ

四百字詰原稿用紙換算11枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ち上がるように書いてあります。季節は常に真夏である。

登場人物
石川加代子(25)前出の190㎝の長身で冷たそうな美人。Vリーグ選手。

変質者の男(25)目は細く吊り上がり見るからに変質者顔

N=ナレーション



   加代子の部屋のドアが少し開いている。

注、部屋はすっきり整頓され隅にリュックが置いてあり寝具はベッド

   同、玄関内

   尻にしがみつかれて腰をなすりつけられながら、もどかしげに靴を脱ぎ、
加代子「ま、まって、ベッドで思いっきりブチ込んで・・・」

   同、室内。

   昂奮しながらノースリーブを首まで脱ぎかけた加代子に、
修一「ちょっとまった」

加代子「え?・・・」

修一「ブルマーある?」

   スカートを脱ぎながら、
加代子「まだ洗濯してないのならあるけど・・・」

修一「履いて見せて。俺ブルマーフェチなんよね」

   上はブラ、下はTバックの加代子が床に膝をついてリュックを開けながら、
加代子「うふ、ブルマーフェチの男性は大勢いるみたいだけど・・・」

   その姿勢の股間のアップに加代子の声、
  「修ちゃんもだったか・・・」

   五階角部屋の加代子の部屋をベランダ側から描いた絵に二人の会話、
  「男性ってブルマーにどんな妄想を抱くものなの?」

  「マン臭とたっぷりしみ込んだ汗。マン汁の白い痕跡がついてたら特上品だな。ただし美人限定ね」

   リュックの中をまさぐり、
加代子「あれ、おかしいな?・・・」

加代子「(尚もまさぐり)練習のあとちゃんとリュックにしまったはずなんだけど・・・」

   天井の絵に、
  「会社の体育館に忘れてきたのかしら、いや絶対そんなはずは・・・」

   加代子の足元に這いつくばって彼女の親指をチュピッと口に含み、
修一「ないのならもういい・・・」

加代子「きゃっ、汚いからだめっ!」

   加代子の背後からの視点で、這いつくばった修一が視線の先の何かに目を止めた絵。

   加代子の後ろのベッドの下に腹ばいになった男が無表情で修一を見ている。

注、素っ裸にブルマーを履き右手にナタを握っている。

   嬉しそうに立ちあがり、
修一「ブルマー見―っけ!」

加代子「えっ、どこに?」と見回す。

   加代子の腕を掴んで台所に連れてゆきながら耳元に小声で、
修一「なにも聞くな。殺虫剤とライターはあるか?」

   加代子、不思議そうに頷く。

   加代子、流しの下の物入れから取り出した殺虫剤と着火マンを修一に手渡す。

   二人が部屋に戻りかけた瞬間、ベッドの下からナタがすごい勢いで回転して加代子の足を目掛け飛んでくる。

加代子「きやーーっ」

   目にも止まらぬ素早さで修一が加代子をバッと抱き抱える。

   そしてジャンプする。

   ナタがガっと壁に突き刺さる。

   そっと彼女を降ろした修一に、
加代子「・・・あ、ありがとう・・・」(私を抱いてジャンプできるなんて・・・)

   2人が裸で駅弁ファックしている場面をイメージし、
加代子(駅弁ファックなんか余裕で出来そう・・・)(慣れたらリクエストしてみよう・・・)

   修一、口に人差し指を立てて加代子に静かにしろと伝える。

   修一が四つん這いになってベッドの下を覗くのを変質者の背後からの視点で描き、
修一「なんで性犯罪者はみんな目が糸みたいでツリ上がっとるんかのう?」

   男、ぼう然と修一を見る。

修一「そのブルマーは俺のじゃけん返してくれんかのう」

   加代子、えっという顔で修一を見る。

   修一、ベッドの下に向けて殺虫剤をシューッと噴霧する。

   着火マンをカチッとつけ炎を変質者の顔に当てる。

  「ぎよえええーーっ!」ものすごい絶叫と共にベッドのあちこちがドカッドカッと持ち上がったので目をむいて驚愕し、
加代子「ぎゃあああーっ」「エクソシストーーっ!」

男 「ぎえおおおーっ」と髪が燃えた男が両手で顔を押さえて転がり出てきたのでそれを見てまた目をむいて驚愕し、
加代子「ぎゃあああーっ」

   男の両目に親指をギューと突っ込み、加代子に、
修一「加代子の知り合いか?」

   戦いて首を振り、
加代子「こんなキモオタなんか見た事もない・・・」

修一「よし、聞いた事だけに答えろ。一言でも言い訳をしたら目をえぐる」

修一「分かったら頷け」と言う修一を驚愕して見て、
加代子(・・・すごい迫力・・・ウィキペディアに載ってた武勇伝はやっぱ本当だったんだ・・・)

   両目に親指を突っ込まれたまま頷いた男に、
修一「どうやってここに入った?」

男 「ま、前にこの部屋に住んでたから、その時に作った合鍵で・・・」

男 「か、彼女のファンだから・・・」

修一「いつから忍び込むようになった?」

男 「三か月前から・・・」

加代子「(あ然)・・・私が越してきてすぐだわ・・・」

男 「試合の遠征で留守の日以外は毎日・・・お邪魔してました・・・」

   天井の絵に修一と男の会話、
  「いつ忍び込んでいつ出てってたんだ?まさかここに住んでた訳じゃあるまい?」

  「彼女の帰宅前に侵入して、朝出かけた後に出ていってた・・・ゆ、指の力を抜いてくれ、目玉が潰れそうだ・・・」

   胸をドコッと殴り、
修一「聞いた事だけに答えろって言ったよな?」

   呆れて加代子に、
修一「お前、こんな変態とずっと一緒にいてよく気づかなかったな」

   加代子の尻の絵に修一の声、
  「ほとんど同棲状態なのに自分以外の体臭を感じなかったのか?」

加代子「毎日練習でくたくたになって、帰ったらすぐに寝てしまってたから・・・」

男 「そ、そーりゃうそだー。毎晩きっちり3回オナニーするほどタフじゃないかー」

加代子「(赤面して)うっ・・・」

加代子「な、何かの間違いじゃないかと・・・」と俯く。

修一「(加代子に)おい、どうすんだ?こいつに加代子の秘密を全部知られてるぞ」

加代子「(赤面して)あ、ぅ・・・」

   修一、男が小型レコーダーをブルマーに挟んでる事に気付く。

   レコーダーのスイッチをカチッと入れ、
修一「・・・」と耳を澄ます。

   加代子のふくらはぎを背後から描いた絵のアップにレコーダーの音声、
  「・・・はぁ、はぁ、うぅぅ・・・修ちゃん、もっと突いてっ!・・・うぐっ・・・加代子のオマ○コをズボズボに突いてーーっ・・・」

   赤面してうろたえ、
加代子「あぅぅぅ・・・そ、それは・・・」

修一「加代子さんの妄想劇場に出演させてもらって男冥利につきます・・・」

   恥ずかしそうに、
加代子「ど・・・どういたしまして・・・」

   男の勃起した股間を見て、
修一「いつも加代子のブルマーを履いてたのか?」

男 「・・・履いてるだけで果てしなく射精できるから・・・」

  「うっ、うげーっ」とえづく加代子を見て、
修一「・・・まてよ、俺はこいつの精液まみれのブルマーを嗅いだって事か?・・・」

修一「このクソがっ」と男の胸をドコッドコッと殴る。

   スマホを持ち、
加代子「もう1秒たりともこいつと同じ空気を吸いたくないから警察を呼ぶね」

修一「まあ待てよ」

修一「家宅侵入だけだからすぐに出て来てまた同じ事をやられるぞ、それでもいいのか?」

   スマホを耳に当てたまま驚き、
加代子「・・・そんなのやだっ、このマンション苦労してやっと見つけたのにまた引っ越すなんてやだ・・・」

加代子「怒りで震えてきた、こんな変態野郎なんかぶっ殺してやりたい・・・」

修一「ひょっとしたら他にも強姦されて殺された被害者がいるかもな。なにしろナタを持ち歩くようなヤツだ・・・」

   天井の絵に修一の声、
  「罪を憎んで人を憎まずと言うが、それは身内を殺された経験のないヤツのたわごとよ・・・」

   加代子を見つめ、
修一「罪を犯すのは人間なんだからな、分かるか?」

加代子「分かる。もし修ちゃんがいてくれなかったら今日が私の命日になってたかもしれないんだもの・・・」

   男の頭をガシッと引っ掴み、
修一「じゃこいつを始末してくるわ」

加代子「(あ然) 始末って・・・」

加代子「(戦き)殺すって事・・・?」

     つづく

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愛がイク (70)   淫靡な匂い

2016-10-24 17:28:30 | 漫画のシナリオ
(70) 淫靡な匂い

四百字詰原稿用紙換算11枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ち上がるように書いてあります。季節は常に真夏である。

登場人物
石川加代子(25)前出の190㎝の長身で冷たそうな美人。Vリーグ選手。
N=ナレーション

   安西高の外観に「キーンコーンカーンコーン」と放課後のチャイムの音。

   修一、まばらに下校する生徒達にまざって一人で校門から出てくる。

   左背後からすーっと車(パッソクラスの車)が近寄ってくる。

   横に並び車内から恥ずかしそうに手を口にかざし、
石川「ヤッホー・・・」と呼ばれ修一気付く。

   手を口にかざし、
修一「ヤッホー」と返す。

   驚いて照れ、
石川(い、意外にノリがいいんだ・・・)N『石川加代子。25歳。Vリーグの選手で190㎝』

   修一、停車した車の運転席側ドアから中を覗く。

注、石川はノースリーブとミニの姿。

   石川のミニからむき出しになった長い太腿のアップ。

   修一、一心に太腿を見つめる。

   石川のパンツがジュワと濡れる絵。

   頬を染め、
石川(・・・め、目で犯されてるみたい・・・)

修一「足を思いっきり開け」

石川「ええーーっ?!」

修一「お前みたいに足の長い女は股を思いっきり開いてパンツが食い込んだマ○コを見せる義務がある」

石川(む、むちゃくちゃな理屈だけど見られたい気持ちもある・・・)

   足を開きパンツが性器に食い込んで陰毛がはみ出た股間を露わにし、
石川「(恥じらい)・・・こ、こんな感じ?・・・」

   突然修一が車内に上体を突っ込んで股間に顔を埋めたので赤面し、
石川「きゃっ」(いきなり・・・)

   股間に顔を埋めたまま微動もしない修一を、石川が頬を染めてあ然と見つめる。

石川「(頬を染め)・・・は、鼻息が熱い・・・」

修一「なんの御用でござるか?」

   赤面して恥ずかしそうに、
石川「マ・・・マ○コを存分に舐めてブチこんで・・・」

   顔を上げ、
修一「おーっ、グっとくるアプローチじゃね」

修一「どうやって声をかけようか色々悩んだんだろ?」

   恥ずかしそうに、
石川「無視されたら恥ずかしいし、どうやって話しかけようか考えてたら一睡もできなかった・・・」

修一「恥ずかしいのによく声をかけてくれたな。ありがとう。本当にありがとう」

   ぽっと頬を染めて修一に見惚れ、
石川(なんて気持ちのこもった思いやりのある言葉・・・)

   照れを隠し、
石川「あっ、そうだ。先にお礼を言っとかなきゃ」

石川「私達にも放映権料と印税が入るように貴男が権利者と交渉してくれたんですってね?」

修一「お前たちも映るんだから当然の権利だ」

石川「ありがとう。そのお蔭でこの車が買えたのよ」

修一「え?会社の広告塔として頑張ってんのに車も買えないほどの薄給なのか?」

石川「社員と同じ扱いだから他の従業員と給料は変わらないのよ」

修一「ふぅーん、そりゃちょっと納得しかねるな・・・」

   腕組みして石川を見つめ、
修一(なんか一発でドカッと稼げる方法を考えてやらなきゃ可哀そうだな・・・)

石川「あの、立ち話もなんだし、とにかく乗らない?」

   修一、バムッとドアを閉めて乗る。

   走行中の車内。2人前方を見たまま「・・・」「・・・」と無言。

   加代子、無言のプレッシャーに耐えきれずチラっと修一を見る。

   前を向いたまま、
修一「・・・加代子」とポツンと言われて驚き、
石川「(恥ずかしそうに)・・・し、修ちゃん・・・」

   2人顔を見合わせ同時に、
  「ウィキで調べた・・・」と言う。

注、以後加代子と表記

修一「加代子って有名人なんだな・・・」

加代子「修ちゃんこそ」

加代子「貴男にモッパーなんかさせてよくぶっ殺されなかったなって後から冷や汗が出たわ・・・」

   前を向いたまま無表情で、
修一「車内に加代子のマン臭が充満しちょる・・・」

加代子「(赤面して俯く)・・・」

   加代子の足を見て、
修一「それにしても長い足してんな・・・」

修一「この前、俺のへその辺りまで股があったから、こりゃ立って出来ないなと諦めたんだぞ」

加代子「いや~ん!そんな理由で諦めないでよ~。工夫すればどうにでもなるんだから」

修一「いひっ、俺達なにげに卑猥な会話してるな・・・」

   恥ずかしそうに、
加代子「だって、もう修ちゃんに乗っかられて恥ずかしい匂いまで嗅がれてんだもん・・・」

   ノースリーブの腋からブラのヒモが見える絵のアップに加代子の声、
  「・・・それに・・・ちょっと先っぽも入れられたし・・・」

   太腿を撫で、
修一「さすがバレーで鍛えた太腿だな」

   太腿を指で押し、
修一「指で押したらピンッと跳ね返るこのみっしり感がなんとも堪らん・・・」

修一「ほかの選手の太腿を見てムラッとする事ある?」

加代子「(頬を染め)そりゃあむっちりした太腿を匂いも嗅げそうな間近で見たら変な気になりかけるときも・・・」

修一「そんなとき濡れる?」

   加代子、恥ずかしそうに頷く。

   修一、加代子の大きな胸を横目で見る。

   加代子が試合でボールを拾うために床にスライディングしてる絵に修一の声、
  「・・・スライディングした時によくアチーとなったり乳が破裂したりしないもんだな・・・?」

加代子「ぷっ、試合中は必死でそれどころじゃないから・・・」

   太腿を撫でながら手が奥にゆく。

   太腿の付け根(性器ではない)を中指でなぞる。

   中指を嗅ぎ、
修一「女の肉が重なる部分ってなんでこんなに淫靡な匂いがするんだろ?・・・」

   頬を染め、
加代子(そこのいやらしい匂いに気づくとは思わなかった。私しか興味を持たないと思ってたのに・・・)

   修一、パンツの中に手を入れる。

   「クチッ」と性器の音がたつ。

   加代子、快感を感じる。

   性器をこねくりながら、
修一「・・・スポーツ選手は新陳代謝が激しいからこんなに濡れるのか?」

   快感に悶え、
加代子「す・・・スポーツは関係ない・・・」

加代子「ただ普段ストイックな生活をしてるから・・・」

修一「飢えてるって意味?」

   快感に悶え、
加代子「スポーツ選手はみなそうじゃないかしら?・・・エッチにハマって強くなれるはずがないもの・・・」

   修一、パンツから手を抜く。

   修一が指を嗅ぐのを見て赤面し、
加代子「きゃっ・・・お願いだから嗅がないで・・・」

修一「(指を嗅ぎ)オリンピック級の濃厚さでござるな・・・」

   加代子、俯いて赤面。

   空の絵。

   加代子宅マンションの前にキッと停車。

   車内から五階建ての1Kマンションを見上げ、
修一「・・・ここは?」

   赤面してマンションを見上げ、
加代子「こりゃ驚いた・・・」

加代子「いつのまにか私ん家に着いちゃってた・・・」

   無表情の修一にじっと見つめられて赤面し、
加代子(やっぱ、わざとらしすぎた・・・?)

   尚も見つめられて焦り、
加代子「だってホテルはマスコミの目が怖いし、私ん家なら人に見られる心配がないでしょ?・・・」

   指を嗅ぎながら無表情で、
修一「・・・一秒でも早くブチ込みたい」

加代子「(頬を染め) 早くブチ込んで・・・」



   同、マンション内

   二人が扉に向かって立ったエレベーターのドアがツーーッと閉じかける。

   二人の背後からの視点でドアがツっと閉まった絵。

   突然、胸を喘がせ唇をむさぼりあう。

加代子「はぁ、はぁ、はぁ」「うぅぅ・・・ずっとエッチを我慢してたのに・・・」

加代子「中途半端に入れられたからすごく辛かったんだから・・・」

   修一、膝をついてスカートの中に頭を突っ込む。

   性器付近の内腿を舐め、
修一「ここら辺りからもう芳しい香りがするぞ・・・」

加代子「はぁ、はぁ、だめ、人が乗ってくる・・・」

   修一、パンツの縁をめくると陰毛が露わになる。

   陰毛をしゃぶり、
修一「すんげえ・・・なんて卑猥な匂いなんだ・・・」

   感に堪えぬ悶え顔で、
加代子「はぁ、はぁ、人に見られるから・・・」

      つづく



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愛がイク(69) 放送事故

2016-10-17 16:52:13 | 漫画のシナリオ
(69) 放送事故

四百字詰原稿用紙換算13枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ち上がるように書いてあります。季節は常に真夏である。

登場人物
香山京子(16)165㎝。キリッとした美人。

桜田優子(25) 170㎝。上品かつ妖艶で超グラマーな美人。

北条愛(17) 170㎝。清楚な美人。

北倉エミ(17) 165㎝。ショートヘアーのキリッとした美人。

里香(17) 165㎝。清楚な美人でアニメ声。

真菜(18) 180㎝。3年生。上品な美人。

香山房江(40) 170㎝。グラマーでむせかえるような色気を放つ美女。

石川加代子(25) 190㎝。冷たそうな美人。
Vリーグ、ニチボー磯塚のキャプテンで俗に言うスソガである。

他、バレー部メンバー

本田、前出のテレビプロデューサー

N=ナレーション


司会者「(ほっとし)あわや放送事故かと思われましたが、無事事態は収束した模様です」「いっそ事故になれと願ったのは私だけではなかったはず・・・」

   天井の絵に「ピーーッ」「いよいよ試合開始です。先攻の磯塚、まずはフローターサーブで攻めてゆきます」

   愛の眼前にサーブが迫る。

愛 「きゃっ」とへっぴり腰ながらちゃんとレシーブする。

優子「愛さん、ナイスっ!」

   里香、ネット際にトスを揚げる。

   ジャンプしながら、
優子(この一本さえ決めれば・・・)

   飛び上がった上からネット越しに石川を見て、
優子(このくそ生意気な!)

   石川の顔めがけ「バコッ」と打つ。

   石川、かろうじて受ける。

   セッターがトスを揚げる。

   後方から飛んできた石川、「バコーン」とバックアタックを打ち優子の顔面を直撃し、ボールはライン外に弾かれる。

優子「くそっ・・・」と顔を押さえる彼女を気遣い、
エミ「せ・・・先生、大丈夫ですか?」

   怒りに燃えた目で、
優子「・・・とにかくなんとしてもサーブ権を奪わなきゃ・・・」

エミ「は、はいっ!」

   セッターに、
石川「トスはすべて私に揚げて!全員顔面攻撃で負傷させてさっさと終わらすからね」

セッター「はいっ、キャブテン!」

   愛が石川のスパイクを「バコッ」と顔面に受け、
愛 「きゃいん」とぶっ倒れる絵に司会声、
  「石川、強烈なスパイクを、あえて顔面を狙ってことごとく決め、まさにキムヨンギョンのような活躍!」
  
   エミ、スパイクを顔面に受けてドタッとぶっ倒れる。

   石川が「バチコーン」とスパイクを打つアップ。

   里香もスパイクを顔面に受けてぶっ倒れる。

   房江、スパイクを顔面に受けてぶっ倒れる。

   よろっと立ちあがり、
房江「くそっ・・・」

   「はぁ、はぁ、はぁ」と胸を喘がせてレシーブの構えをとる房江のブルマーがTバックになって性器に食い込んでいる尻のアップに司会者の声、
  「試合に集中するあまり、ブルマーがデリケートな所に食い込んでも、気にもしない選手の熱い姿に心を打たれます!」

   房江のブルマーがTバックになって性器に食い込んでいる尻のアップに「カシャッ」とシャッター音。

   前出のカメラマンが這いつくばって撮影している。

   またも優子がスパイクを顔面に受けてぶっ倒れる絵に司会声、
 「や、安西はまだ一度もサーブを打つ機会を掴めずあまりにも一方的な試合展開になりました・・・」

   優子、精根尽き果てたように髪をかき上げて起き上がりながら電光掲示板を見る。

   24対0と表示された電光掲示板のアップ。
   優子がTシャツを脱ぎかける絵に司会声、
  「おっ、一体なにをする気でしょうか・・・?」

   優子、シャツを脱いでブラだけになる。

観客「おおおーーっ」と大どよめき。

司会「(目を瞠り)おおー、ついにーー・・・」

優子「もう怒った!」とシャツを床に叩き付けた絵に司会声、
  「なっ、なんとー、岩城を彷彿とさせる場面ではありませんか!」

   エミ達全員も怒って脱いだシャツを床に叩きつける絵に、
  「つっ、ついに日本中が切望していた瞬間が訪れましたーっ!」

   携帯をもって驚愕し、
局員「ほ、本田さん!」

本田「いったか!?」

局員「し、瞬間視聴率・・・ひ、百%達成―!」

   卒倒しそうな顔で、
本田「ま、またもや伝説を打ち立てたぞっ!」

本田「も、もっと乳房と股をアップで撮れーっ!」

局員「は、はい―っ!」

   石川達、優子達を見てあ然。

   円陣を組み、
優子「もう後がないわよ。次こそ絶対得点して真菜さんに繋ぐからねっ!」

全員「おーーっ!」

   磯塚、強烈なジャンプサーブをバシッと打つ。

   眼前に迫ったボールに怯え、
愛 「きええーっ」

愛 「ぎゃん」と目をつむってボールから逃げたが偶然尻に当たり跳ね返る。

   そのボールが磯塚側のネットを超える。

   石川、あ然と目を瞠る。

   磯塚の選手が慌ててスライディングする。

   スライディングした選手の指先の五センチ先にボールがポトンと落ちる。

   優子達、あ然。

   石川達、あ然。

   司会、あ然。

司会「・・・は、初めて安西にサーブ権が移りました。サーバーは前回の空手大会で活躍した長身の真菜選手です」

   優子達、半泣きでブラから乳房がはみ出た愛に抱きつき、
優子「愛さん、でかした!本当によくやってくれたわ」

   優子に乳首を人差し指でチョンと触られて頬を染め、
愛 「あふ」と悶え(もっと触って・・・)

   頬を染め、
優子「さあここから一気に反撃よー!」(なんて柔らかい乳首・・・もっと触りたかった・・・)

   サーブに行こうとする真菜を手招きし、
優子「真菜さん・・・」

   怖い顔で、
優子「相手の顔面をぶちのめすんじゃっ!」

真菜「(気圧され)・・・は、はい!・・・」

   かなり後ろに下がった真菜の絵に司会声、
  「観客席ぎりぎりまで下がった真菜選手、果たしてどのようなサーブで攻めるのか・・・」「ピーーッ」と開始の笛の音。

   石川達、緊張して構える。

   真菜、ダッと走る。

   ラインの遥か手前でボールをネットに届かんばかりに放り上げる。

   呆れ、
石川(どこに投げてんのよ、ばっかじゃないの?)

   ダンッと跳び上がる。

   高く飛び上がりネットの手前に到達した時にボールが頭上に落ちてくる。

   ネットを飛び越えそうな地点で右手がボールに触れた瞬間を上から俯瞰して描いた絵。

   石川達、驚愕して目を剥く。

石川(こ・・・こんな所まで飛ぶー?・・・)

司会「なんという跳躍力!こ、こんなネットの真上から打たれたら男子でも取れないでしょう」

   空中で狙いを定め、
真菜「まずこの人から・・・」

   バチコーンと打ったボールが相手の顔面をバチンッと直撃し「ぎえっ」と吹っ飛ぶ。

   ダンッと着地した真菜の乳房がプルンとブラからこぼれ出る。

   優子達、気絶して倒れた選手を見てあ然。

エミ(・・・真菜さんが敵でなくてよかった・・・あんなの絶対受けられない・・・)

   観客、あ然。

   倒れた選手が担架で運ばれて行く絵に、
  「お、恐らく男子でも、いやっ、誰であろうと今のスパイクは受けられないでしょう・・・」

   他の選手がネットの真上から顔面を直撃されて吹っ飛ぶ絵に司会声、
  「安西の奇跡的な逆転!」

   別の選手が担架で運ばれて行くのをあ然と見ている石川の絵に司会者の声、
  「磯塚の選手が次々と負傷し、とうとう石川一人となってしまいましたが、果たしてたった一人でどうやって戦うのでしょうか・・・?」

注、優子達は全員乳房がこぼれ出て、ブルマーもTバック状になっている。

   サーブに行こうとする真菜を手招きし、
優子「真菜さん・・・」

   怖い顔で、
優子「いまサーブは何%の力で打ってるの?」

真菜「(気圧され)・・・たぶん80%ぐらいじゃないかと・・・」

   怖い顔で、
優子「120%であの女をぶっ殺すんじゃっ!」

真菜「(気圧され)・・・は、はい!」

   サーブを打つ場所に立った真菜に向かい、優子達が肩を組んで「フレーフレー真菜さん!」と応援しながらラインダンスを踊る絵に、
  「な、なんとだれ一人守備につかず、前回を彷彿とさせるラインダンスで真菜選手を応援する安西チーム・・・」

   真菜、ダンッと跳びあがる。

   石川、ゴクッとツバを飲む。

   頭上にボールを打たんとする真菜が迫り、
石川「ひっ!」と戦く。

   ダッと背を向けて逃げる。

   だが後頭部にボールを「バチコーン」と打たれドタッと倒れた拍子に床に顔面を打って失神する。

観衆「おおおーーっ・・・」

  「やったーーっ」と輪になって喜ぶ優子達の絵に、
  「だ、だれがこのような展開を予想したでありましょうか・・・」

   石川が担架で運ばれていく絵に司会声、
「選手が全員負傷してしまった磯塚の棄権で安西の大逆転勝利となりました!」

   体育館の外観に、
  「おおおおーーーーっ」と大どよめき。



   空の絵。

   開いた写真集の右ページに優子達が乳房むき出しでバレーをする写真、左ページに房江のブルマーが性器に食い込んでいる写真の絵にN『匂いたつようなエロスを満載した写真集は驚異的に売れ、DVDの印税と放映権料も合わせ全員が億に近い金を手にする事ができた・・・』

   真菜が強烈なサーブを打つ写真集の絵に、
N『それもこれも修一が各権利者に食い物にされないように完璧な契約を交わしていたからだった』

   空の絵に、
N『そして、優子達もようやく気づいたようだ・・・修一と関わった者はみんな豊かになると言う事に・・・』

          つづく
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愛がイク (68)   決戦

2016-10-10 17:48:05 | 漫画のシナリオ
(68) 決戦

四百字詰原稿用紙換算9枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ち上がるように書いてあります。季節は常に真夏である。

登場人物

香山京子(16)165㎝。キリッとした美人。

桜田優子(25) 170㎝。上品かつ妖艶で超グラマーな美人。

北条愛(17) 170㎝。清楚な美人。

北倉エミ(17) 165㎝。ショートヘアーのキリッとした美人。

里香(17) 165㎝。清楚な美人でアニメ声。

真菜(18) 180㎝。3年生。上品な美人。

香山房江(40) 170㎝。グラマーでむせかえるような色気を放つ美女。

石川加代子(25) 190㎝。冷たそうな美人。Vリーグ、ニチボー磯塚のキャプテンで俗に言うスソガである。

他、バレー部メンバー

本田、前出のテレビプロデューサー
N=ナレーション

修一「よし、今度は今みたいに飛んでサーブを打ってみろ」「打つ瞬間、相手の顔面に正拳を叩き込むつもりで打て!」

真菜「はいっ」

修一「みんなはコートに入って受けろ!」

優子達「はいっ」

   本田、あ然。

   優子達、レシーブする構えでブルマーの食い込みを直しながら遥か向こうにいる真菜を見つめる。

   真菜、ダッと走る。

   ラインの遥か手前でボールをネットに届かんばかりに放り上げる。

   ダンッと跳び上がる。

   高く飛び上がりネットの手前に到達した時にボールが頭上に落ちてくる。

   ネットを飛び越えそうな地点で右手がボールに触れた瞬間を上から俯瞰した絵。

修一「相手の顔面をぶちのめすんじゃっ!」と怒鳴る。

   優子達、頭上に迫った真菜を見上げ各々、
  「きゃーっ」と叫ぶ。

   優子達が散り散りに逃げ伏した隙間にボールが床にバコーンと叩きつけられる。

   ボールは二階席の奥に向かって弾け飛んでゆき、タンッと着地した真菜がそれを見上げる。

   そのボールを腰を抜かした優子達が呆然と見守っている。

   みんなあっ気にとられて修一と真菜の側に来て、
京子「・・・このサーブだけで全日本からスカウトに来るで・・・」

愛 「(怯え)もしあれを顔に受けたら・・・」

エミ「今のサーブなら絶対だれもレシーブできないですよ」

房江「この弾丸サーブさえあれば私たちは寝てても勝てそうだわ」

   復讐に燃えた目で、
優子「あのくそ生意気な女には気の毒だけど向こうに一本も打たせないまま3セット連取して30分で試合を終了させるからね」

   口を押え怖そうに優子を見て、
里香(おおお、せんせい、復讐の鬼と化してる・・・)

   顔を輝かせ、
本田(さっそく帰ってクルーの手配だ。今度はテレビでガンガンスポットを流すぞ・・・)



   空の絵にN『いよいよ試合当日、混雑が予想されるので今回は有料にしたにも関わらず・・・』

   先週の練習時、バックアタックを打って着地した瞬間に優子のブラから乳房がはみ出た映像がテレビに映っている絵に、
N『プロデューサーがスマホで撮ってたこの映像や・・・』

   修一が石川の股間に顔を埋めている映像が映ったテレビ画面の絵に、
N『こんな扇情的な場面を前宣で流したものだから期待に胸を膨らませた観客が怒涛のように押し寄せーー』N『開場三十分前にはもうソールドアウトになってしまったのだった』

   体育館の回りを人がびっしり取り巻いた絵に司会者の声、
  「前年のVリーグの覇者、ニチボー磯塚と、今や全国的アイドルになった安西のチアダンサーチームの試合を生放送でお送りしますーー」

注、コートの中で両チームが左右に別れサーブやトスの練習をしており、修一はコートの真ん中、審判の後ろにぼーっと立っている。

   優子達が輪になり、
優子「残念ながら向こうが先攻になったけど、一発目のサーブさえ上げて得点したら、あとは真菜さんのサーブで3セット連取できるから頑張るのよ」

全員「おおーーっ!」

   石川達のメンバーの一人がダーッとスライディングしてレシーブする。

   修一を指さし、
石川「そこのモッパー!ボッとしてないで早く床の汗を拭きなさいよ」

修一「(驚き)あ・・・」(モッパー?)

司会「(驚き)な、なんと!石川選手が空手の達人岩城に床拭きを命じました!」

   優子達、怒りを露わにし全員が同じ事を呟く、
   (私の修ちゃんにモッパー?・・・)

司会「こ、こちらがドキドキしてしまいます。果たして岩城が床を拭くなんて有り得るのでしょうか・・・?」

   笑顔で片手を挙げ、
修一「はいっ、喜んで!」

   修一、両手に雑巾をもって石川の前までタッタッタッと走ってゆく。

   石川の足元に膝を付いて床を拭く。

   腰に手を当てて汗の跡を爪先で偉そうに指し、
石川「ここも!」

   優子達、怒りでわなわな震えて見ている。

   戦きながらあ然と見て、
司会者(・・・もし岩城が石川に暴力を振るったら試合が流れてえらい騒ぎになるぞ・・・)

   司会者の横でおろおろして、
本田(岩城君たのむっ!どうか穏便に済ませてくれ・・・)

   修一が石川の股間にむにゅと顔を押し付けたので頬を染めて焦り、
石川「ち、ちょっと何してんのよ・・・?」

   優子達呆れ、
優子「・・・また・・・?」

観客「おおおーー」「やってくれるねーーっ」

司会者「(ほっとし)なんと岩城君、ご丁寧に前宣で流れたシーンを再現してくれたではありませんか」

   修一、尚も股間に顔をぐいぐい押し付けるので石川は赤面して後ずさりし、
石川「ちょ・・・や、やめてよ・・・」

観客「ヤレヤレ―っ!」「そのまま押し倒してやっちまえーっ」

   とうとう観客席との仕切りまで追い詰められて倒れそうになり、
石川「お願いだからもうやめて・・・どうせまた臭いって言うんでしょ?」

石川「きゃっ」と倒れた彼女の太腿に両手で抱きつき股間に顔を押し付けたまま、
修一「この間、臭いって言ったのは嘘じゃ・・・」

石川「え・・・?」

   股間から顔をあげて石川を見つめ、
修一「チョー匂いフェチの俺がお前の匂いに惚れた・・・」

   石川、頬を染め、あ然と修一を見つめる。

修一「ほんまはあの時お前のマ○コを存分に舐めてブチ込みたかったんじゃ」

   石川、あ然。

   いつしか石川の上に乗って腰を動かす修一に、顔を赤めて恥じらい、
石川「な、なに腰をカクカクしてんの?・・・」

修一「そんなこたあどうでもええ。俺の気持ちがわかったか!」

石川「(頬を染めて頷き)わ、わかった・・・」

   恥ずかしそうに、
石川「あの・・・硬い物がブルマーごと中に入りかけてるんだけど・・・」(クリトリスが勃って痛い・・・)

修一「お前の匂いに興奮してる証拠だ。そんな事も分からないのか?」

   恥ずかしそうに、
石川「・・・こ、こんな衝撃的な迫り方されたの初めてだけど・・・うれしい・・・」

   石川に手を差し伸べて起こし、
修一「わかったのならよし!さあ、存分に戦ってこい」

   頬を染め嬉しそうに頷き、
石川「はいっ」と立ちあがる。

   ゆきかけてクルッと振り向き、
石川「(頬を染め)どっちの応援するの?」

修一「締りのいい方!」

石川「(赤面)ぷっ!」

   向こうに走りかけて振り向き、
石川「(頬を染め)じゃあ私ね・・・」

     つづく
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愛がイク (67)  長身女

2016-10-03 17:29:40 | 漫画のシナリオ
(67)長身女

四百字詰原稿用紙換算10枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ち上がるように書いてあります。季節は常に真夏である。

登場人物

香山京子(16)165㎝。キリッとした美人。

桜田優子(25) 170㎝。上品かつ妖艶で超グラマーな美人。

北条愛(17) 170㎝。清楚な美人。

北倉エミ(17) 165㎝。ショートヘアーのキリッとした美人。

里香(17) 165㎝。清楚な美人でアニメ声。

真菜(18) 180㎝。3年生。上品な美人。

香山房江(40) 170㎝。グラマーでむせかえるような色気を放つ美女。

石川加代子(25) 190㎝。冷たそうな美人。Vリーグ、ニチボー磯塚のキャプテンで俗に言うスソガである。

他、バレー部メンバー

本田、前出のテレビプロデューサー
N=ナレーション


   不穏な空気を感じて本田が立ち上がる。

   房江、何事かと優子を見る。

   真菜、何事かと優子を見る。

   顔を押さえた優子に心配そうに、
修一「先生、大丈夫?」「よし、俺が文句を言ってきてやる」

   と、振り向いた瞬間、後ろに立ってた石川の大きな胸に顔が「むぎゅぅ」と埋まる。

注、修一と石川の身長差は20㎝

   乳房に顔をむにむに押し付けながら、
修一「な、なんだ、停電か?・・・」

   エミ達と呆れて眺め、
京子(・・・絶対わざとやってるんやわ・・・)

   徐々に下に降り顔を腹に埋め、
修一「むうぅぅ、早く電気のスイッチを・・・」

優子(白々しいったら・・・優子以外のオマ○コを嗅いだら怒るわよ・・・)

   四つん這いで股間に顔を押し付けて「・・・」と無言の修一を石川が頬を染めて見おろし、優子達はそれをあっ気にとられて見ている。

本田(・・・あんな事を平気でやってのけられる彼が心底羨ましい・・・)

   尚も無言で股間に顔を埋めている修一を恥ずかしそうに見おろし、
石川「ねえ・・・」

修一「・・・恥垢が臭い・・・」

   赤面して怒り、
石川「はあーーっ?!」

   優子達、喜色満面でやったとばかりエミ達とハイタッチする。

   ほっとした顔で、
京子(一瞬、この人の匂いに惚れるかと心配したけど、やっぱり決めるとこでは決める人や・・・)

優子「はいはい、もういいから鼻がもげるわよ」と修一の顔を股間から引きはがす。

石川「(激怒し)ち、ちょっとあんたっ!」

優子「(石川に)見苦しい言い争いはしたくないからバレーでこの決着をつけない?」

   それを聞いて顔を輝かせ、
本田(やったっ!またもや高視聴率を取るチャンス・・・)

石川「望むところだわ。ただし今日はこれから試合があるから来週の日曜日にどう?」

優子「それで結構よ」

石川「ところでおたくメンバーは揃うんでしょうね?」

真菜「(手を挙げ)私、参加します!」

房江「(手を挙げ)わたしも!」

石川「あなた達、ふざけてるの?こんな寄せ集めで試合になるとでも思ってんの?」

優子「それはやってみなきゃね。皆さんこそ実業団のプロなんだから負けて恥をかかないようにね」

   優子と石川が睨み合う絵に、
N『かくしてまたもやビッグイベントが立ち上がったのであった・・・』

   床に仰向けになって「あー臭かったー・・・」と言ってる修一に本田が近づいてゆく。

   その向うで優子達が輪になって話し合っている。

本田「岩城君、今度もバッチリ中継させてもらうからよろしくね」

   上半身を起こし、すました顔で、
修一「許可できません」

本田「(驚き)君にそんな権限があるのかな?学校に頼んだら即OKをもらえるんだけど」

   優子達に向かって、
修一「全員集合―!」

   優子達、一斉にこちらを向く。

   修一の前にピッと全員並び、
優子「なあに、修ちゃん?」

修一「俺が試合を棄権しろって言ったらどうする?」

優子「棄権するけど、なぜそんな分かり切った事を聞くの?」

   あ然とし、
本田(なぜこんなに岩城君に従順なのかナゾだが、彼に逆らったら全てが水泡に帰するのは分かった・・・)

修一「(本田に)敏腕マネージャーの実力が分かった?」

本田「(愕然とし)御見それしました・・・」

修一「(優子達に)はい解散!」

   ピッと敬礼し、
京子「はい、解散するであります!」と言ったのでみんな焦って釣られ敬礼する。

   あっ気にとられる本田に、
修一「と言う訳で、それなりの中継料を払ってもらわないと許可しません!」

本田「払う!中継料を払うから是非うちに独占させてもらえないか!」(再度テレビ界に金字塔を打ち立ててやるぞ・・・)

修一「それからDVDや写真集を出す時は、うちの事務所を通してね」

本田「え、事務所って?・・・」

修一「私が社長の、なかよしクラブって事務所」「みんなうちのタレントですから」

本田「(あ然)・・・わ、分かった。なかよしクラブね・・・」

本田「あ、一つ頼みがあるんだけど・・・」

本田「試合当日も今日みたいにブラジャーでやってもらえたら高視聴率を狙えるんだけど・・・」

修一「(きっぱり)それは私からは強制できないので彼女達の自主性にまかせます」

本田「(気圧され)わ、分かった。。じゃ前回同様、私の知人の写真家に撮らせるからよろしく・・・」

   片付けをしている石川達を見て、
本田(え、もう帰るのか?よっぽど気を悪くしたんだな・・・)

   石川達が不機嫌そうに優子の側を通って帰る。

   石川とすれ違いざま素知らぬ顔で、
優子「恥垢・・・」とポツっという。

   それを聞き口を押えて驚き、
里香(きゃっ!せんせ~い・・・)

   石川、ピキッと凍りつく。

エミ(ワーオ!先生って結構執念深いんだ~・・・)

   石川、赤面してツカツカと優子の前にくる。

   石川、平然とする優子をビンタしょうと手を振り上げる。

   その手が優子の顔に当たる寸前、真菜がバッと手を掴み無表情で、
真菜「決着は試合で・・・」

   石川、怒って腕を振り払おうとするが真菜の怪力にビクともしない。

石川「(焦り)もう分かったから手を放してよっ」

   優子に憎々しげに、
石川「プロを舐めたらどうなるか思い知らせてやるから・・・」

   去る石川達の後ろ姿を見ながら、
本田(さっそく女のバトルか、こりゃいよいよ試合が楽しみになってきたぞ・・・)

   館内、シューズ置き場の絵。

   館内の天井の絵に優子と修一の声、
  「ねえ、修ちゃん、まともに戦っても勝てないし何か奇策はないかしら?」

  「奇策ねえ・・・」

   誰もいなくなった館内、修一達が輪になって座り、
修一「とにかくみんなの得意技を探すとこから始めるしかないよな・・・」

   館内の天井の絵。

   向こうで、はみ出た乳房をブラに仕舞ってる愛に突然「バシッ」とボールを打ち、
修一「愛、レシーブ!」

   愛、振り向くと眼前にボールが飛んできたので驚く。

愛 「きゃんっ」と回転レシーブで上手に上げたボールを修一がキャッチし、
修一「はい、愛はリベロに決定」「里香はセッターね」

修一「真菜は当然ミドルだが、ひょっとしたらサーブもいけるかも・・・」

   コートの端を指し、
修一「真菜、あのラインを踏まずにどれだけネットの側まで飛べるか走り幅跳びの要領で飛んでみろ」

   両手でブルマーの食い込みを直しながら向こうのラインを見る後ろ姿に真菜の声、
  「はいっ」

   コートの後ろまで下がって手を上げ、
真菜「いきまーす!」

   真菜、ダッと走る。

   ラインの手前で跳びあがる。

   天井に付かんばかり高く飛んだ真菜を下から煽った絵。

   真菜、ネットにぶつかる寸前でダンッと着地する。

   本田、スマホで撮りながらあ然。

   全員あ然とし、
優子「うそーーっ!・・・?」

     つづく
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