「山」旅の途中

40代後半になって始めた山歩き。自分はどこから来てどこに行くのか。光、空気、花々の記憶を留めたい。

春のはかなき妖精たち 嵐山のカタクリ、エンゴサク・・・

2013-05-06 11:10:30 | 道北の山々

2013年5月5日 ☆ 嵐山

 

深川・丸山から、お気に入りの旭川・嵐山へ。

五月の初め、いつになく遅い春を実感。

山肌のキタコブシもサクラもいまだに息をひそめ、

雪解けが遅いことから、遊歩道の大半も閉鎖されていた。

カタクリもエンゴサクも、ぽつりぽつりと。

この時期に群落に出会わなかったのは初めて。

よーし、アップで撮ろう。 シュールな感じで面白かった。

カタクリ

 

エゾエンゴサク (紫花)

 

エゾエンゴサク(青花)

 

風を避けるかのように地面に低く張り付いていたのは、タチツボスミレ。

いつものキミながら、今年初のスミレで、嬉しく。

 

咲き始めのフクジュソウに、天に向かってすくっと眼差しを向ける意思を感じる。

いままで気づかなかったけれど、なんかいいね。

 

エゾノリュウキンカは、雪解け水を集めながら春の音を連れてくる。

タチツボスミレ

フクジュソウ

 

エゾノリュウキンカ

 

雪解け斜面に咲いていた数輪のカタクリに顔を寄せたところ、オクエゾサイシンが咲いていた。

ヒメギフチョウの食草だ。この葉の裏に卵を産みつける。

たくさんのヒメギフが舞う嵐山だが、食草に気づいたのは初めて。

好んで蜜を吸うカタクリの傍に、ひっそりと咲いていた。

 オクエゾサイシン

オクエゾサイシン&カタクリ

 

■過去の登山記録

2013年5月5日(嵐山)

2011年4月30日(嵐山~半面山)

2010年5月16日(嵐山~近文山)

2009年4月29日(嵐山)