「山」旅の途中

40代後半になって始めた山歩き。自分はどこから来てどこに行くのか。光、空気、花々の記憶を留めたい。

尻別岳は羊蹄山の展望台

2006-05-27 20:15:43 | 羊蹄・ニセコ周辺の山々

羊蹄山の展望と花ねらいで、留寿都・喜茂別にまたがる尻別岳へ。


札幌市内は初夏の予感だが、定山渓から中山峠は淡い新緑と春もみじ。紅葉が美しい山は春紅葉も美しい。

トドマツの濃い緑と周りの淡い色彩がメリハリ効いたパッチワークになっている。(写真は羊蹄山。登山口に向かう林道から撮影)

■10時16分 留寿都村登山口から尻別岳に。この山は初めて。

開けた眺望のよい登山路で、タチツボスミレ、シラネアオイが山頂まで途切れることなく続く。

シラネアオイには白花も。コキンバイも黄色い絨毯を作っている。

早くも?ハクサンチドリ、チシマフウロ、エゾカンゾウも咲いていた。

右手に支笏湖を囲む山々、左手に昆布岳、ニセコの山々、羊蹄山、背に洞爺湖を囲む山々と眺望は飽きる事がない。


ハクサンチドリ   エゾカンゾウ    白花のシラネアオイ

■11時17分 あと1000メートルという標識。ここからが急登。

40分かけて、「あと500メートル」の標識まで登る。ここから風がさわやか。

稜線を歩く。(写真・左が尻別岳  写真・右が羊蹄山)


 

■12時13分

山頂(1107.4m)に到着。5人の登山者が、ちょうど下山しようとしていた。

途中、すれ違った人が10人だから、僕が留寿都からの16人目の登頂者。

このあと登ってきたのが6人だから、この日は22人ということか。

山頂は狭く雑草が進入していて興ざめだが、眺望は最高。羊蹄山が手にとるように近い。

無意根山も美しい。有珠山西山火口の噴煙も見える。山頂の残雪が心地よかった。

 (写真は無意根山)

■12時55分
下山開始。タケノコを採りながら下山。笹薮の中でギョウジャニンニクをとっている夫婦登山者も。

春の登山は「食欲」もそそられる。 14時15分下山。

■真狩温泉で入浴。源泉かけ流しの500円。この温泉は6年ぶり。
家族4人でキャンプしたのが懐かしい。露天風呂から羊蹄山、尻別岳を、もう一度堪能。