「山」旅の途中

40代後半になって始めた山歩き。自分はどこから来てどこに行くのか。光、空気、花々の記憶を留めたい。

絶景オタモイ海岸に清楚なカタクリ

2006-05-06 20:35:52 | 札幌・小樽周辺の山々

きょうは盛りだくさん。手稲区の星置緑地から、小樽へ。奇岩・景勝地のオタモイ海岸から赤岩山を目指す。

昨夜、インターネットで調べたらカタクリが咲いているらしい。 昭和の初めまで景観を目玉にした一大観光地だったという。

が、施設は焼けて、今は「つわものども」の夢の跡。

白く輝く積丹岳、余別岳が青い海に浮かぶ。 その山並みが青い空を逆三角形に刻む。

時は過ぎても、確かに絶景だ。   日本海を見下ろしながら、カタクリの小道を歩く。


ここのカタクリは小さく清楚だ。

標高差200メートルほど上がるといったんピークに出る。なんと雪道!

複数の鉄塔のある赤岩山まで一本道なので迷うことはなかったが、小樽も雪解けが大幅に遅れている。

出合った知己のHさんによると「GWに毎年来ているが、例年にない積雪」とのこと。

エゾリスが「ウァ、ウァ」と鳴く。威嚇しているのか、警戒しているのか、初めて聞く悲鳴だ。

赤岩山(371.1m)からは、暑寒別山系の白き山々が見渡せた。

帰路は「中山海岸」に降りてみる。ギョウジャニンニクをザックにいっぱい詰めた男性2人とすれ違う。

ぷーんと春の匂いがした。

■快晴  おそらく気温20度超える
■10:58 オタモイ海岸「唐門」から入山
■11:30 352m標高地
■11:48 赤岩山(371.1m)ここまで2.6キロ
■12:48 山中海岸分岐→海岸降りる
■13:38 山中海岸分岐に戻る
■13:55 入山口に戻る


感動の花々・・・星置緑地

2006-05-06 19:09:49 | 自然公園/原野/海浜
6日はどこに行こうか、迷った。本棚から何気なく引き出した古いガイドブックに「星置緑地」に青咲きのキクザキイチゲが咲いているという。室蘭、伊達方面では咲いてるらしいが、札幌では見たことがない。JR函館線・星置駅近くに小さく残った湿地が「星置緑地」だ。あまりに身近で行ったことがなかった。
名物の水芭蕉の見ごろは過ぎたものの、ブルーのキクザキイチゲに初対面。
白いキクザキイチゲとの競うように咲いていた。

さらにコジマエンレイソウも咲いていた。

説明の標識板によると、松前小島で初めて見つかったエンレイソウの変種らしい。花弁がふっくらとしていて気品がある。この辺が北限らしい。
かなり得した気分になる。それにしても「点」のような湿地の何と健気で気高いことか。