生き生き箕面通信

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2198 ・原発新増設の勧め――狂気の読売新聞社説

2014-12-30 08:10:26 | 政治

お早うございます。
生き生き箕面通信2198(141230)をお届けします。

 ・原発新増設の勧め――狂気の読売新聞社説

 大手メディアの一角がついに「原発の新増設促進」を打ち出しました。読売新聞の本日1230日の社説の見出しは、「原発政策に新増設も加えよ」でした。まさに読売は狂気の沙汰です。

 この読売の紙面からうかがえるのは、原発ムラがいよいよ「原発の新増設」に本腰を入れる決断をしたということです。再稼働などでうろうろしているのは、生ぬるい。原発新増設を積極的に進め、「原発立国をめざせ」という狂気の勧めです。

 「プロメテウスの火」と言われる原子力は、神々の予言通り戦争の道具として“魔力”を発揮し続けています。日本の一部の権力層が原発に異常にこだわる背景には、「いつでも核兵器が作れる」というポジションを確保しておくという“戦略”があるとみられています。

 そして、アメリカ自身は、「ぶっそうな原子力の開発は、日本に任せておき、その成果はわれわれアメリカがちょうだいする」という戦略です。

  日米原子力協定には奇妙な条文が盛り込まれています。その16条には、「この協定が停止または終了の後においても、これらの規定は効力を有する」とあるのです。この協定が終わっても、効力は終わらないという。ふざけた条文を押しつけられ、日本は原発から抜けられない仕組みなのです。

 この奇妙な条文を知ったのは、今年10月末に発刊されその直後から高い評価を得ている、矢部宏治さんの「日本はなぜ、『基地』と『原発』を止められないのか」という本によってです。この本は出色です。この本1冊で、安倍政権のインチキさの根幹が丸分かりしますよ。

 それはともかく、読売の社説はこう締めくくっています。「福島第一原発事故の教訓を生かし、安全性を大幅に向上させた新型の原発を建設することで、産官学に幅広い人材を育てる。そうした原子力政策を確立すべきだ」と。まさに原発バンザイの全面展開です。

 読売新聞は、反国民的な新聞になったと言えます。安倍政権が反国民的な権力に変貌したのと機を一にして、読売も読者をだまし日本を滅亡に追いやるかもしれない“魔の新聞”に変じたと言えます。こんな新聞が世の中に存在する価値があるでしょうか。


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
なにがなんでも反原発な思考停止 (神様)
2014-12-30 10:37:16
>福島第一原発事故の教訓を生かし、安全性を大幅に向上させた新型の原発を建設することで、産官学に幅広い人材を育てる。そうした原子力政策を確立すべきだ」

その通りだ。これを狂気と言うのは、それこそ狂気だ。
おかしぃ頭をしてらっしゃる。
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原発が安全なら (仏様)
2015-01-02 23:40:17
率先して原発のまわりに移住するか、東京港に原発を建設しください。なぜ、しないのだろう。
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近代科学に安全なものはない (神様)
2015-01-03 11:40:15
原発わ人里離れたところに建設するべきである。
統計的にゆぇば原発は一番安全な発電である。
が事故が起きれば大きい、したがって人里離れたところに建設するべきである。東京港に建設しろなんてゆぅのは嫌がらせ以外の何物でもない。
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