生き生き箕面通信

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2272 ・安倍晋三という男が主催する「戦争や原発を隠す国連防災世界会議」

2015-03-15 10:04:57 | 政治

おはようございます。
生き生き箕面通信2272(150314)をお届けします。

・安倍晋三という男が主催する「戦争や原発を隠す国連防災世界会議」

 第3回国連防災世界会議が昨日3月14日、仙台市で幕を開けました。20か国ほどの首脳級をはじめとする約170か国が参加する大掛かりな国際会議です。しかし、根本的な問題は地震や台風など自然災害だけといっていいほど取り上げ方が偏り過ぎていることです。戦争や原発などの「災害」については、原発事故を多少取り上げている程度で、最も過酷な人為的災害である戦争には徹底的に避け、隠したことです。

 日本がホスト国で、初日のこの日、安倍首相が得意げに発表したのは、「4年間で総額40億ドル(日本円換算4855億円)のODA(政府開発援助)を行う」と、カネのばらまきでした。

 世銀のキム総裁がこの国連防災会議に出席するため来日、昨日、外国特派員協会で記者会見し、「原発はリスクが未知数なため、世銀は投資の対象にしない」との姿勢を鮮明にしました。さらに「新しい技術が本当に安全な原発を作れるのか。その証拠を示せなければ、国民の納得を得るのは難しい」と、再稼働に進む安倍政権を批判しました。

 放射能を含む汚染土はこちらからあちらへ移動するだけで、根本的な解決は先送りです。ネットにアップされた汚染土の量には圧倒されるばかり。人的な災害の結果ですが、このもとになった原発をどのようにして防災するというのでしょう。

 

よねやま すすむさんの写真
よねやま すすむさんの写真

 戦争もまた、人為的な災害の最たるものです。次の写真も、ネットに掲載されたものを拝借させていただきました。

 

「戦争の恐怖」

 

 その様子をAP通信のベトナム人カメラマン、フィン・コン・ウト氏が撮影。「戦争の恐怖」と題された一枚は世界中に配信され、翌年のピューリッツァー賞を受賞します。

 

 

戦火に翻弄されたこの写真は、世界中に多大な衝撃を与えたのでした。

 

キムフックが抱く我が子

 

 17回にも及ぶ手術を受け奇跡的に生還したキム・フックさんは、1992年に結婚され2児の母になりました。未だ痛むというただれた腕で我が子を愛おしそうに抱くその様子は、戦争が悪だということをハッキリと我々に訴えかけます。

 

 

 1996年には火傷手術を施してくれた外科医と再会し、カナダ国籍を取得した1997年にはユネスコ親善大使に就任。2010年には、空襲に惑う彼女を救った、当時イギリス・ITNテレビ記者のクリストファー・ウェイン氏との再会を果たしています。

 人間は、真の災害を直視しなければ、人類全体に大災害が及ぶのですが、21世紀の今になっても目をそらし続けています。

 


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