11/12、今年度から始めた『生ごみ堆肥作り相談会&交流会』の第2回を終了しました。
最初に生ごみ堆肥を使った菜園やベランダでの野菜栽培の様子をスライドで紹介、
続いて寒さに向かっての堆肥作りとして、『ジッパー付きポリ袋を使って一次処理』する堆肥化の方法を実演しながら説明しました。
参加者は当クラブの堆肥作り講習を受講するなどして、全員堆肥作りを始めていて、
熟成途中の堆肥を持ってきて見せてくださった方もありました。
肉・魚なども入れているという人もいましたが、
臭いもなく、順調に分解が進んでいました。少し乾燥気味の堆肥を持ってきた人には、
お茶がらや果物の皮などを投入して水分調整するようにアドバイスしました。
春から秋まで楽しく堆肥作りを続けてきた方も、寒さに向かってこれからの堆肥作りはそう簡単には分解しなくなります。
いつまでたっても野菜くずが緑色のままと言うこともあります。
そんな寒い季節にピッタリの堆肥作りと言えば、ジッパー付きポリ袋で一次処理してから土に戻して堆肥化する方法です。
生ごみを直接土に入れるよりもひと手間かかるように思いますが、実際には忙しい人にピッタリの方法で、
微生物が働きにくい寒い季節も堆肥化が早く進みます。
毎日の作業は台所でできます。
作り方は簡単、生ごみにぼかしまたは米ぬかをまぶしてジッパー袋に入れ、密閉保存する。
これを繰り返して、袋の八分目になったら投入をやめて1週間~10日程度熟成させます。
1か月前の区民まつりで作った生ごみ堆肥、よく分解しています。
このプランターに、ジッパー袋の中でぬか漬け状態になった生ごみを土と混ぜて堆肥化します。
台所作業の流れの中でできる手軽な方法で、お渡ししたテキストを読むだけでも解る内容ですが、
実演をしながら手順の説明をしました。
屋外の作業は週1回程度、ジッパー袋から土に戻す時だけです。
その後は暖かい日に堆肥を攪拌して空気を入れて発酵を促しましょう。
寒い冬、ベランダや戸外での堆肥化作業は週1回程度ですみます。
後半は会員が育てた落花生(ゆで落花生)を試食しながら、
それぞれの堆肥作りの様子をお話しいただいたり、疑問質問にお答えしました
Q コバエが出ている。
A 生ごみが出ないように、薄く土をかけておきましょう。
Q 魚を入れると腐敗臭になる。
A ぼかしを多めにまぶして箱の中心部分に入れ、10日~2週間そのままにしておくと
悪臭なく堆肥化できます。
A 作り方は簡単、テキストを参考にしてください。ぼかしや米ぬかだけでなく、
種堆肥も使うと早くできます。
(ikiiki)