いきごみクラブ 最新ニュース

江戸川区生ごみ堆肥化実践クラブ(いきごみクラブ)の
活動の様子を中心に掲載します。

食と農のテーマパーク 「ふきのとう」 バス見学会  9月26日

2014-09-29 15:15:52 | 見学会

5月から準備を進めてきた

食と農のテーマパーク「ふきのとう」へのバス見学会は、

台風16号の影響で予定通り実施できるかどうか心配でしたが、

さわやかな秋晴れに恵まれた9月26日、楽しみながら学んできました。

   ふきのとう

バスは、7:30に最初の集合場所、葛西を出発、一之江、小岩と

参加者を乗せて茨城県行方市へ。

午前の見学は農業生産法人「くらぶコア」代表の五十野さんに堆肥場を案内していただき、

堆肥作りや有機農業についてご説明いただきました。

「くらぶコア」は有機JAS法を遵守し、持続可能な循環型農業に取り組んでいます。

 堆肥場   

40年ほど前までは日本中が有機農業でしたが

戦後の短い期間に化学肥料が主流となり田畑からゴミが出るようになりました。

しかし「くらぶコア」の堆肥場では、

農場の野菜くず・草・もみ殻・わら・米ぬか・木くず等々を、

写真のように堆肥化していました。

70度の高温で発酵中 低温で熟成中 3年間野ざらし、肥料分を抜いて種蒔き用に

   

五十野代表の「これからの農業は作る人と食べる人ではなく、

農家と消費者が支え合う関係作りが大切」とのお話が心に残のりました。

続いては楽しみにしていたサツマイモと里芋の収穫を体験。

         里芋の収穫

最後にヒマワリ油の搾油を見学しました。

耕作放棄地にヒマワリや大麦を栽培して、

  ひまわりの種搾油

ヒマワリ油を絞り、大麦はシフォンケーキとして販売されていました。

昼食は「くらぶコア」が運営する「ふきのとう」での

ピザ焼き体験

    

その他に完熟トマトの冷製パスタ、かぼちゃのスープ・リーフレタスのサラダなど、

とても美味しかったです。

    

デザートは大麦・さつまいも・ほうれん草と3種類のシフォンケーキ、

フルコースを完食しました。

               食後も質疑応答 

食後には有機農業について質疑応答もあり、よく学び・よく食べた充実の見学会でした。(ikiiki) 

 

 


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愛知白菜の種まき

2014-09-25 05:44:35 | 実験菜園

2週間前に堆肥を入れて耕しておいた菜園に、

9月20日、愛知白菜(中玉)と水菜の種まきをしました。

種は野口種苗の固定種です。

実験菜園の活動をスタートして11年、

これまでに50種類以上の野菜を育ててきましたが白菜は初めてです。

定番の野菜ですので不思議な気もしますが、

「難しい野菜」という思い込みがあり、避けてきたようなところもあります。

2週間前に堆肥を入れて耕しておいたので、

この日は畝を作り、1ヶ所に5粒ずつ丁寧に蒔きました。

まだ暖かいこの時期、防虫ネットは欠かせません。今回は不織布を使いました。

アーチは自在に曲がるもの(5メートル巻き)をちょうど良いサイズに切って使いました。

  

トンネルは菜園メンバーのアイディアで、

周囲に土をかけず、

両端に立てた支柱に不織布の端を巻き付けて、洗濯挟みで止め、

所々を余った支柱や煉瓦で押さえるだけにしました。

この方法ですと不織布もあまり」汚れません。

  

それに何より簡単です。

この日の収穫はゴーヤ・しその葉と穂・ニラ・アスパラガス、

アスパラガスは秋にも収穫できるのでしょうか、太くて立派な芽が2本出ていました。

病害虫に弱いというイメージが強い白菜ですが、収穫まで60日~65日

無事に結球して収穫できるかどうか楽しみです。(ikiiki)

 


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生ごみリサイクル春期講習会終了

2014-09-17 14:17:24 | 生ごみリサイクル講習会

4月からタワーホール船堀と小岩区民間の2会場で開催してきた

生ごみリサイクル春期講習会が9月10日で終了しました。

     9/8 小岩区民間    9/10 タワーホール船堀

この講習会は全3回コースで、第1回が4月、第2回が5月、

第3回は少し間をおいて秋。

高温多湿の時期を経験して、堆肥作りが順調に進んでいるかどうか確認したり、

困っていることがあればアドバイスをできるように、最終の第3回を9月に設定しました。

5月の第2回講習会以来の再会となりますが、テーブルを囲み和やかな雰囲気で進みました。

小袋に入れて持参していただいた作成中の堆肥を全員に回して見ていただきながら合評、

どの堆肥も悪臭や虫の発生などはなく大変よくできていて、堆肥箱が3箱になった人もあり、

とても熱心に取り組んでいる様子が感じられました。

夏の堆肥作りは、悪臭や虫の発生など挫折につながることもありますが、

暑さで分解が早く進むため、堆肥作りには良い季節でもあります。

皆さん堆肥作りの楽しさも実感されている様子でした。

  

この日は講師手作りの

バジルペーストやブルーベリージャムをお菓子やパンにつけて、

飲み物はトマトジュースにハーブティーで、

茶話会のような楽しい講習会となり話題も盛り上がりました。

どれも自家製です。

  

また、お土産には講師宅の緑のカーテンで収穫した大きな白ゴーヤ、ブロッコリーの種など。

全て生ごみリサイクルの成果です。講習会ご参加の皆様には

生ごみ堆肥って素晴らしい

と実感していただけたものと思います。

クラブでは生ごみ堆肥を使って在来種や固定種の野菜を種から育て、

「種まきに始まり、種取りに終わる」

昔ながらの野菜作りを目指しています。

庭先やベランでできる生ごみ堆肥作りと野菜作りを伝えた講習会でした。

秋期講習会は10月スタートです。

講習会で出た質問

 ・だんご虫(たくさん)、水アブ、ダニがいた  殺虫剤を使った・・2名

        だんご虫などは数が少なければ、取り除く。不快なら、ビニール袋で覆い、日光の熱で退治。

        殺虫剤は使わないほうがよい。

        テキストも見ていただくようにお願いした。

  ・コーヒの出しがらを入れても良いか?

        お茶、コーヒの出しがらは、水分をしぼり、普通に入れてよい。

        香りが良くなるので好ましい。

  ・完熟しているような良い状態なので、早く使いたい

              ゴミが分解し、臭いもなくなって一見、完熟したように見えるが、まだ、分解が続いている。 

       堆肥の使用を急ぐと植物の生育に支障があり、枯れてしまうこともあります。
 
       季節にもよるが、一定期間(半年~1年)完熟させることが好ましい。
 
       夏なら最低3~4ヶ月は完熟させてから使用した方が良い。
 
     
             置き肥として使うなら、もう少し短くても良い。
 
       
             テキストの完熟堆肥の見分け方を参考にして下さい。

  ・生ごみとぼかしの固まったのを多く入れたらすごく堆肥の温度がが上がり、 

    びっくりした。 しかし数日すると温度は下がってしまった。

             生ごみをいれて1~2日後は微生物の活動が盛んになり、温度が上がります。ある程度

      分解が終わると、下がる。また生ごみを入れると温度が上がるという繰り返しをします。 
 
 
この講習会にご参加の皆様が、できた堆肥を使って植物を育て、
 
生ごみの堆肥化を生活の一部として楽しんでいただけることを願っています。(ikiiki)    

 

 

 

 


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秋野菜の土作り 

2014-09-09 14:24:58 | 実験菜園

9月6日、夏野菜の最後の収穫をして、茎や葉は緑のコンポスト容器で堆肥化しました。

伏見甘長唐辛子は10月頃まで収穫できますので迷いましたが、

秋野菜の種蒔き準備のため、思い切ってこの日で終わりにしてしまいました。種は取る予定でしたが、

赤く熟するまで待つ必要があり、小さな菜園を有効に使うため種取りは行いませんでした。

    

伏見甘長唐辛子やステラミニトマトなど野口種苗から購入した固定種は、

種を取り毎年育てていくことで、この菜園の環境に順応して、

「いきごみ甘長」「いきごみトマト」にもなるとのこと。

それができなかったことは残念でした。

引き抜いた野菜の茎や葉はコンポストで堆肥化、次の野菜を育ててくれます。

今年1月から切り返しをしてきたコンポストの一つがようやく完熟したので、

堆肥を菜園に運び、有機石灰を入れてよく耕しました。

完熟堆肥を取りだすために外したコンポストは10cmほど掘って再び据え付け、

掘った土をコンポストの周りにかけて踏み固め、再度設置しました。

今回コンポストに入れたものは、

夏野菜の根元にかけて草マルチとして使っていた枯れ草と 夏野菜の茎や葉です。

         

トウモロコシの硬い茎を細かく切ったり、硬い土を掘ってコンポストを設置したり、力仕事もあります。

乾燥した枯れ草をコンポストの底に入れて、

その上に野菜の茎や葉ぼかし隣のコンポストの熟成中の堆肥 

の順に繰り返し入れ、最後に熟成中の堆肥を表面にかけておきます。

このような堆肥作りをすれば悪臭や虫の発生は無いものと思っています。

今後は給食の生ごみもいただいて堆肥作りや

一番大きなコンポストでは腐葉土作りもしたいと考えています。

  

今、菜園で一番元気なのはアスパラガスとゴーヤです。

アスパラガスは暑さに負けないで大きく茂り、栄養を蓄えていますので、

来年春が楽しみです。 (ikiiki)

 

 

 


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