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TAMC都築幹彦会長の勇退挨拶
TAMC(東京アマチュア・マジシャンズ・クラブ)の都築幹彦会長が勇退しました。
その挨拶が12月の例会の中でありました。
75年の歴史を積み重ねたTAMCにおいて、都築幹彦会長は多湖輝前会長から引継ぎ2期4年間に亘り17代目会長として任務を果たしてきました。
弁舌爽やかな語り口がとても評判であり、会員からも慕われている人格者であります。
秋のマジック大会では、毎回大トリで楽しい作品を披露しています。
出し物は世界各国を取り上げ、和妻(日本)を出発して、中国、韓国、ブルガリア、イギリス、和妻(日本)と廻ってきました。
今年の和妻は、長尺シルクの中から10本の傘出しを試みて、観客をアッと言わせて万雷の拍手を貰っていました。
観客の中には都築ファンがとても多く毎年会場に駆けつけています。
都築幹彦さんは、ヤマト運輸に勤務していて代表取締役社長まで勤めた方です。
在任中に「宅急便」のシステムを考案して確立した人です。
今では宅配便の代表として認識されている宅急便の生みの親であります。
アニメ映画「魔女の宅急便」の製作にも会社ぐるみで支援の手を差し出した本人でした。
映画製作に対して多額の協賛金を出したが、あのように大ヒットする作品になるとは想像もしていなかったようです。
現役を引退後は、ヤマト運輸のOB会組織の会長を務めて社員たちの報告や相談にものっていたようです。
今は講演の依頼が多くあり、日本全国を東奔西走して活躍しています。
いつも若々しさがあり、相手の気持ちをよく理解して話を聞いています。
TAMCでは同期に入会した仲のいい持永恒美さんが昨年の12月に亡くなったことにショックを受けていましたが、今後も持永さんの分までTAMCの発展に寄与していくと力強い宣言をしての勇退の挨拶でした。
とても力の入った温かみのある感動を受けるスピーチでありました。
いつまでも元気で活躍されますことを祈念しております。
(12月6日記)