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THE 羅針盤・・・キックボクシング

(旧キックボクシングの羅針盤)
豊富な経験と知識から【経営】【アポ無し行動学】を伝えていきます。

ザッケローニの細かい指示の意味

2010-10-13 11:06:20 | Weblog
サッカー日本代表監督のサッケローニ(イタリア)監督は

監督就任後、好調なスタートを切ってる。

アルゼンチン代表に1VS0で勝利。

韓国にはドローだったが、監督としての評価は低くない。

日本代表選手にザッケローニの感想を聞くと、指示が細かいと言う意見が

多い。

例えば「サイドオの選手がタッチラインを背にしたら、後ろの選手はオーバーラップ

しろ。」であったり、細かい状況を指定して、プレーを指示してる。


これを聞いて、昔ブラジル留学した知り合いの話しを思い出した。


その知り合いは、ブラジル留学する前はブラジルは自由奔放に練習してると思った

らしい。しかし、実際に留学してみると「ストップ・ザ・ゲーム」がもの凄く

多いと漏らしていた。

このストップ・ザ・ゲームとは、ミニゲームの途中で選手を止めて

「この場合、パスをA男にするのでは無く、自分で突破してその後

Bにパスしろ!」と言う具合に、細かく指示する事をサッカーでは

「ストップ・ザ・ゲーム」と言う。これで、選手のプレーに

形を作っておいて、それをベースに応用を要求して行く。

つまり、初期段階で【ストップ・ザ・ゲーム】をおこなう事で、

【制約】をする。その後、ある程度形のバリエーションが増えたら、

選手個々のアイディアを要求し、【自由】なプレーを要求していく。


ザッケローニ監督も監督就任時、選手に細かい要求をしたのは、

初期段階で【制約】をする事で、後々選手が【自由】で自発的な

プレーをする為の基礎作りをする為に、やった事だとすぐ分かる。


まとめると、人間は何か修得する初期段階で【制約】をかけ引き出しを

増やし、その後【自由】な発想でプレーや行動をさせる事で、

自発的な行動、創造的なプレーが出来る様になる。


【制約】→【形の形成】→【プレー、行動の引き出しが増える】→【自由なプレー】

と言う具合に、質の高い選手に成長する事が可能になる。

ザッケローニ監督が細かい指示をするのも、最終的に自由で自発的なプレーを

選手にさせる為だと思う。

皆さんも、このプロセスを意識して新しい事を修得して欲しい。

絶対に修得スピードは速くなると思う。


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