今回インジェクションチューニングさせていただいた2016年式FLSSのオーナーは女性のお客様です。
インジェクションチューニングのご依頼は男性に比べると女性の方が少ないという実情がございまして
考えられる理由としては「見た目も変わらないし必要と感じていない」という部分が大きいのかなと思います。
私もインジェクションチューニングをご案内するトークの中に
「乗っていて必要と感じているかどうかも重要な要素の一つです。」とお話ししていますが
今回、チューニング後に乗って頂き、その感想をお伺いして少し考え方が変わりました。
2016年式 FLSS
マフラー:D&D Bobcat 2in1
エアクリーナー:S&S ティアドロップエアクリーナー
緑線:チューニング前(マフラー&エアクリーナー ノーマル時)
赤線:チューニング前(マフラー&エアクリーナー 交換後)
青線:チューニング後
数値的には馬力で22.24PSアップ、トルクで2.84kg-mアップいたしました。
でも、今回は大切なのは数値じゃなくてフィーリングなんです。
今回は「低回転域での走りやすさ」と「エンジン温度を下げる」という感覚での判断を多く必要とするご依頼事項でした。
チューニング前のグラフを見ていただけばわかるように、いつも通り丁寧に施工すればご依頼事項の部分はクリアできます。
乗って頂いた感想も「2000回転ぐらいがスゴイ乗りやすくなったし、渋滞にハマっても熱くない、夏が楽しみ。」というご期待に添えたんだなというものでした。
ここまで読んでいただくと「何が言いたいんだ?」と思いますよね。
今回、私が感じたことは・・・
ハーレーって購入してから、自分に合わせて行くカスタムをしますよね?
特に体が小さくて華奢な女性の方などは
足つきが悪い→ローダウンする、シートを変える
ハンドルが遠い→ハンドルを変える、シートを変える
クラッチが重い→レバーを変える、VPクラッチ等を入れる
ウインカーが出しづらい→エクステンションを着ける
スタンドの出し入れがしづらい→→エクステンションを着ける
などなど、ドンドン自分の体に合わせて行くことができます。
これってインジェクションチューニングをすることも同じで
停車状態からの発進時にふらつく→出だしのトルクの改善→インジェクションチューニング
運転していてバイクが重く感じる→全体的にスムーズにする→インジェクションチューニング
ハーレーらしいドコドコ感が少ない気がする→混合比・点火タイミング等を適正にする→インジェクションチューニング
渋滞にハマった時のエンジンからの熱気→混合比・点火タイミング等を適正にする→インジェクションチューニング
こんな感じで自分に合わせるカスタムなんです。
乗りづらいから、乗りやすくする。
乗りやすくするためにカスタムする。
買ったからには楽しく乗りたい。
インジェクションチューニングは、この当たり前の思いを実現するために必要なんです。
今乗ってるハーレーに不満があったり、自分が持っている感覚が正しいか分からないと感じている方は是非一度ご相談下さい。
愛車を乗りやすく健康に。
一国サイクルワークスにお任せください。