今回の記事は『キック・アス』(2010年、監督:マシュー・ヴォーン)です。
「ウォンテッド」の原作者マーク・ミラーのアイデアを基に、同名コミックの執筆と同時進行で製作されたハードバイオレンス・アクション・コメディ。
スーパーヒーローに憧れた平凡なオタク高校生が始めた無謀な自警活動が思わぬ事態へと発展していくさまを描く。
印象としては、青春テイスト×ハードヴァイオレンス×ブラックコメディ。
主演はアーロン・ジョンソン、共演にクリストファー・ミンツ=プラッセ、ニコラス・ケイジ、そして何と言っても注目なのがクロエ・グレース・モレッツ。
ちなみに映画のプロデューサーはあのブラッド・ピットです。
■内容紹介 ※goo映画より
ニューヨークに住むデイヴは、アメコミ好きでスーパーヒーローに憧れているさえない高校生。
ネット通販で購入したコスチュームを着て、勝手にヒーローになりパトロールするが、特別な能力があるわけではなく、最初の戦いであっけなく入院。
しかし2度目の戦いぶりがYouTubeにアップされると、ヒーロー“キック・アス”はたちまち人気者に。
一方、マフィアのボスのダミコが、組織に起きた最近のトラブルを“キック・アス”の仕業と勘違い。実は別に父娘のヒーローである“ビッグ・ダディ”と“ヒット・ガール”がおり、ダミコへの復讐の機会を狙っていたのだ。
正義の心で
悪をKILL
特殊能力ゼロ、モテ度ゼロ、体力微妙
──なりきりヒーローが世界を救う
■感想
2010年映画レビューも残すところ2本。
(新作映画のみで午前十時の映画祭は別勘定)
予告編を観て「これは面白そう」と思っていた『キック・アス』を観てきました。
映画の内容としては、平凡な高校生のデイヴがヒーローに憧れ、自らヒーローのコスプレをして無謀な自警活動を始めたことから引き起こされた思わぬ事態を描いた青春アクション・コメディ。
ただしこの映画、想像以上にヴァイオレンス!
R15+制限がされているだけのことはある過激さで、思っていたよりもずっと残虐な殺戮描写があります。苦手な人は注意。
それをあどけない少女にやらせている為、本国では賛否両論の物議を醸している模様。
けれどそれを払拭してあり余る面白さが確かにあった。
『キック・アス』はかなり面白い部類の映画に入ると思います。
ちなみにこの映画、下ネタ表現もかなりあり、序盤のスタートダッシュからいきなり下ネタ表現が入れられています。
これも苦手な人は注意かな。
物語は最初から最後まで飽きるところは全く無く、一気にラストまで引っ張っていかれます。
ちょっとダークなところもあるけれど純粋に面白かったといえる映画だったと思います。
青春テイスト×ハードヴァイオレンス×ブラックコメディ。
これらの混ぜこぜ方は上手い。
デイヴのヒーローに憧れる普通の少年っぷりは良かった。
憧れているだけでなく、実際に行動を起こせるのだからすごい。
はっきり言って全く強くなく、時に逃げ出してしまう弱さもあるが、誰よりもヒーロー=正義の心に憧れを持つその姿は魅力的です。
彼の行動や思いには心打たれるものがありました。
キックアスの扮装自体はあまりかっこ良くはないけれど…。
演じているアーロン・ジョンソンは注目大かも。
デイヴと同じく弱々ながら、なりきりのヒーロー(実は悪役)レッドミストとして登場するクリストファー・ミンツ=プラッセも良かった。
キックアス=デイヴの抹殺を目論む悪役ながら、キックアスと不思議な友情が芽生える様はけっこう好きな展開だった。
けど結末は宿命の2人もの定番の締めくくられ方。もしかして次回作ある?
主役のヒーロー、キックアスとその敵役となる悪者レッドミストが共に弱っちいのは斬新でした。
その分、なりきりヒーローアクションという、これまでのアメコミ・ヒーローものの概念をぶち壊す設定はかなり活きてきています。
ビッグ・ダディことニコラス・ケイジのアメコミお父さんっぷりも面白かった。
実際にいたらかなり危ない人で復讐に燃える歪んだ執念はヒーローとは言いがたい面もある。
かなり変わっちゃいるけど、娘に向ける愛情からは父親の優しさを感じます。
さすがはニコラス。
でも一番はやっぱり、ヒットガールの可愛さかも。
めちゃくちゃ可愛いぞ。
ニコラス演じたお父さんあってのかなり変わった娘を可愛く演じています。
こんな役柄、今まで観たことないな。
ちなみにアクションは相当なハード・バイオレンスで、かなり残虐描写が伴います。
ヒットガール(ミンディ)を演じているのは、クロエ・モレッツで、実はこの子、現在最強の少女子役と言われるほどの子らしい。
なるほど納得の魅力です。
これは注目しておいて損はない。
映画『キック・アス』においても、他のヒーローたちを差し置いての大活躍ぶりを見せてくれます。
『キック・アス』は全く新しい感覚のアメコミ・ヒーロー映画です。
言ってしまえばおバカムービーに属すると思うのでその辺はあしからず。
感動こそしないかもしれませんが、面白さはかなり高い。
機会があればぜひ一度ご覧になって観てください。
↓貼り残し画像
⇒img1(さえない高校生トリオ)
⇒img2(キックアス)
⇒img3(キックアス&レッドミスト)
⇒img4(ヒットガール&ビッグダディ)
⇒img5(レッドミスト&そのパパ)
↓予告編
(★は最高で5つです。★:1pt, ☆:0.5pt)
■Link
+⇒公式HP(Japanese)
+⇒キック・アス - goo 映画
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「ウォンテッド」の原作者マーク・ミラーのアイデアを基に、同名コミックの執筆と同時進行で製作されたハードバイオレンス・アクション・コメディ。
スーパーヒーローに憧れた平凡なオタク高校生が始めた無謀な自警活動が思わぬ事態へと発展していくさまを描く。
印象としては、青春テイスト×ハードヴァイオレンス×ブラックコメディ。
主演はアーロン・ジョンソン、共演にクリストファー・ミンツ=プラッセ、ニコラス・ケイジ、そして何と言っても注目なのがクロエ・グレース・モレッツ。
ちなみに映画のプロデューサーはあのブラッド・ピットです。
■内容紹介 ※goo映画より
ニューヨークに住むデイヴは、アメコミ好きでスーパーヒーローに憧れているさえない高校生。
ネット通販で購入したコスチュームを着て、勝手にヒーローになりパトロールするが、特別な能力があるわけではなく、最初の戦いであっけなく入院。
しかし2度目の戦いぶりがYouTubeにアップされると、ヒーロー“キック・アス”はたちまち人気者に。
一方、マフィアのボスのダミコが、組織に起きた最近のトラブルを“キック・アス”の仕業と勘違い。実は別に父娘のヒーローである“ビッグ・ダディ”と“ヒット・ガール”がおり、ダミコへの復讐の機会を狙っていたのだ。
正義の心で
悪をKILL
特殊能力ゼロ、モテ度ゼロ、体力微妙
──なりきりヒーローが世界を救う
■感想
2010年映画レビューも残すところ2本。
(新作映画のみで午前十時の映画祭は別勘定)
予告編を観て「これは面白そう」と思っていた『キック・アス』を観てきました。
映画の内容としては、平凡な高校生のデイヴがヒーローに憧れ、自らヒーローのコスプレをして無謀な自警活動を始めたことから引き起こされた思わぬ事態を描いた青春アクション・コメディ。
ただしこの映画、想像以上にヴァイオレンス!
R15+制限がされているだけのことはある過激さで、思っていたよりもずっと残虐な殺戮描写があります。苦手な人は注意。
それをあどけない少女にやらせている為、本国では賛否両論の物議を醸している模様。
けれどそれを払拭してあり余る面白さが確かにあった。
『キック・アス』はかなり面白い部類の映画に入ると思います。
ちなみにこの映画、下ネタ表現もかなりあり、序盤のスタートダッシュからいきなり下ネタ表現が入れられています。
これも苦手な人は注意かな。
物語は最初から最後まで飽きるところは全く無く、一気にラストまで引っ張っていかれます。
ちょっとダークなところもあるけれど純粋に面白かったといえる映画だったと思います。
青春テイスト×ハードヴァイオレンス×ブラックコメディ。
これらの混ぜこぜ方は上手い。
デイヴのヒーローに憧れる普通の少年っぷりは良かった。
憧れているだけでなく、実際に行動を起こせるのだからすごい。
はっきり言って全く強くなく、時に逃げ出してしまう弱さもあるが、誰よりもヒーロー=正義の心に憧れを持つその姿は魅力的です。
彼の行動や思いには心打たれるものがありました。
キックアスの扮装自体はあまりかっこ良くはないけれど…。
演じているアーロン・ジョンソンは注目大かも。
デイヴと同じく弱々ながら、なりきりのヒーロー(実は悪役)レッドミストとして登場するクリストファー・ミンツ=プラッセも良かった。
キックアス=デイヴの抹殺を目論む悪役ながら、キックアスと不思議な友情が芽生える様はけっこう好きな展開だった。
けど結末は宿命の2人もの定番の締めくくられ方。もしかして次回作ある?
主役のヒーロー、キックアスとその敵役となる悪者レッドミストが共に弱っちいのは斬新でした。
その分、なりきりヒーローアクションという、これまでのアメコミ・ヒーローものの概念をぶち壊す設定はかなり活きてきています。
ビッグ・ダディことニコラス・ケイジのアメコミお父さんっぷりも面白かった。
実際にいたらかなり危ない人で復讐に燃える歪んだ執念はヒーローとは言いがたい面もある。
かなり変わっちゃいるけど、娘に向ける愛情からは父親の優しさを感じます。
さすがはニコラス。
でも一番はやっぱり、ヒットガールの可愛さかも。
めちゃくちゃ可愛いぞ。
ニコラス演じたお父さんあってのかなり変わった娘を可愛く演じています。
こんな役柄、今まで観たことないな。
ちなみにアクションは相当なハード・バイオレンスで、かなり残虐描写が伴います。
ヒットガール(ミンディ)を演じているのは、クロエ・モレッツで、実はこの子、現在最強の少女子役と言われるほどの子らしい。
なるほど納得の魅力です。
これは注目しておいて損はない。
映画『キック・アス』においても、他のヒーローたちを差し置いての大活躍ぶりを見せてくれます。
『キック・アス』は全く新しい感覚のアメコミ・ヒーロー映画です。
言ってしまえばおバカムービーに属すると思うのでその辺はあしからず。
感動こそしないかもしれませんが、面白さはかなり高い。
機会があればぜひ一度ご覧になって観てください。
↓貼り残し画像
⇒img1(さえない高校生トリオ)
⇒img2(キックアス)
⇒img3(キックアス&レッドミスト)
⇒img4(ヒットガール&ビッグダディ)
⇒img5(レッドミスト&そのパパ)
↓予告編
映画データ | |
---|---|
題名 | キック・アス |
製作年/製作国 | 2010年/イギリス=アメリカ |
ジャンル | アクション/コメディ/青春 |
監督 | マシュー・ヴォーン |
出演者 | アーロン・ジョンソン クリストファー・ミンツ=プラッセ マーク・ストロング クロエ・グレース・モレッツ ニコラス・ケイジ ギャレット・M・ブラウン クラーク・デューク エヴァン・ピーターズ デボラ・トゥイス リンジー・フォンセカ ソフィー・ウー エリザベス・マクガヴァン ステュー・ライリー マイケル・リスポリ ランダル・バティンコフ デクスター・フレッチャー ヤンシー・バトラー、他 |
メモ・特記 | 原作:マーク・ミラー、ジョン・S・ロミタ・Jr |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
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