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夏と花火と私の死体 / 乙一

2005-11-14 22:58:00 | 読書
『夏と花火と私の死体』です。
乙一さんのデビュー作ですね。
この本には本題にもなっている「夏と花火と私の死体」と
「優子」という2作の短編作品が入っています。
これから書く内容紹介は「夏と花火と~」の方についてです。

「夏と花火と私の死体」
弥生ちゃんは「わたし」の同級生で友達だった。
弥生ちゃんには健くんというお兄ちゃんがいて
「わたし」と弥生ちゃんと健くんは毎日一緒に遊び回っていた。
その日、「わたし」と弥生ちゃんは森で木登りをして遊んでいた。
健くんも後から来ることになっていた。
しかしその日に「わたし」は死体となってしまう。
健くんは「わたしの死体」を誰にも見るからないように隠すことに決めたようだ。
弥生ちゃんは悲しそうに、それでも嬉しそうに健くんを見上げ、「わたし」を隠すことに同意した。
「わたし」はそんな2人を、見開かれたままの目でただ羨ましそうに見つめることしかできなかった。
それから健くんと弥生ちゃん、そして「わたし」の3人の冒険の日々が始まる…。

内容紹介で主人公の「わたし」が死んでしまうことを書いていいものか迷ったけど
本の題名からして、たぶんその辺は読む前にもわかるだろうということで
内容紹介には「わたし=死体」とはっきりわかるように書きました。
それにそのことを隠して内容紹介すると
なんか全然別の話っぽくなっちゃうと思うんで。
この本を読んだことない人がこの内容紹介を読むと
たぶん後半部分の意味が訳わからん
とかと思うかもしれないけど
この話、死体のはずの「わたし」がまるで生きているかのように
いろいろなことを考え、感じながら
健くんと弥生ちゃんと過ごす(?)日々について描かれているという
すごい作品です。
こんな話を高校生の頃に書いてしまった乙一さんは
ホントにすさまじい人なんだなぁ
とつくづく思います。

っと、話をこの小説の感想に戻して
この「夏と花火と~」は読んでてすごくドキドキします。
何がドキドキかは此処には書きませんが、この本を読めばきっとわかります。
とにかくスリルたっぷりの話なんです。
そして死体なのに生きているように「わたし」を描いている
という今まで読んだことのないような書き方が面白い。
それから既に死んでしまった「わたし」が大好きな健くんや弥生ちゃんに向ける気持ちが
とんでもなく切ないです。
最後には乙一さん得意のびっくりするような結末が待ってます。
短いながらも
ドキドキ+新鮮さ+切なさ+衝撃
が詰まった心に残る作品です。

もうひとつの収録作「優子」
なんだか古風な感じがして「夏と花火と~」読んでから読むと
意外な感じがした
ということがあったように思う。
結末も意外で驚きます。

この『夏と花火~』はだいぶ前に読んだ小説なので
この記事書くの大変でした。
読み終わったばかりの時に感じた気持ちとは
もしかしたら少し違ったことを書いちゃってるかもしれないけど
おおよそ素直な感想が書けたとは思ってます。
映画を除いて此処のブログの感想は気が向いた作品から書いてるんで
新しい記事が最近の感想とは限りません。
(あれ、何書いてるのか自分でも意味不明に思える。)
まぁとにかく『夏と花火~』は僕が初めて読んだ乙一さんの本で
これが乙一さんの本にハマったきっかけの本です。
そしてとにかく昔に読んだ本だよ
ってことを加えてこの記事終わりとします。
最後まで読んでくれた人、お疲れ様でした。


『夏と花火と私の死体』 / 乙一 / 集英社文庫
ジャンル:小説(切ないホラー)
メモ:第6回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞 受賞
乙一さんのデビュー作。執筆当時、彼は17歳!
おすすめ度:★★★
は最大で5つです)
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6 コメント

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はじめまして☆ (レイ)
2007-09-15 01:28:09
遅くなってしまいましたが、トラックバックいただきまして、ありがとうございました

色んな本を読まれてるんですね!
今後の本選びの参考にさせていただきま~す♪

こちらにも、またお越し下さい
レイさんへ (ichi-ka)
2007-09-16 00:56:23
コメントありがとうございます。
読むペース遅くてジャンルが偏ってるんですけどね。
こちらこそぜひよろしく。
Unknown (レイ)
2007-09-19 00:32:03
読むペース遅くて偏ってるって、私のことです。
もっと早く読めたら、色んなジャンルに広げていきたいけど、なかなか読めなくて残念です。
ichi-kaさんは色んな本読んでますよね♪


乙一作品は面白くて早く読めますね!
レイさんへ (ichi-ka)
2007-09-21 23:14:15
同感です。
読みたい本は山ほどあるけど、ペースが遅くて未読の本がたまる一方です。

そんな中でも、乙一さんの本は面白いので、すぐ読み終わります。
Unknown (藍色)
2009-04-20 17:14:15
初めて読んだ本、同じです。
切なさと衝撃が大きかったですね。

トラックバックさせていただきました。
藍色さんへ (ichi-ka)
2009-04-25 18:13:50
コメントありがとうございます。
乙一さんの小説は切なくて好きです。
こちらからもトラックバック返します。

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