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ミノタウロスの皿 / 藤子・F・不二雄

2005-11-12 16:02:05 | 読書
『ミノタウロスの皿』です。
ドラえもんの作者、藤子・F・不二雄先生の短編集です。
もちろん漫画です。
藤子・F・不二雄[異色短編集]として出されている中の1巻です。
異色というだけあって中身の漫画はドラえもんとかキテレツとかとは趣が違って
ダークな雰囲気漂うものとなってます。

内容紹介として本題となっている「ミノタウロスの皿」の話を簡単に紹介しときます。
宇宙船の故障により見知らぬ惑星へと緊急着陸した青年。
その惑星には文明レベルは低いが人間がいて、青年はミノアという少女に助けられた。
しかしその惑星は明らかに地球とは異なる点があった。
惑星の支配者は人間ではなく、「牛」であったのだ。
しかもその惑星において人間は…。

まるで牛版、猿の惑星といった感じのこの話、実は猿の惑星よりも衝撃的な内容だったりします。
そして猿の惑星より面白いです。
この異色短編集にはこのように衝撃的(といってもどこが衝撃的なのかは書かなかったけど)
な作品や、人の業を中心に描いたダークテイストな作品とかが多いです。

この短編集1には「ミノタウロスの皿」の他にも
大きなウサギが子供を誘拐する「ヒョンヒョロ」
トリビアでも紹介されたある意味有名な「劇画・オバQ」
など奇想天外、奇奇怪怪な話が13作品も入っていてとても面白い。
年齢、性別問わずどんな人にもおススメです。


『藤子・F・不二雄[異色短編集]1 ミノタウロスの皿』 / 藤子・F・不二雄 /
小学館文庫 (異色短編集として4巻まで出ています)/ ジャンル:漫画
おすすめ度:★★★★
は最大で5つです)


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