くちびるに歌を 中田永一著 ★★★☆☆合唱部の中学生たちの歌あり、恋ありの日常。
「手紙～十五の君へ～」が課題曲として題材になっていることで興味を持ち手にとってみた。
はからずも、涙、ぽろり。
エンディングへのまとめあげ方に著者の確かな構成力を見ました。
ただ。どうも相性がよくなく、読みづらかった～
意図的に平仮名を多用していて、いかに普段漢字に助けられていたか分かったよ～
「おおぜいの人達がわらっていた」とかとか。
そして句読点が多すぎる気が。
いつの間にか本との相性がはっきりしてきちゃったなあ。
句読点に文句つけるなんて、そんな自分がちょっとイヤ！
なんでも楽しめた若い頃に戻れたらいいのに、ってもう戻れないか。
そんな中、心底大好きでめちゃくちゃはまってるのがこちらのシリーズ。
みをつくし料理帖シリーズ 高田郁著 ★★★★★実家に帰るたびに新刊をチェック（母が買っているので）。
新刊が出ていない時には以前のものを再読し、そしてその度に泣いちゃうという
江戸時代の料理人のお話。
すがすがしく、ひたむきで、人情深い。
過酷な状況を健気に乗り越えてゆこうとする主人公の姿に心を打たれる。
軽めにさくさく読めるお話なんだけど、とても温かな余韻に浸れる。
北川景子主演でドラマ化もされていたけれど、私のイメージは蒼井ゆうかなぁ
ここ数年私のランキング１位に燦然と輝き続けているこのシリーズ、本当にオススメ～！
写真：最近カメラを向けて「ニコーして～」というと、この作り笑い・・・
