かあちゃん 重松清著
オムニバス形式になっていて、少しづつ色々なエピソードが重なってゆく。
いじめっこの心の中。
いじめを止められず加担してしまった中学生の心の中。
クラスでいじめが起きてしまった教師の心の中。
重いテーマのはずなのに必ずすべての章に温かな「かあちゃん」たちが絡んでくるからか、爽やかな読後感。
自然と泣いてしまう章も多かったなあ。
思春期の中学生の複雑な心が丁寧に描かれているので、
こどもがお年頃になり心が見えずらくなった時にまた読み返したい。
きままな娘、わがままな母 藤堂志津子著
これは、自分が娘な気分で読みました。
思わずドキっとしてしまう、母と娘の小さなやりとりや探りあいに著者の筆が光る!
母と娘ならではの確執も描かれているのだけれど、最後はほんわか~
あ~そうだよな~家族ってこうゆうものだよな~と笑えるのがいいね。