KONA WIND-南の風- iBS学院長・南 徹ブログ

アメリカ人に英語を教えていた日本人が外語学院を作った。その学院長が、日本を、世界を斬るブログ!!

誕生日

2007-10-30 19:18:19 | インポート

Dsc04027 人は∞分の一の確率で自分として誕生する。

この世の中の二人といない自分として誕生する。

奇跡としか言いようがない。

苦しみも、悲しみも、全ての辛いことも乗り越えて、存在の意義に感謝して生きていく。

この世に存在できたことを感謝して生きていく。

だから、人一人の命の重さは地球のそれよりも重い。

僕は10月30日に生まれた。

ハロウィンの日が僕の誕生日だ。

悪も善も、全て仲良く、いがみ合うことなく、共に、一緒に、存在に感謝して祝う日だ。万聖節という。

在学の第33期学院生おのおのが、それぞれに仮装して工夫を凝らした食事を持ち寄り、ハロウィンを祝った。僕の誕生のお祝いはサプライズであった。

みんなの愛がアートになったバースディケーキ、創作の歌、そして、ドラマ風に作られたDVD,感謝、感謝のありがたい一日になった。

素直に喜べる自分、感涙をごまかす自分がいた。


育てられた環境、育てる環境

2007-10-26 12:57:16 | インポート

人間は教育を間違えると野獣になる。

狼に育てられた女の子は、死ぬまで狼だった。

1920年にインドのジャングルで二人の女の子が発見された。

二人とも狼に育てられていた。

ひとりは一才そこそこ、もうひとりは7から8才ぐらいだった。

狼のように吠え、暗闇でものを見分け、四足で走り、死んだ鳥を食いちぎり、夜になると遠吠えをした。

一才足らずの子は、一年足らずで死んでしまったが、もうひとりの女の子は9年間、18才近くまで生きた。

だが、どんなに教えても、言葉は30語足らずしか覚えることができず、食事は手を使わずに犬のように貪り食い、直立歩行を教えても、走るときは四つんばいになった。

教育しだいで人間が人間でなくなる。

コンクリートをミキサーで混ぜるときのあの柔らかい状態のときは、どんな形にでもなれる。

でも、一度固まってしまうと、形を変えるのは至難の業だ。

それでも僕は、形を変えてあげたい。だいそれた考え方かもしれないが、それが教育というものだと思う。

がんじがらめの非人間的壁を壊してあげたい。

育てる環境を創り続けていきたい。


死に直面して~その10~癌~

2007-10-24 19:40:10 | インポート

3年前のことだ。僕も一人前に癌という病気をした。

癌という病気の恐ろしさは重々承知している。

咽頭と甲状腺に拳の半分位の悪腫の腫瘍ができていた。

転移の可能性があり、転移が認められれば命が危うくなる。手術は急を要する。

手術後に声帯を失う可能性もあるとの診断だった。

家族や親族、学院の職員や友人達にはかなりの気苦労を与えてしまった。

原因ははっきりしないが、心労からなるストレスが積み重なったせいだといわれた。

いずれにせよ、正当な理由で、病院で2週間ほどゆっくりできる。癌で悩むことより、病院でゆっくりできることの方に喜びを感じていた。

手術には丸一日かかった。

いろんな夢を見た。

暗闇のニューヨークの町の中で日本行きのバスを探してさ迷っている自分がいた。ぼんやりとした光の中からやっとバス停を見つけ、走って来たバスに乗ろうとした瞬間、パスポートがないことに気付き、そのバスには乗れなかった。

ガックリとうなだれて、また暗闇の中にパスポートを探しに戻る夢を見た。

そのバスに乗っていたら、あの世に行ってしまったかもしれない。

パスポートは、砂埃の中に埋まっていた。

青白い広大な丘の上で、たくさんの狼を従えて、町の光を見ている自分の夢も見た。

目を覚ましたのは翌日だ。目を覚ました時に、ふと横を見ると、集中治療室の僕のベットの横で、僕を見守ってくれていた美しい若い女性がいた。

「ずっと看病してくれたんですね。ありがとう。」と、僕がお礼をいうと、にっこりと笑顔を浮かべ、部屋を出ていった。

彼女が部屋を出て行くや否や、担当の医者と看護婦が入ってきた。

先ほどの女性は誰かと尋ねると、「この部屋には誰も入れないし、誰も入っていませんよ。」という返事が返ってきた。

未知との遭遇だ。

ともかく手術は大成功だった。またしても生き延びた。生きるというより、生かされているのかもしれない。


東国原英夫 宮崎県知事という人

2007-10-22 11:02:51 | インポート

200710201854001 昨日、一昨日と、宮崎県延岡市で、
国際ロータリー2730地区年に一回の地区大会が開催された。

鹿児島県・宮崎県・韓国・アメリカを代表する面々、
1200人が参加した。

韓国からセスコ代表理事(ソウル地域経済委員会委員長)他20数名、

アメリカはジョージア州からの若手で特別専門職を持つ選抜されたGSE(Group Study Exchange)の5人のメンバー、

東国原宮崎県知事、首藤延岡市市長、

講演としては、『極道の妻たち』で著名な作家、家田荘子氏を迎えての大きなカンファレンスだ。

来年度、日本側からアメリカに派遣される5名のGSEチームメンバーの一人に、学院の山元夕貴絵さんも含まれている。

夜の懇親会では、たくさんのカメラと報道陣に囲まれながら、東国原英夫・宮崎県知事が登場した。

一世を風靡するとはまさにこの人を言うのかもしれない。

登場するやいなや、周りを見渡した瞬間に、周りの人々に合わせた即興のスピーチをこなす。

見事である。原稿は何もない。

いい加減といえば、いい加減だが、愛嬌で全てが許される。

恐ろしいほどの重責と、分刻みのスケジュールをこなしているはずだが、疲れは全く見せない。

慢心の笑顔と、体全部を使って自分の思いを伝えようとしていた。

決して一方的ではない。謙虚で好感度抜群だ。県民の心を掌握する立ち振る舞いと、説得力と、怖いものなしのスピーチ力は、タレントという人気と逆境、そして泥沼という教育の場を最大限に消化してきた賜物かもしれない。




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脳を磨く方法

2007-10-18 19:10:49 | インポート

脳は異質の他者に出会うことによって鍛えられる。

この世の中に存在する全ての人々に個性がある。

この異なる個性が互いに出会うことにより、新しい組み合わせが可能となり、脳は磨かれていく。

異質の他者に出会えば出会うほど、様々な組み合わせが出来上がり、思いもよらぬ発想が生まれてくる。

この方法により、世界を手にしたのがイギリスだ。

世界中の異質の他者を求めて支配地を拡大していった。

インド・アメリカ・オーストラリア・ニュージーランド・カナダといった具合だ。

脳を鍛えたければ、世界に飛び出すことだ。留学することだ。

スポンジのような脳を持ち、吸収浄化を繰り返しながら、たくさんの異質の他者との交流を重ねることが、自分自身はもちろんのこと、日本が抱える大きな苦悩解決の一番の近道かもしれない。

ただし、世界に飛び出すためには、桃太郎が準備したように、きび団子、犬、猿、雉をお供にする必要がある。

きび団子、犬、猿、雉を準備して、脳を磨こう。




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