KONA WIND-南の風- iBS学院長・南 徹ブログ

アメリカ人に英語を教えていた日本人が外語学院を作った。その学院長が、日本を、世界を斬るブログ!!

偕老同穴(かいろうどうけつ)の契り

2017-05-21 00:00:00 | 日記
28年前の学院卒業生の結婚式にお招きを頂いた
23年前に結婚の席は入れておいたが
まともに挙式を挙げていなかったということで
友人たちが力を合わせスペシャルな披露宴の宴となった
橋元雄二君(学院第15期卒業生、ニックネームはチャン)
そして新婦の礼子さんの人徳のなせる技である
偕老同穴とは
海の底の小さなエビの夫婦が
一度縁を結ぶと白い筒状の網カゴの家を造り
一生二匹で仲良く其の中で生きていくという
夫婦仲良しの模範を絵に描いたような
珍しい甲殻類のことである
最近中々お目にかかれない風景というか
橋元夫婦の相思相愛が美しい絵画になったような披露宴であった
橋元君が中心になって披露する霧島九面太鼓
バンドの歌声
ハワイアンダンス
コミカルな神父さん
久々に涙と笑いの素晴らしい挙式に
感動の一日だった






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郷中教育が育んだ奇跡

2017-05-20 00:00:00 | 日記
郷中とは地区を「方限(ほうぎり)」と呼んで区割りした自治組織のことである
「人は城、人は石垣、人は壕」と薩摩武士の教育は
徹底した人間教育にあった
特定の先生がいるわけではなく
年長者が年少者を教育したのが郷中教育である
「弱いものをいじめるな」「嘘をつくな」「負けるな」と
厳しく互いに心を磨き合った
現在のイジメに見られるような
心のねじ曲がった子どもたちが生まれなかったのは
郷中教育があったからかもしれない
稚児や二才(にせ)でどうしても解決できない時には
長老(おせ)に相談した
14歳までの幼い子供達は稚児
15歳から25歳までの青年を二才(にせ)25才以上の大人を長老(おせ)と呼んだ
読書(四書五経)、詮議(対話)、山坂達者(武士としての肉体の鍛錬)の繰り返しが日課であった
郷中教育の原点は島津氏中興の祖
島津忠良、俗名日新公(じっしんこう)のいろは歌が起源だ
いろはのいが「古(いにしえ)の道を聞きても唱えても我が行いにせずば甲斐なし」に始まる、あの教えである
神仏儒のエッセンスをまとめ「薩摩学」に仕上げた偉人である
そして後に新納忠元が「にせばなし格式定目」とまとめ上げ
実践させた
郷中教育としてはっきりと形になったのは
島津25代当主(8代藩主)島津重豪公の安永年間である
下加冶屋町はそんな郷中教育に特に恵まれた村であった
明治維新の中核となった偉人達がこの小さな村から
信じられないくらいに多数生まれた
70戸そこそこの村からである
西郷隆盛、東郷平八郎、山元権兵衛、大山巌・・・
その奇跡の場所
鹿児島のパワースポットを学院生に学び感じてもらった
戦後70年
日本が忘れてきた教育の原点がここにある




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哲学カフェ

2017-05-14 00:00:00 | 日記
iBSにはTaiwalogyという学問がある
ソクラテスやプラトンの対話術や問答法に始まり
弁証法(dialectic)としてアリストテレス、カント、ヘーゲル、マルクス・エンゲルス、キルケゴールと哲学の世界では背骨のような弁証法的テーゼを詮議や口伝のような日本流の哲学とを組み合わせて構築したような学問がTaiwalogyである
今回は、鹿児島iBS国際懇話会の総会のプログラムの1つとして
皆で哲学を学んでみようということで
哲学を語ることにした
なぜ哲学が生きていく上で大切なのか?
What is your philosophy of your life?
Can philosophy save your life?
哲学は道であり
幸福の探求である
哲学は自分を高めるための学問であり
他人の生き方を他人の意志で変えるための学問ではない
ソクラテス的に考えると
果てしない自分への問いの連続である
自分との対話
質問に質問を重ねて行くことで
何かが見えてくる
学院の心理学者であり哲学者である
ジョン・フォスター氏との対話が
アッという間に過ぎていった
哲学は難しいが楽しい
哲学には答えはないが
果てしなく生まれる希望がある
「哲学が命を救う」
そんな気がした一日であった


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砂に命が宿った時

2017-05-03 00:00:00 | 日記
吹上浜で砂の祭典が開催されて
30年の歴史が流れた
学院は当初から通訳として参画させて頂いている
今回は学院スタッフのフェイスこと
竹ノ内三保子さんに通訳を努めてもらった
招待作家の砂像アーティストは
日本を代表する茶圓氏の指導の下
オランダはマリオン・ケーターバーグ氏
シンガポールはジョーヘン・タン氏
アメリカはブルース・フィリップ氏
ロシアはアレクセイ・シチトフ氏である
テーマはおとぎ話だ
砂の一粒一粒に命が宿ったように
おとぎの世界が湧いてくる
ファンタジーは夢の世界
前夜祭を彩る花火や魅惑のメロディーは
砂像に命を吹き込む儀式のようであった



















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母のアルバム

2017-05-02 00:00:00 | 日記
アルバムを彩る数々の写真
たくさんの思い出が蘇ってくる
メモリースティックや i phone
こんなデジタルの世界には
情緒や風流はない
一枚一枚の写真を
物語を描くようにアルバムに貼り付けていく時
心の中に焼き付けておきたい
喜びや悲しみの歴史が流れていく
本棚にふと目をやると
母のアルバムが眼の中に飛び込んできた
今から80年前
母がまだ10歳になるかならないかの時の写真である
女の子でありながら
男子には負けないと
幼いスポーツ女子の気迫が見えてくる
後に祖母の反対を押し切って
女子師範の道を選び
教師になることを夢見た母
当時は女性が教師になることは
現実的ではなかった
でも
戦争が彼女の歴史を大きく変えた
アルバムは素晴らしい小説だ


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