4月19日茨城新聞「特集いばらき農業」に疎植水中栽培を出荷する龍ヶ崎市の関口文夫さんが大きく特集されました。
「幼苗を踏み鍛え病気に強い安全米を育成する」として記事を紹介し、関口さん宅や農産センター事務所に内容について問い合わせがきています。
以下記事引用
幼苗の足踏みは、2回目。1回目は種をまいて白い芽が出たころに、稲の上に板を載せて踏む。2回目は1本の茎に3枚目の葉が出たころ、天気の良い午後に素足で踏む。幼苗の上をすり足で横に移動して踏みつけていく。「重みがあったほうがいい。体重60kgから80kgぐらいがいいかな」と関口さん。曲がっていたんだ部分に養分が回り、茎が太くなる。根の張りも良くなり田植後は苗が倒れないという。妻の和子さんも「踏んだ苗と踏まない苗では、根の張りが違う」と効果に目を見張る。
丈夫に育った苗は病害虫にも強く、農薬はほとんど使わない。「最初は踏むのが怖かったよ。でも今は平気」(関口さん)関口さんの計5haの水田では、すべてこの苗が使われる。「美味しい米を作るには苗踏みだけでなく、米づくりの課程を一つずつ『踏む』こと。」土作りにも力を入れ、米ぬかなどを元肥として使い、海藻、カニ殻等を追肥。化学肥料を使わず環境にやさしい農業を実践する。