県南農民組合

多くの国民が安全な国内の農畜産物を求めている。こんな時代だからこそ「作ってこそ農民!」

第5回農産センター総会を開催!

2009-11-26 15:48:01 | 県南筑波農産センター

11月21日(土)藤代中央公民館において県南筑波農産センター第5回定期総会が開催されました。総会では農民連ふるさとネットワークから石田重信氏から「今年の米流通の現状と米価暴落に負けない準産直の取り組み」という演題で講演が行われました。米価暴落の原因を①政府自ら米余りを作っている②量販店の買いたたき、売価指定③国民の貧困化の3点にまとめ報告。大量の資料とともに説明されると参加した生産者からは「身近な米流通しか見えていなかった。大きな視点に立つため運動したい」「円高の影響はどうなるか」「農協とのかかわりは」など意見・質問が相次ぎ、みな熱心に話を聞いていました。
その後の総会では岡野忠氏を議長に議事が進行し、1号から6号議案まで協議し採決、すべて可決され滞りなく総会が終了し、また新規年度をスタートを迎えることとなりました。

茨城県をパネルや資料で紹介!第2回ふるさと見本市開催!

2009-11-19 13:17:36 | 県南筑波農産センター
    
    
 11月17日(火)東京大田区産業プラザにて「第2回ふるさと産直みほん市」が開催されました。「日本列島3000キロ産地まるごと紹介しよう」と北海道から沖縄までの果物、野菜や畜産物、加工品、農村民宿のパネルを前に食品流通関係者や学校給食の栄養士ら630人が参加、茨城県も県内各地から野菜や加工品を取り揃え、県南からは無農薬米と大豆畑トラスト運動の紹介をパネルにして展示して参加者に紹介しました。全体の展示では千葉県産地が野菜を持ち寄った「お宝船」が入口中央に飾られ、茨城県のブース入口には県特産レンコンやサツマイモなどの野菜で「イバラキ」とかたどった案内板を掲示し、参加者の注目を集めていました。
大田区の学校給食の栄養士さんも大豆畑トラスト運動に興味を示し、「とても大切な取り組みですね。参加するにはどうしたらいいのですか?」と資料を持ち帰り、早速加入を約束してくれました。
 お米コーナーには県南の疎植水中栽培米を紹介。全国各地のこだわり米の中でも際立った栽培技術に参加者も興味を示し、資料を持ち帰り検討するお米屋さんも多く見受けられました。
 

恒例の産直祭り秋晴れの中今年も盛会に ~阿見産直まつり~

2009-11-10 14:25:26 | 阿見センター


東京新婦人さんと野菜ボックス産直を行う為に創設された阿見産直センター、その余剰野菜対策の為に始めた直売所、近年の地産地消の高まりの中で多くの町民・消費者に支えられ年々販売額が増えています。
地元の地産地消の拠点であるこの阿見産直センター直売所を、日頃からご愛顧いただいているお客様を対象にした年に1度の感謝祭「産直祭り」が、10月31日秋晴れの中今年も盛会に行われました。
開催に当たって今年の実行委員会では、最近のイベント内容のマンネリ化が指摘され原点に返ってここ数年の内容を検討、そして子供たちが楽しむ、喜ぶ企画を充実することにしました。
そこで「ふれあいミニ動物園」を設けることに。
町内にある茨城大学農学部や、乗馬クラブに協力を求め、子ヤギ、ミニブタ、ポニー、サラブレット(乗馬もOK)等を持ち込んでいただき、子供たちと動物のふれあいの場を確保しました。
これが大いに歓迎されこれまで少なかった幼児や児童達がたくさん来てくれました。
昨年と比べて全体のお客さんの人数も2~3割増し、模擬店の焼きそばフランクフルト、焼き肉など早々に売れ切れてしまった店が。
野菜については、豊作でいつもより安価でしたが売上額は昨年より増え、生産者にも笑顔が。
ここ数日祭りの準備でオーバ―ワーク、体も疲れていましたが、久しぶりに子供たちのたくさんの笑顔を見、歓声を聞いて身も心もすっかり癒されました。
そして来年も今年以上に、参加者みんなに喜ばれる、そして人の命と健康を土台のところで支える生産者と、これを支える消費者との交流の場となる産直祭り(収穫祭)にしようと新たな思いが湧いてきました。

(阿見産直センター 事務局長 荻島光明)

11・8国民大集会3万5千人が集いました!!

2009-11-09 09:13:27 | 県南農民組合



11月8日(日)東京・代々木公園にて「新しい未来(あす)へ! 11・8国民大集会」が開かれ、全労連、全商連、全日本民医連、農民連、新婦人などが中心になって全国から3万5千人が要求とたたかいを持ち寄り、国民的共同を広げる画期的な集会となりました。茨城農民連より20名ほどが参加し、県南からは6名が組合旗とともに黄色いゼッケンをつけ声をあげました。
 あいさつした全労連の大黒作治議長は、「雇用破壊、失業、そして貧困は深刻な実態にあり、待ったなしだ」と強調。新政権に対して国民生活を立て直すよう迫ろうと訴えました。
 集会では、非正規労働者、外国人、高齢者、業者、医師、農民、女性、沖縄県民、学生が登壇。我々農民連からは山形県庄内農民センターの菅井氏が舞台に立ち、「米作ってまんまくえない!」と山形訛りで訴え、さらにお米を届ける横浜市の保育園より贈られた横断幕を掲げ、「農業を守る気持ちは生産者・消費者同じ」という声に周りからも声援や拍手がわきおこりました。
 集会の後は3コースに分かれデモ行進。茨城は明治公園コースにて約2kmのコースを「大幅賃上げで景気回復を!」「憲法をくらしにいかそう!」「食料自給率を上げよう!」などと声を上げながら原宿などに集う若者たちにも訴えました。

茨城農民連第42回大会を開催しました!

2009-11-04 09:42:39 | 県南農民組合
  
11月1日(日)鉾田市いこいの村涸沼にて茨城農民連第42回大会が開かれました。県内各産地から代議員・評議員74名が集まって(県南17名)今年1年間の活動を振り返りました。
茨城県連村田書記長から、「多くの農民が農政の転換を切実に願い、新政権の動きに注目して政治的関心を高めている今こそ農民連の役割はますます重要です。今年6月に発表した「要求と提言」を中心とした農政運動、国民との共同で農業・食料を守る食健連運動、農家の経営と暮らしを守る税金運動や産直運動など、農民連の役割と魅力を伝え、一緒に未来を切り開く仲間を向かえましょう。」と情勢報告がありました。


★県南からの発言

「地域の変化に対応した自治体と一体になった地産地消の取り組み」
(阿見産直センター 荻島光明)
牛久市に全農いばらき最大直売所どきどき2号店総面積4.8haが開設予定。近接7kmの阿見センターは大きな打撃を受けると予測されるため対抗する直売所づくりが必要です。また阿見アウトレットがオープンし350万人の来場者でも平日は5分の1。山と畑で何もないところにできた。その周辺に阿見センター直売所2号店を計画している。町も財政厳しく助成金がもらえない。阿見町商店も一緒に店づくりをして活性化していこうと、地元JA、商工会、漁協、煙草生産組合など呼びかけ近接出店者協議会をつくった。暫定的な店を作り実験している。自治体と一緒になって地産地消の取り組みについては、まず役場に地産地消を協議する場を作り補助を出してもらうため市民と共同する事業に共催で講演会を催し町長に挨拶してもらった。「阿見町農政推進協議会」学校給食に地場産を利用する活動など。阿見産直センターでふれあい農園を開設したが、阿見町で住宅開発には阿見センター運営の市民農園を8000円補助してもらい利用してもらっている。


「県南筑波農産センター直売所建設の取り組み」
(県南農民組合 小林恭子)
県南農民組合には阿見センター野菜と農産センター米の事業体がある。農産センターの米だけでいいのか、役員高齢化で新しい取り組みをとおして2年間かけてやってきた。元気なうちに道を開こうと。昨年7月建設委員会。運営委員会の手引を買い求め読みながら計画。敷地隣が倉庫。現場のはんば。杉板を合わせ生まれ変わった直売所になった。ログハウス風。駐車場狭いので隣人に声をかけたらいろいろやってもらった。コンテナを買って入れた。コンテナ置き場所も貸してくれたり店の看板書きなど共同の輪が広がった。新米の時期9月から。金、土、日。自家用野菜を持ってきてもらった。もうひと畝出してほしいと説明会チラシを配った。今まで30名くらいで始まった。新米プレゼント、当日200名くらいで行列で大変だった。野菜農家45名になった。ピーマン一袋、とうがらし一つなど、阿見産直センターに協力してもらいなんとか並ぶようになった。近くにこんなものができてうれしいと評判。定着すればいいと。9月は1000名近く130万。10月は野菜暴落で白菜70円で売って減少。目標は毎日運営。栽培技術。人的配置をどう取り組むか。事務局がどう取り組むかで。取手市から地産地消で懇談。地域にねざした直売所をめざしている。

「楽しみながら取り組む農業に後継者ができた」
(阿見産直センター 筧田友勝)
サラリーマン36年、農業6年。楽しみながら農業やっている。そういうことを息子にいつも言っている。息子は「毎日勤めが大変。先輩は仕事教えない、自分で覚えろと。独学でやるのも大変。おれは会社を辞めて農業をする」と先日言ってきた。20年先だと思っていたのに、早速有給利用しながら農業をはじめた。あとは収入の問題だが、阿見産直で頑張っているからひとまず大丈夫。現状を有効利用し、息子に1haやらせて見ようと思っている。近くの定年した人を頼んで収穫を我々がやっていけば配達が老夫婦と。草取りネギ皮むき収穫などいろんな仕事や配達をさせている。直売所配達で消費者から直接いろんな意見を聞くのは生産者冥利に尽きる。それを息子に感じてほしい。阿見センターがあるおかげで息子も安泰だ。