東京で小旅行!東京のアンテナショップめぐり

日本全国のアンテナショップが東京のおしゃれなエリアに集結!
おのぼりさん気分も味わいながらご紹介いたします。

■「宮城ふるさとプラザ」(宮城県)

2015年08月28日 | アンテナショップ

 今日は住みたい街ランキング上位に上がり、多数の鉄道が乗り入れ学校やホール、アミューズメント施設となんでもありのコアな街「池袋」に来ました。

 JR山手線の池袋駅で下車して、東口のサンシャイン通りに入る手前左手に「宮城ふるさとプラザ」があります。
 7月17日(金)にリニューアルオープンしたばかりです。


 「宮城ふるさとプラザ」は11時にオープンですが、到着した時にはすでに15人ぐらいの方が並んでいました。
お店が開いた瞬間に並んでいた人たちが列を乱すことなくお店に入っていきました。


 以前は1階の奥がイートインスペースで「伊達の牛たん本舗」でしたが、リニューアルをして2階に移り面積が拡大されていました。
先程まで並んでいた方達のほとんどは、牛タンランチを目指して来ていたのですね。あまりの人気に驚きました。


 1階も次から次へと人が入ってきてかなり混雑していましたが、2階にある観光情報コーナーでお話を伺う事ができました。
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・都内中心部にアンテナショップが集中しているなか、なぜ池袋にアンテナショップを構えることになったのかお聞きしました。
・当初は、銀座等で場所を探したそうですが、やはりアンテナショップ激戦区では競争も激しいということ、地域密着型のお店を目指していたこともあり池袋に出店したそうです。
「宮城ふるさとプラザ」のオープン(平成17年10月1日)と同時に宮城県は豊島区と「相互交流宣言」を交わし、この度のリニューアルオープン(平成27年7月17日)の時には引き続き交流を進めていく「10周年宣言」の署名式を宮城県知事、豊島区長出席のもと、豊島区の新庁舎で執り行われたそうです。

・池袋駅はターミナル駅なので、埼玉の方から来られる方・東北に関連されている方・ご両親が宮城県出身の方が沢山いらっしゃったり、また気軽に地元の方がスーパーに行かれるように利用されたりもしているそうです。

・アンテナショップで買い物というと化粧箱に入ったお土産と思われるかもしれませんが、都会では家族の人数も少ないので、「宮城ふるさとプラザ」では、ささかまぼこ1枚・お饅頭1個と商品のばら売りもしています。
この日は、「萩の月」も1個売りをしていました。
やはり「宮城ふるさとプラザ」での人気商品第1位は、ささかまぼこでした。

・今「宮城ふるさとプラザ」で一番のお勧めは、旬の「ほや」だそうです。


これは、宮城の地酒や焼酎に合うということです。
1階の奥には、沢山の宮城のお酒が並んでいます。
お店の方にお酒に合せるつまみなどの質問をしてみるのも楽しいかと思います。
・あとは、「油麩」もお勧めということです。あまり関東では見かけたことがないと思い、食べ方を聞いてみました。
「油麩」とは油で揚げて作ったあげ麩で、煮物にしたりお味噌汁に入れたりするそうです。煮物にするとコクがでるそうです。



入口の所では「ずんだソフト」を販売していて、土日には、1,000個以上売れるそうです。


・お話を伺ってみると、宮城県には海の物も山の物も豊富で多彩な食材があり、アンテナショップを通して「食材王国みやぎ」の魅力を伝えています。

・最後にここを訪れる人の年代層について伺いました。
40代~50代の方が多いですが、池袋はアニメの聖地ということもあり若い方も沢山来られるということです。
・お盆期間中にはサンシャインに出かける方が多く、ここは通り道なので昨日(8月12日)は3,700人ほど入店され、普段の週末でも平均4,000人ぐらい来店者があるそうです。
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 宮城県は食べ物が本当に美味しいと思います。
弊社ではここ数年、仙台で仕事をさせていただいています。
訪れた時に食べたもの、お土産として買ったもの、東京でまた食べたいなと思うものがたくさんあります。そんな時に西武線沿線在住の私にはふらっと寄れる良いお店なのです。

 これだけの人が来店しているのは、宮城県のものが美味しいという事もありますが、商品をあえてコンパクトにして、買い手が求めやすい形で提供するという心遣いなのだと思いました。
 池袋という場所に集まる若者やファミリー層、様々な年代のニーズに対応し人が人を呼び込んで、とても良い雰囲気を形づくっている気がします。
 
「宮城ふるさとプラザ」に出かけて、「食材王国みやぎ」をぜひ体感してみてください。

■宮城ふるさとプラザ
オフィシャルサイト:http://cocomiyagi.jp/


■巣鴨で北海道(北海道)

2015年08月20日 | アンテナショップ

 今回は日本橋から離れ、ちょっとディープな地区にあるアンテナショップを探索してみました。

 

 JR山手線巣鴨駅を下車して、おばあちゃんの原宿と呼ばれる地蔵通り商店街に北海道のアンテナショップ「巣鴨で北海道」があります。
有名な「とげぬき地蔵尊(曹洞宗萬頂山高岩寺)」を通り越した先の左側にそのお店はありました。
8月13日お盆の入りで、いつもより少し静かな空気が漂っているようです。

 店先には様々な種類の昆布が並んでいて、「ねこぶまんま」の実演販売を行っていました。
(ねこぶまんまの実演販売は、何と!あったかいご飯にねこぶまんまをかけてくれるのです。試食の量も多く実演販売の域を超えて、ごちそうさま~という感じでした。)

 お店の中はものすごい品ぞろえで、新千歳空港でみかける商品の大半をしっかり網羅しているなという印象を受けました。

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・お店の中で、店長さんにお話を伺いました。

・初めにどうしても聞いてみたいと思ったのは、「なぜ都心の中央部ではなく、少しはずれた巣鴨という場所でアンテナショップを開いたのか」という事です。

・元々北海道電力が都内に所有していた数か所の場所に、北海道の物産を広めようと始めたものだそうです。
現在は北海道フードフロンティア株式会社が運営をしており、北海道産品の販売全般を行っているそうです。
ここのアンテナショップはチェーン展開していて、「北海道うまいもの館」として八重洲口に本店があり、吉祥寺、光ヶ丘、西船橋などにもあるそうです。

・人気NO1商品は、やはり「ねこぶまんま」だそうです。
※ちなみに「ねこぶまんま」は、2種類の昆布(猫あし昆布・羅臼昆布)を混ぜたふりかけです。猫あし昆布とは、根の部分がねこの足に似ているところからそう名付けられたそうで、ネットで検索してみましたらかわいい猫パンチのような形をしていました。

・巣鴨には観光に来られる方が多く、北海道の出身の方もまた多く来られるそうです。また場所柄、訪れる方は年配の方が多いため、昆布の売れ行きが良いそうです。

・これからの季節は、トウモロコシや塩水ウニがお勧めだそうです。

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 北海道の食材は最近では私達の食卓にあがる機会が増え、生活の中に浸透しています。
デパートで開催される物産展の中でも、北海道の物産展が一番集客力が高く、開催される回数もどの県よりも多いそうです。

 ここ「巣鴨で北海道」が取り扱う商品は空港で買うようなお土産物だけではなく、野菜や魚、海藻、肉や乳製品など多岐にわたり、まるで北海道でスーパーに行くような感覚で北海道産の質の高いものを買う事ができます。

 いわゆるアンテナショップは都心部に集中していることが多い中、今日は商店街の中に溶け込んでいる地域密着型のアンテナショップという新たな発見がありました。
是非足を運んでみて下さい。

 

 「ねこぶまんま」でおにぎりを作ってみました。
ご飯に昆布の風味が広がって、とてもとても美味しく頂きました。

■巣鴨で北海道
オフィシャルサイト:http://www.foodist.co.jp/sugamo/


■日本橋ふくしま館 MIDETTE(福島県)

2015年08月04日 | アンテナショップ


 JR新日本橋の2番出口を出てすぐに日本橋ふくしま館 MIDETTEがあります。
私達が出かけた日は、三春町の方が来れられていて特産品をPRしていました。
中に入ると奥に広くイートインスペースがあり、喜多方ラーメンなどが出るランチ時はすごく賑わうのだそうですが、その日は飲食コーナーがお休みでとても残念でした。

イートインスペースで、館長さんにお話を伺いました。

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・福島で生産した商品をまとめて仕入れていて、福島出身の方、そうでない方もアンテナショップに来ていただくことによって特産品や、福島でしか買えない商品が首都圏で買えるということが一番大きなことだと思います。
このような商品が福島にあるということを見て知って頂きたいと思っています。

・福島の情報も商品だけではなくて、催事などを通して紹介しております。

・ここには、県の観光パンフレットがほとんどそろっているので、旅行に行く前の下調べとして活用できると思います。

・MIDETTEはまだ出来て1年ですが、八重洲(福島県八重洲観光交流館)は5年やっております。
訪れる人の年齢層は60代・70代の方が多く、会社の定年後に銀座や日本橋に遊びに来られるときにお寄りいただけるのではないかと思います。

・福島のお酒が3年連続で日本一になっています。(注:全国新酒鑑評会で、福島県は都道府県別の金賞受賞数で3年連続1位だそうです)

・福島の食品は震災以降、安全であるということが第一条件になっていますので、米や野菜の安全性には力を入れています。また食の安全をPRする必要があると思っています。

・ここで働いている方は現在首都圏在住ですが、ほとんどが福島出身です。
館長のみが県から出向しています。県からの受託のため、県の意見が大きな割合を占めているのが実情です。観光PRを主としてやってほしいという声も多々あります。

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 震災以降、福島へ観光にどのくらいの人が訪れているのだろうと気になっていました。
催事で訪れていた三春町の方々がとても気さくで明るく、私も元気を頂きました。

 また、福島のお酒が3年連続1位になっているほど有名だということを、今回訪れたことによって知りました。沢山の種類の日本酒が並んでいて、興味がそそられました。

私も少しでも応援したいと思い、喜多方ラーメンを購入しました。

アンテナショップを訪れることによって、新たな発見が沢山あります。
都内にあるので気軽に足を運びやすく、食を通じてリピーターが増えていく。
いろんな意味で、良い相乗効果がうまれていく気がしております。


■日本橋ふくしま館-MIDETTE(ミデッテ)
オフィシャルサイト:http://midette.com/