どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

晴れ時々雪

2017-02-08 01:00:34 | 日記

 

朝方に猛烈に雪が降った。5センチ積もったがさてどうするか。予想最高気温が1度で、実施はもう少し上がって1.7度だったのだが、予想最低気温がー5度だ。凍結する恐れがある。そう思って除雪車を出すのだが、車が邪魔でどかしてもらう。するとだ、電柱に車のドアミラーがぶつかって、ドアミラーが大破してしまった。

本当に彼は車の運転が下手だ。

 

 

ロイター/ニューズウイークの記事に、イラン革命記念日での要人の発言短信があった。まずはハメイネ師

ハメネイ師は軍幹部らとの会議で「イランという国を無力化できる敵はいない」と発言。「(トランプ大統領は)『自分を恐れるべき』と言っている。そうではない。イラン国民は、2月10日(革命記念日)に彼の言葉に対応し、そのような脅迫に対する姿勢を示すだろう」

それではロウハニ大統領は?

「イランのロウハニ大統領は7日、米欧など6カ国とイランが結んだ核合意を「最悪」とするトランプ米大統領の主張に対し、核合意は双方に利益のある「ウィンウィン」の合意だと述べた。

国営テレビで生中継された演説で語った。その上で、核合意は地域の緊張緩和に向けた「見本」にもなり得るとの見方を示した。」

イスラム諸国では2元論国家が多い。特にこの中東地域は多い。王の鉾・神の盾という組み合わせだ。王は国と宗教を守る。そのために警察権や軍事権を持つ。神は、つまり宗教は王の逸脱を諌めながら神の加護の元、王の犯罪を正当化させる。まあこの場合は殺人を禁じているのに戦争をしなければいけないとか犯罪者を処刑しなければいけないとかになる。

イランの場合、民生は大統領で、軍事は宗教指導者という変わった形になっている。この理由はイランの革命が宗教革命だったということにある。ムハンマドが宗教の改革者であり預言者であり、その集団の王として戦争の指揮をしていたというのがある。このため理想としての一元論に近い形で、主教が軍を持つという形になっている。だが革命は民生において問題が大きくなり、大統領の権限が大きくなっていった。宗教がたとえ正しくとも、その集団が困ったのを放置していては成り立たないからだ。このためロウハニ大統領の発言とハメイネ師の発言が食い違う結果になっている。

オバマ大統領と核合意したイランは、このロウハニ大統領とである。まあそこで軍がペルシャ湾で米軍に急接近したりミサイル実験したりしているのはトランプ政権になったからではない。ハメイネ師とロウハニ大統領の間に、核合意以降、隙間風が吹いているだけだ。

だがトランプ政権になってから、ミサイル実験で制裁を行うのは本質的に得策ではない。この2元論国家と争うためには、馬を射なければいけないのだ。オバマ政権はその意味では正しかった。

イランを無駄に敵視するのはどうかと思う。中東和平においてイランとサウジアラビアしかいなくなった今が、実はチャンスだと思う。

そう言えば、テヘランで講演したノルウエーの元大統領が、アメリカに向かったら空港で足止めを食らったらしい。イランの入国ビザを持っていただけなのだが、ノルウエーのアメリカ大使館が発行した、外交官や元政府高官の特待ビザももっていたはずなのだ。まあ1時間以上の拘束で済んで良かったと私は思う。だが、やっぱりあの大統領令は極めて単純な大統領令だったのだろう。民間の名も知らないけど超大物が引っかかっていると思っていたが、多分この一例だけではないだろう。

ン?この2元論国家って、他にもあったぞ。中国だ!

中国が情報統制を強めるのは、馬を射られないためだ。

 

 

そう言えば、以前高松の池で、母親に向かって「ブス、ブス」という男の子がいた話は書いたと思う。弟へのえらく高圧的な態度もすごかったのだが、「お母さんをブス・ブスと呼ぶ男は、モテない!」と諭したのだが、それでも母親のことをブスブスいう。とは言え、しばらくして言わなくなった。

男の子には「〜というのはモテない」という言葉は最強だ。

先日その兄弟が父親と現れた。兄弟はなかなかに体格が良かったのだが、お父さん巨漢です。すごいです。そして同じ顔が3つ揃ったという奇跡ですね。

でですね、お父さん、口が悪すぎます。書けません。40年前にはこんな人がいたなと思うレベルで悪い。中国人が子供をどやしつけるレベルの悪さだ。

ものすごく納得した。

でもあのお母さんの笑顔は素晴らしかったな。化粧っ気のない人だったけど、愛情に溢れた笑顔だった。

 

 

職業柄、言葉を考えることは多いが、オルタナティブ・ファクツのインパクトはない。言い換えればという言葉ではない。価値観を飛躍させる言葉として捉えると、実は色々とやっている。太っているのをポッチャリというのは、オルタナティブ・ファクツだよな。何でもかんでも可愛いというのは価値の相対化で、オルタナティブ・ファクツだよな。相対化されて交換可能な世界での真実は、2項対立的であり価値の飛躍を含む「もう一つの真実」が存在する。そこには「選択可能な」という意味合いがあり、選択を妨害する陰謀を内包する。

そう、思いついた。厚化粧を「美意識の高い」というのは言い換えではない。オルタナティブ・ファクツなのだ。素晴らしい。しばらく嫌味にならない限り「美意識の高い」は使おう。最近ではポッチャリもなかなか使いにくい言葉になりつつある上では、使えるな。

そう、美容用語は全てオルタナティブ・ファクツなのだ。あれは言い換えではない。確信を持って使わないと全く無理な用語だからだ。心からの真実として使う、そこにはオルタナティブ・ファクツである必要があるのだ。

自分に使ったら、単なるナルシストだよ?