抜粋
予期不安と逆説志向
(緊張するのでは、、)と思えば思うほど、 緊張に向けて意識が高まり、結果として、強く緊張してしまうということがあります。
不安を予想するとその不安がかえって高まる。
これを【予期不安】といいます。
普通は、この【予期不安】をなんとかどかそうとするわけです。
手に『人』と書いたり、深呼吸したり。
こうした方法がうまくいくことももちろんあります。
ただ、不安をどかそうとする試みは、よりその不安の中に取り込まれることになりかねず、結果として、より強い不安を誘発してしまうことが、ままあります。
「猿のことについて考えてはだめよ!」
と言われると、猿のことが頭から離れなくなるのと同じ構造です。
眠れないときに(眠らなきゃ、眠らなきゃ)と思っていると、かえって眠れなくなるのとも似ています。
このときに
「もっと緊張するぞ!足よ震えろ!!」
などと自分に語りかけると、過度に緊張した少し滑稽な自分を『客体視』するということが起こります。
【予期不安】に取り込まれるのではなく、不安を茶化して外側に見るということが可能になるわけです。
そうすると『可笑しさ』が『緊張』に取って代わります。
こうしたアプローチのことを【逆説志向】といいます。
もちろんいつもうまくいくとは限りませんが、ひとつのオプションとして試してみる価値はあるかと思います。
私たちは、エグゼクティブの方が最高のパフォーマンスが発揮できるように、様々なアプローチをご用意しています。
http://bizex.goo.ne.jp/column/newcolumn_10_4.php
2/3
効き目あるかもしんない↑
軽く試してみると、確かに緊張している自分がバカバカしく見えてくる。