カミノアナログ

POGに命を削る日々を綴る「紙の穴」ブログ編。ドラフト終了までは日当たりアクセス100以下に抑えたいんで、ご協力よろ。

松山康久厩舎研究

2005-04-30 | pog-stable
2004年JRA全国リーディング 18位の美浦・松山康久厩舎はダービールールのPOGではどうなのか。1997~2001年生世代(5世代)をダービーまでの期間でそれぞれ集計した。

全体成績 >
  通算 61-30-31-164/286  勝率 21% 連対率 32% 複勝率 43%
  期間内重賞 0-0-2-16/18  勝率 0% 連対率 0% 複勝率 11%
  1世代当り 21.2頭登録  18.4頭出走  9頭勝馬  1頭当平均 3.1走
  期間内出走率 87%  期間内勝馬率 49%  期間内出走占有率 25%
  1頭当平均 707万円獲得  平均勝利距離 1402m
牡馬のみ >
  1世代当り 15.6頭登録  13.6頭出走  7.8頭勝馬  1頭当平均 3.3走
  期間内出走率 87%  期間内勝馬率 57%
  1頭当平均 782万円獲得  平均勝利距離 1433m
牝馬のみ >
  1世代当り 5.6頭登録  4.8頭出走  1.2頭勝馬  1頭当平均 2.6走
  期間内出走率 86%  期間内勝馬率 25%
  1頭当平均 493万円獲得  平均勝利距離 1222m
世代ごとの期間内最高賞金獲得馬 >
  2001年産:ウェディングバレー 2000年産:カフェベネチアン
  1999年産:カフェボストニアン 1998年産:スイートゥンビター
  1997年産:プレイヤーズラック
特徴 > 非常に数を使わない、牝馬は不得意、非常に短距離志向(とくに牝馬)、晩成志向

父内国産の三冠馬を出したのは過去の話。いまの松山は短距離向きのマルガイ厩舎だ。
期間内の稼ぎ頭は西川=カフェ、臼田、荻原=ヘイアン/ウェディングの持ち馬。そのほか毛利=モンテ、田原=アサクサ、テンジンなどの馬が入る。このうち臼田馬をのぞけば、主力は外国産馬。松山調教師が欧米のセールに乗りこみ、エバーユニオン商会名義で買ってくる。
今年はファシグティプトンのコールダーセールで2頭が購買されている。金額的にカフェ馬かもしれない。どちらも悪い配合ではないので、クリスタルCが欲しくてたまらない人はどうぞ。

また松山マルガイにはセールで主取りに終わった馬を、あとで直接かけあって購入、輸入してくるパターンもある。去年俺が私撰馬にしたストーミングパワーがそうだった(当時厩舎は不明)。今年のドラフトに間に合うか微妙だが、覚えておこう。

ただしPOGでの松山馬には致命的な欠点がある。とにかく使わないんである。松山馬にとってダービーまでの期間は小学校みたいなものだ。
牡馬でさえ期間内に3走ちょっと。これはリーディング上位厩舎ではいちばん少ない。数を使わない以上、期待を集める松山カフェ馬も、まず大当たりすることはない。過剰に期待しないように。

教訓。

・ 松山馬といえば、外国産の短距離馬
・ 出走回数が少ないのは覚悟しろ

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