カミノアナログ

POGに命を削る日々を綴る「紙の穴」ブログ編。ドラフト終了までは日当たりアクセス100以下に抑えたいんで、ご協力よろ。

森秀行厩舎研究

2005-04-21 | pog-stable
2004年JRA全国リーディング 12位の栗東・森秀行厩舎はダービールールのPOGではどうなのか。1997~2001年生世代(5世代)をダービーまでの期間でそれぞれ集計した。

全体成績 >
  通算 54-50-33-241/378  勝率 14% 連対率 28% 複勝率 36%
  期間内重賞 4-5-5-28/42  勝率 10% 連対率 21% 複勝率 33%
  1世代当り 22.6頭登録  18.8頭出走  8頭勝馬  1頭当平均 4走
  期間内出走率 83%  期間内勝馬率 43%  期間内出走占有率 28%
  1頭当平均 1117万円獲得  平均勝利距離 1493m
牡馬のみ >
  1世代当り 12.6頭登録  10頭出走  4.4頭勝馬  1頭当平均 3.8走
  期間内出走率 79%  期間内勝馬率 44%
  1頭当平均 1458万円獲得  平均勝利距離 1544m
牝馬のみ >
  1世代当り 10頭登録  8.8頭出走  3.6頭勝馬  1頭当平均 4.2走
  期間内出走率 88%  期間内勝馬率 41%
  1頭当平均 730万円獲得  平均勝利距離 1418m
世代ごとの期間内最高賞金獲得馬 >
  2001年産:シーキングザダイヤ 2000年産:アルファフォーレス
  1999年産:アグネスソニック 1998年産:ロイヤルキャンサー
  1997年産:エアシャカール
特徴 > 数を使わない(とくに牡馬)、短距離志向、やや晩成志向、登録数が増加し下降中

リアリストでアイデアマンの森調教師。競馬の祭典ダービーを「1着賞金1億5000万円のオープンレース」とみなすような、クールな感性の持ち主だ。
じぶんの手で新しい馬主を探すのはお手のもの、馬主が消えたノボジャック・ノボトゥルー・スターキングマンは交流重賞に回して出走枠を毎回占拠。さいきんは南半球産馬を大量に仕入れて競馬の二毛作をもくろむなど、森調教師はつねに工夫を欠かさない。
経営者としての手腕は、高く評価していいと思う。馬主にとってはよい調教師なんだろう。
しかし期間内に重賞で活躍してほしい俺らPOG厨にとって、森調教師の経営方針は、かならずしも魅力的でない。

そして森馬には、大きな問題がひとつ。
登録馬の増加にともない、1頭当平均の出走回数は年々落ちている(6-8歳世代は期間内平均 4.5走、4-5歳世代は 3.5走、3歳世代は現在 3.0走)。馬が余っている、外厩をフル活用しても馬房不足をカバーできなくなってきていることが表れているんである。こうなると、森厩舎ほんらいの狙いすましたローテも、なかなか組めない。
あいかわらず良い馬が入ってくるのだが、いまの森厩舎は、藤沢和や松田国よりPOG適性が低くなっていると判断せざるをえないだろう。

教訓。

・ 森厩舎は登録頭数増加で1頭当りの出走回数が減ってきている
・ 現状では、人気馬を上位で指名してはいけない
・ 交流重賞が得点になるなら、下位でダート向きの馬をねらってもよい
・ 南半球産馬はぜんぶ消し

最新の画像もっと見る