三無主義

 ~ディスパレートな日々~   耶馬英彦

「安倍総理はバカ」は特定秘密?

2014年05月25日 | 政治・社会・会社

漫画「美味しんぼ」の原子力発電に対する表現について、福島県知事が「風評被害だ」と言えば、総理大臣も「根拠のない風評を払拭をしていく」と、まるで何も取材なしで漫画が描かれたかのように上から決め付けて「風評だ」と断じています。
報道を見る限りは、雁屋哲さんはきちんと取材をした上で鼻血の部分を含んだ部分を表現しているように思えます。原発について何が正解なのか、情報がハッキリしていない段階なので、それぞれの人々が自分なりの仮説を発表することは、表現の自由の範囲内だと思います。
それを「風評だ」と非難するということは、まだ原発についての詳細がハッキリしていないにも関わらず雁屋さんの説を間違いだと、根拠もなしに決め付けていることに他なりません。このようなことが行われて、そしてマスコミも出版社も政府の圧力に屈して出版や報道をやめることになれば、それは戦前の暗黒社会への回帰に直結します。非常に不安です。

昨年末に公示された秘密保護法が施行されたら、「安倍総理はバカ」と書いただけで、国家の特定秘密を公開した罪で逮捕されそうな気がします。今回の雁屋さんの件も、特定秘密保護法の施行後に逮捕されることになるかもしれません。「物言えば唇寒し」ではなくて「物言えば逮捕される秋の風」という社会になってしまいそうです。そんなことになったらこの世は闇です。日本はおしまいです。
なのに、そんな社会を目指している安倍内閣に高い支持率を与える国民。自らの自由を権力の前に投げ出すことがこれほど好きな国民も珍しいのではないでしょうか。


レース回顧~オークス

2014年05月25日 | 競馬
オークスの結果
1着ヌーヴォレコルト  ▲
2着ハープスター    ◎
3着バウンスシャッセ  △

馬券は3連単12,850円的中。いやあ、漸く当たりました。

レースは1000m通過が60秒7という平均ペース。ハープスターは後方4番手から進んだのに対して勝ったヌーヴォレコルトは先行馬を見る形の7番手という絶好の位置取りでした。結局最後までこの位置取りの差がものを言い、ハープスターがただ1頭上がり33秒台の末脚で追い込んだものの、クビ差届かず2着に終わりました。川田騎手もいまの東京の馬場を考えて、最後方からではないレースにしたのだと思いますが、こういうタイプの馬なんでしょうね。あまり追っ付けていくと末をなくす可能性があったのかもしれません。

それにしても2番人気、1番人気、3番人気の順番で入線したのに3連単が万馬券になったのは、それだけハープスターの頭から買う人が多かったということですね。逆転の可能性があると考えてラッキーでした。

さて来週はいよいよダービーです。当然皐月賞馬のイスラボニータが1番人気になりますが、血統から言えば皐月賞2着のトゥザワールドのほうが府中の2400mには向いていると思います。もっと言えば桜花賞でハープスターには負けましたが、間隔のあいたローテーションをものともせずに好走しているレッドリヴェールが男馬を蹴散らしてしまいそうな気もしています。
楽しみです。


オークス~桜花賞組から

2014年05月25日 | 競馬
オークスG1です。
ダントツの一番人気ハープスターが2冠制覇となるのかが一番のポイントです。

◎ハープスター
〇フォーエバーモア
▲ヌーヴォレコルト
△マジックタイム
△バウンスシャッセ

ハープスター以外はどの馬が来てもおかしくないというメンバー構成です。しかしハープスターが絶対に勝つかというと、このところの追い込みのきかない東京コースのレースを見ていると、届かない場面もなくはないような気がします。一方で、積んでいるエンジンが違うので、展開もコースも距離もものともせずにパワーで圧倒することも十分考えられます。
もしハープスターを逆転するとしたら、3歳牝馬ステークスでタイム差のなかったフォーエバーモアか、チューリップ賞の0秒4差から桜花賞では0秒1差に縮めてきたヌーヴォレコルトのいずれかだと思います。あとはフローラステークスで1番人気だったマジックタイムと皐月賞でそこそこの競馬をしたバウンスシャッセ。大型馬で中山の2000mと1800mを連勝していることから1600mまでしか経験のない馬に比べてアドバンテージがあると思います。それでも桜花賞組を逆転するまでにはいかないでしょう。

馬券は◎〇▲-◎〇▲-◎〇▲△△の3連単フォーメーション18点勝負


レース回顧~ヴィクトリアマイル

2014年05月18日 | 競馬
ヴィクトリアマイルの結果
1着ヴィルシーナ    無印
2着メイショウマンボ  無印
3着ストレイトガール  〇

馬券は1着馬と2着馬がヌケでもちろんハズレ。いつになったら当たるんでしょうかね。

さて、逃げると思われたクロフネサプライズのハナを叩いてヴィルシーナが逃げました。1分32秒3の競馬を逃げ切るのですから、力は本物です。去年に続いての連覇となりました。

終わってみればG1馬の1着2着。3着にもG1高松宮記念で1番人気だったストレイトガールということで、格を重視すればもしかしたら当たっていた馬券です。牝馬だから格よりも調子ということで、今年になって11着、11着のヴィルシーナは調子が戻りきっていないと誰もが判断したのでしょう。11番人気という低い評価でした。先週の段階でディープインパクト産駒に注目と書いていたのだから、ヴィルシーナは買ってしかるべきでした。
G1を3勝しているメイショウマンボが休み明けを叩いて上昇することもわかっていましたけど、人気馬が前走で負けすぎているとどうしても切りたくなるという誘惑に勝てなかった訳です。
3連単は40万馬券。一度でいいからこういう馬券を取ってみたいものですね。

さて来週はオークスです。またまたディープインパクト産駒のハープスターが桜花賞に続いて1番人気での勝利となるのでしょうか。


ヴィクトリアマイル~穴馬2頭から

2014年05月18日 | 競馬
ヴィクトリアマイルG1です。
先週と同じコースですが、今週からはBコースということで少し幅が狭くなり、1周が長くなってカーブがやや緩やかになります。つまりほとんど変わらないということですが、内枠が有利なのはNHKマイルカップと同様だと思います。

◎ラキシス
〇ストレイトガール
▲デニムアンドルビー
△スマートレイアー
△ホエールキャプチャ

本命は少し距離が短いかもしれませんが、2走続けて牡馬と好勝負をしているラキシス
相手は高松宮杯で本領を発揮し切れなかったストレイトガール。ロードカナロアと似たタイプのような気がするので、ここでも通用すると思います。
単穴はジャパンカップをハナ差の2着のデニムアンドルビー。混戦になると末脚がモノを言いそうです。押さえは人気のスマートレイアーホエールキャプチャ。実績断然のメイショウマンボは前走があまりにも負けすぎなので消し。外枠も消しました。

馬券は思い切って◎-〇軸のマルチ18点。◎ラキシス〇ストレイトガールからの馬連7点が押さえ。今回は穴狙いです。


レース回顧~NHKマイルカップ

2014年05月11日 | 競馬
NHKマイルカップの結果
1着ミッキーアイル    無印
2着タガノブルブ     無印
3着キングズオブザサン 無印

馬券はもちろんハズレ。本命のホウライアキコは先行したものの、直線でミッキーアイルを交わすまでに至らず、逆に離されてしまいました。末脚に期待したサトノルパンは9着、ショウナンワダチは10着と、いいところのない予想に終わってしまいました。買った馬が1頭も3着以内に入らなかったのは久しぶりです。今年の馬券は本当に絶不調です。このまま年内当たらない気がしてきました。

競馬は絶好のスタートを切ったミッキーアイルがそのままハナへ。この時点で勝負あったと思いました。ダンツキャンサーはスピードの違いでハナを叩けず、外の馬も被せるまでには行けなかったようです。レースの上がりが34秒8ですから、先行馬向きの競馬でした。後方から追い込んで3着、4着のキングズオブザサンロサギガンティアはさすがに皐月賞組のレベルの高さを見せました。

それにしても恐るべしディープインパクトですね。短距離から長距離まで、牝馬も牡馬も、逃げ馬も追い込み馬も、満遍なく活躍しています。次週のヴィクトリアマイルもオークスもダービーもディープインパクト産駒から目が離せません。


NHKマイルカップ~ホウライアキコ

2014年05月11日 | 競馬
NHKマイルカップG1です。
どの馬が勝ってもおかしくない混戦です。

◎ホウライアキコ
〇サトノルパン
▲ショウナンワダチ
△アドマイヤビジン
△ロサギガンティア

ファルコンステークスの2着から7着までの馬6頭が出ています。
その内の4頭がニュージーランドトロフィーに出ていて、ファルコンS→ニュージーランドTの着順は次の通り。
アルマエルナトが3着→4着。
ベルルミエールが4着→3着。
ショウナンアチーヴが6着→1着。
カラダレジェンドが7着→8着。
2着のサトノルパンはこのレースに直行、5着のタガノブルグは橘Sを勝ちました。
となるとファルコンSはレースとしてのレベルはそこそこ高かったと言える訳で、勝ち馬のタガノグランパは1400mがベストの馬でここには出走して来ませんでしたが、そのタガノグランパにシンザン記念で4馬身差、アーリントンカップで3馬身半差をつけて勝ったのがミッキーアイルです。
素直に予想すればミッキーアイル本命となるところですが、このレースに限っては逃げ馬であるというだけでかなり不利になります。内枠にダンツキャンサーがいて、外枠に先行馬が揃っているので内と外から囲まれながら逃げる形になります。ある程度飛ばさざるを得ないでしょうからハイペースは必至。直線はズブズブの展開になると予想しました。思い切ってミッキーアイルを蹴飛ばします。

本命はホウライアキコ。ハイレベルの桜花賞で見せた末脚に期待です。ファルコンS2着で同じく末脚勝負のサトノルパンと、東京コースのマイルを2勝しているショウナンワダチが相手。抑えは桜花賞で4角13番手から6着まで押し上げたアドマイヤビジンと、皐月賞で2桁着順というのが少し気になりますが、東京コースでは着実な末脚を見せているロサギガンティア

ショウナンアチーヴはファルコンSの内容から、サトノルパンには勝てないと思います。エイシンブルズアイはアーリントンカップでミッキーアイルにつけられた1秒4差を逆転できないでしょう。アトムは新馬戦でミッキーアイルに勝っているのが魅力ですが、いかんせんローテーションが悪すぎます。

馬券は◎〇▲-◎〇▲△△-◎〇▲△△の3連単36点と、◎ホウライアキコからの馬連4点の40点勝負。


レース回顧~天皇賞春

2014年05月04日 | 競馬
天皇賞春の結果
1着フェノーメノ     無印
2着ウインバリアシオン 〇
3着ホッコーブレーヴ  無印

馬券は◎キズナが4着に敗れてハズレ
キズナは、武豊騎手が心配していたように、京都の1週半コースをうまく回れなかった気がします。ペースは、最初の1000mは61秒7でしたが、最後の1000mは58秒8、上がり三ハロンは34秒8という厳しい競馬で、本来なら3コーナーから4コーナーにかけて進出しなければならないところを、いまひとつ上がりきれず、直線だけの競馬となってしまいました。春の天皇賞は直線一気が決まるほど甘いレースではなかったということですね。0秒1差の4着ならそれほど悲観することはないと思います。秋の凱旋門賞に向けていいステップだったのではないでしょうか。

勝ったフェノーメノは無駄のないレースをしました。キズナに比べると走った距離はだいぶ少ないと思います。レースが上手なのと直線の長いコースに向いているのでしょう。

ウインバリアシオンはシュタルケ騎手が落馬で急に武幸四郎騎手に乗り代わりになりましたが、持ち味を十分に発揮したと思います。G1レースはずっとオルフェーヴルの2着で、オルフェーヴルがいないのにまたしても2着です。こういう馬は過去にもいました。青葉賞の勝ち馬のワンツーフィニッシュでした。

ゴールドシップは出遅れ。直線でもバテずに伸びているのですが、心配した通り、速い上がりのレースへの対応がいまひとつで7着に敗れました。

穴で買ったアドマイヤの2頭は11着と13着。目も当てられない予想となってしまいました。春の天皇賞はやっぱり荒れるんですね。

余談ですが、竹ノ内豊が過去の天皇賞を語るJRAのテレビコマーシャルでは、1番人気の前年のダービー馬トウカイテイオーを破って連覇を果たしたメジロマックイーンの後ろで2着のカミノクレッセのゼッケン7が大きく写っていました。フェノーメノはゼッケン7。5着に負けたトウカイテイオーのステップレースはキズナと同じサンケイ大阪杯。メジロマックイーンには武豊騎手が乗っていました。いろいろな偶然が重なって、カルト馬券を買う人は迷うことなくフェノーメノを買ったのではないでしょうか。

さて来週はNHKマイルカップです。皐月賞と桜花賞組から短距離路線組、500万勝ちの新興勢力と、多士済々で面白いレースになりそうです。


天皇賞春~キズナから

2014年05月03日 | 競馬
天皇賞春G1です。

◎キズナ
〇ウインバリアシオン
▲ゴールドシップ
△アドマイヤフライト
△アドマイヤラクティ

今春の天皇賞は天気もよく、京都の高速馬場を考えると、スタミナというよりもスピード勝負になりそうな気がします。もともと春の天皇賞は「ふたつのマイル戦」という別称があるくらいで、中間でペースが落ちた後は残り1000mの時計が1分を切るようなレースになることがあります。狙いは内枠の先行馬か長くいい末脚を使える馬ということになります。

本命はキズナ。前走のサンケイ大阪杯ではレースの上がりタイムが36秒3のところ、この馬の上がりタイムは33秒9で、1頭だけ別の競馬をしました。凱旋門賞ではまだまだオルフェーヴルには適わなかったものの、ロンシャン競馬場の深い洋芝でバテずに最後まで伸びていたことを考えると、京都の3200mなら難なくこなしてくれそうです。ということで、1番人気もやむを得ないところです。武豊騎手のことですから、父親のディープインパクトのときと同じように3コーナーからまくり気味に進出、直線先頭から押し切るのではないでしょうか。世界レベルの末脚に期待します。

相手はウインバリアシオン。直線が長い東京コースと京都コースに良績があり、前走も勝って絶好調。早めに抜け出してキズナを押さえ込むことができればこの馬にも僅かに勝機があるかもしれませんが、キズナはもっと早めに抜け出してしまいそうな予感があります。岩田騎手からの乗り代わりも気になるところです。

ゴールドシップはG1を4勝している格から考えれば人気になって当然です。前走阪神大賞典を楽勝しましたが、この馬は特殊な馬で、直線の長い東京コースや京都コースではいまひとつ伸び切れないところがあります。この馬も早めに抜け出すような乗り方をするでしょうが、最近のスピード勝負の天皇賞では、伏兵に足元をさらわれる可能性もあります。

ほぼ上位人気3頭で決まるのではないかと思われますが、ウインバリアシオンゴールドシップのどちらかがコケるかもしれません。その場合の3着候補は先行馬からですが、どれも一長一短で買いづらい馬ばかりです。
目をつけたのはアドマイヤフライト。この馬は人気先行型で、前15戦のうち11戦で1番人気になっています。京都コースとの相性はよくて2-2-1-0です。前走は12着でしたが、ウチパクとの相性が悪かった感じです。主戦の福永騎手に戻って、絶好の2番枠を引いたところにこの馬のツキを感じます。
もう1頭はアドマイヤラクティ。ジェンティルドンナが勝った去年のジャパンカップでは0秒1差の4着。その前のアルゼンチン共和国杯でも0秒2差の2着でした。直線の長い東京コースの実績が意外にモノを言うのが春の天皇賞です。その他では買いたい馬はいませんでした。

馬券は◎-〇▲-〇▲△△の3連単フォーメーション6点勝負。