株式会社トモノカイは、大学生におけるSNS利用の実態調査を行った。
「あなたはアカウントを保有し、SNSを利用していますか?」の質問に対して、Twitter、Facebook、LINEのうち利用数最多はLINE(96%)。次いでTwitter(87%)、Facebook(77%)となった。これら3つのSNSをいづれも利用していると答えた学生は、69%、全体のほぼ7割に及び、SNS利用者は複数のサービスを利用する傾向にあることが推測される。
「あなたがSNSを利用する目的は何ですか?」の質問に対して、LINEでは、「家族・友人等との連絡雑談(95%)」「写真の共有・閲覧(33%)」「家族・友人等の近況の確認(31%)」。Twitterでは、「家族・友人等の近況の確認(67%)」「趣味などに関する情報収集・発信(65%)」「ニュースなどの情報発信・収集(55%)」。Facebookでは、「家族・友人等の近況の確認(82%)」「写真の共有・閲覧(60%)」「自身の近況報告(41%)」となった。(エコノミックニュース 4月29日(水)15時41分配信)
いまどきスマホを持っていない大学生の方が珍しいだろう。LINEの利用率が96%と言うのはLINEが一般的な連絡手段として基本インフラ化していると言っても良いのではないだろうか。確かにLINEの機能は色々なグループのある社会生活の中では便利だと言える。
連絡手段がLINEに一本化出来れば効率的でもあり、コストも削減出来る。従来は出来ない人を基準にシステムは考えられてきた。高度成長期は出来ない人に基準を合わせる事で増加するコストを全体で吸収する事が可能だった。しかし少子高齢化人口減少社会では吸収出来なくないと考えるべきだろう。出来ない人は手助けを受ける事になるがそのコストは出来ない人が負担する事になる。社会が負担するコストを引き下げないと今度はサービスの質の低下を甘受するしかない。
サービスの低下を甘受するか出来ない(する気の無い)人にそれなりの負担をしてもらうかではないだろうか。
少子高齢化人口減少社会ではIT化によるコスト削減は避けられない。しかしIT化を頑なに拒絶する人も少なからず存在する。出来ないのかする気が無いのか。する気の無い人にはそれなりのコストを負担してもらうのは当然ではないだろうか。出来ない人も甘受してもらうしかない。社会に余裕はないのである。
今後高校、中学はもちろん小学校の世界にもLINEは今以上に浸透していくだろう。もちろん問題が無いとは言えない。危険のある世界にもつながる。いかに教育するか、目をそむけないで取り組む必要がある。その為には大人が拒絶反応を示す事は許されないと考えるべきだろう。