優秀な人たちは自分たちの改革がなぜ成果をもたらさないか疑問に感じているのではないだろうか。頑張ればば道は開けるように改革しているのになぜ頑張らないかわからないのではないだろうか。色々改革は行われているが、むしろあきらめてしまう子供が増えて大人になってもあきらめてしまい底辺を拡大し、社会市場全体を縮小させてしまい母体の市場が縮小してしまうので頑張る人も頑張った割には以前ほど成果を得られなくなってしまっているのではないだろうか。
日本は世界の中では豊かな社会となっている。あきらめていても生きてはいける。家族は持てなくとも自分一人なら生きていける社会ではないだろうか。かと言ってアメリカのようにスパニッシュ系の人々を肥やしに出来るような社会でもない。肥やしがなく、土がどんどん活力を失っている社会ではないだろうか。活力を失った土に立派な植物を植えても砂上の楼閣と言うものではないだろうか。一見成功者に見えても明日の事はわからない不安な時間が過ぎていく。
あきらめてしまった子にいくら発破をかけても無駄である。かえって自分の殻に閉じこもってしまう。現代は昔より閉じこもれる場所も増えている。しかも逃げ込む道をふさぐ事は不可能と言う状況ではないだろうか。追い込んでも逃げ道に逃げ込んでしまうだけだ。逃げ道に逃げ込んでも将来は底辺になると言っても効果は無い。今が大事なのであるのだから。明日生きていけないのに10年後の事を言われても考える事は出来ない。
悪循環に陥っているのは確かだろう。その悪循環を断ち切るのは難しいし、現代にはそれを解決できるようなリーダーとなりえる人もいない。