hoppenの韓的な日々♪

2004年・夏、イ・ビョンホンssiに出会ってから韓流へ~韓国映画&ドラマで刺激的になった日々を綴ります。

『我知らず』(ユ・ジテ監督):SSFF2008にて(2008.06.12)

2008-06-18 22:58:41 | ユ・ジテ


ショートショートフィルムフェスティバル2008

SHORT SHORTS FILM FESTIVAL & ASIA 2008
http://www.shortshorts.org/2008/ja/2.html


『我知らず』나도 모르게
(2008.03.20韓国公開)
innolife映画紹介より
http://contents.innolife.net/listm.php?ac_id=7&ai_id=10200


6月4日~15日に開催された、ショートショートフィルムフェスティバル2008
3年目の参加となるユ・ジテの監督作品『我知らず』を見てきました。
そしたら、なんと、ジテ君が舞台挨拶に来ていました。
翌日に開催されたアジアセミナーには行けなかったので、
今年は会えないかと思っていましたが、よかった♪

少々スリムになったかんじのユ・ジテ
今年は、コンペ作品の監督として、ショートショートフィルムフェスティバル2008に参加です。

韓国では、短編映画としては異例の一般公開も果たした『我知らず』
ユ・ジテいわく
「自分が俳優であることで、特別に上映をさせてもらえたんじゃないかと思う」
と、謙遜していました。

前作『盲人は夢を見るのか』でもそうでしたが、
今回も、中年男性の妄想(夢想)だったのかな。
車を運転する男の横には、誰も乗っていないはずなのに、
時々、女の子が見えるのです。
  
2人の関係は、いったい、なんだろう?
二人は別れなくてはいけないのか?
どうなってしまったのか?
女の子の錯乱に近い表情や台詞から、その関係が見えるような見えないような。
そして、男がたどり着いた場所とは・・・。

二人の関係が見えるようでいて見えない、
それでも想像できてるような、不思議さを感じる映画でした。

この作品の制作については、
「自分が、車に乗っているシーンを撮影中に思いつきました。
 休日に2日間でシナリオを仕上げ、5日間で撮影しました。
 仕事の暇を見つけて、3ヶ月間かけて編集しました。」

コンペ部門への自信は?と聞かれると、
「作品に自信があるということよりも、作りたい気持ちが強いです。
 早く作ろうと、努力しています。」

上映後の質問では、暗転場面の特徴についての質問が出ました。
「映画では、フェードイン・フェードアウトという手法がよく使われますが、
 私は、これに対してアンチ的なんです。
 意図的な手法のような印象があって。
 なので、私は、ぼやかして焦点を合わせていく
 フォーカスイン・フォーカスアウトという手法を使っています。」

そして、私は、こんな質問をしてみました。
娘が、中学の演劇部で役をもらいました。
初恋もまだしていない娘が、友達の彼を好きになる女子高生の役で、
アドバイスに困っています。
今回、女の子の演出がよかったので、ジテさんなりの演出方法を教えてください。
彼はにっこりと笑って、
「近くにいる誰かに、恋をしてみるのが一番いいと思います。」
と、答えてくれました。
すみません、くだらない質問をしてしまって・・・・。
しかも、時間がなくて、巻きが入っていたみたいなんですよ。
ほんと、ごめんなさい。

ユ・ジテは、15日に開催されたアワード(授賞式)で、特別賞を授与されたそうです。
おめでとうございます!
来年も、また、ショートフィルムを携えて、訪れてくれるのでしょうか。
楽しみです。

その前に、日本公開されていない『ファンジニ』が、はやく見たいんですけどね。


今年のSSFF(ショートショートフィルムフェスティバル)2008・ルポは、こちらにもあります。
hoppenの韓的な日々♪より
SSFF(ショートショートフィルムフェスティバル)2008、開幕
http://blog.goo.ne.jp/hoppen_2006/e/83a6f0e10803cd05fe9d9a966144df7f

韓国ミュージッククリップ:SSFF2008にて(2008.06.12)
http://blog.goo.ne.jp/hoppen_2006/e/bf6314ca2aa6bd3744b55713f7b13cc1

『あなたのそばに』(チョン・ウソン友情出演):SSFF2008にて(2008.06.14)
http://blog.goo.ne.jp/hoppen_2006/e/9f8434ee02888264d2ce41dd9bb0d8f0


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