韓国ショートトラックで金メダル！（2010.02.14）

俳優ではありませんが。

冬季オリンピックで、韓国のイ・ジョンス選手が、
ショートトラック男子1500ｍで金メダルに輝きました。
これはおめでたい事なんですが、
このレース、ゴールの直前まで、２位・３位も韓国の選手が走っていたんです。
金・銀・銅、独占！と喜んだ瞬間、二人が転倒して…。
銀と銅はアメリカ選手に渡りました。
銀メダルが転がり込んできたオーノ選手は、
予選から、かなり悪質なレース運びだったんですよね。
どうやら、韓国にとっては因縁の選手のようです。

メディカルトゥデイより
"表彰台オルラソンに出たい"...
イジョンス、アントンオーノ向けたイルチム"代替なぜ？"
**** トップ画像はこちらの記事より ****



オリンピックにはあまり興味がわいていなかった私。
でも、今日は休日だったので、
家族につきあって、朝からオリンピックを見ていました。

ショートトラックの中継が始まると、いやぁ、韓国ってダントツに強いんですね。
しかも、細面で、かっこいい選手が多い！
ついつい、熱心に韓国選手を応援し始めてしまいました。

世界ランキング１位が、今回金メダルに輝いたイ・ジョンス選手。
ランキング３位がソン・シベク選手、４位がイ・ソクホ選手だそうです。

決勝では、アメリカ選手２人とカナダ選手１人を振り切り、
あとは韓国選手３人でゴールするところでした。

大紀元より
[フォト]イジョンス、ショートトラック1500mに立つの最初の金


ところが！

３位につけていたイ・ソクホ選手が、ソ・ヘジク選手を抜きにかかり、
バランスを崩して、二人がこけてしまったのです。

CNBニュースより
イジョンス、"小野はメダルの資格がない"



棚ぼたで、
２位がアポロ・アントン・オーノ選手(左側）、３位がJ.Rセルスキー選手（右側）となり、
銀と銅は、アメリカに渡りました。

大紀元より
[フォト]イジョンス、ショートトラック1500mに立つの最初の金


オーノ選手は、ショートトラックで世界最多の６個目の五輪メダルを獲得しました。
「４位でゴールしても誰かが失格すると思っていた」
と、言ったそうですが。

このオーノ選手、予選から見ていたんですが、本当に汚いレースだったんです。
有力選手を、こっそりと手で押すんですよ！

準決勝は、イ・ジョンス選手と同じ組だったんですが、
ゴール前のカーブのところで、明らかにジョンス選手を押しました。
それでも、ジョンス選手は強かった！
バランスを崩しそうになったのですが、踏ん張ったの。
そして、アピールもしました。
負けずに１位でゴールしたんですが、
続いて２位でゴールしたオーノ選手を、
両手をあげて「訳わからん、こいつ」と、にらみつけていました。

イ・ジョンス選手、かっこよかった！

おしくも３位になり、決勝進出を果たせなかったカナダの選手がかわいそうだった。
ジョンス選手とは、フェアで見応えのあるレースを展開していたのに、
オーノ選手が強引に割り込んだり、押したりと、ひどかった。
失格になるのかと思ったんですが、お咎めなし。

汚いレース運びは、決勝でもたびたび見受けられましたが、
韓国勢が３人で防御して、何とか封じ込めたんです。
そして、１・２・３フィニッシュに持ち込みました。

ところが、ここでアスリートの欲が出たのか、上位を狙って転倒。
栄光の銀メダルは、オーノ選手に転がり込みました。

オーノ選手は、会見で韓国人記者からスポーツマンシップについて問われ、
「ショートトラックは本来、接触があってはいけないもの」とやりかえしたらしい。

ご紹介した記事にあるように、イ・ジョンス選手は嫌悪感を表明しているようですね。

実は、オーノ選手は、韓国にとっては因縁の相手。

２００２年のソルトレイクシティ冬季オリンピック男子1500mは決勝では、
韓国のキム・ドンソン選手が１位でゴールしたのですが、
審議となり、
２位でゴールしたオーノ選手を妨害したとして、失格になったんです。
これは、疑惑の判定だったのですが、覆りませんでした。
このオリンピックはアメリカでの開催で、疑惑の判定がいくつもあったんですよね。

ウィキペディアより
金東聖（キム・ドンソン）

同年のサッカー・ワールドカップでは、
アメリカ戦でゴールしたアン・ジョンファン選手が、
スケートのまねをして、金メダルはく奪の恨みを表現していました。

ドラマチックで、男子ショートトラックがかなり面白くなった。
今後の見どころをご紹介しておきます。
チェックしてみてください。＾＾

・1000ｍの準決勝&決勝→２０日（土）＜日本時間で２１日（日）の午前中～昼）＞
・ 500ｍの準決勝&決勝→２６日（金）＜日本時間で２７日（土）の午前中～昼）＞
・リレー予選→１７日（水）＜日本時間で１８日（木）の午前中）＞
・リレー決勝→２６日（金）＜日本時間で２７日（土）の昼）＞