この1週間不耕起の私関係の水田から離れて自宅旭の近所周りの2か所水田の紹介です。まずは多収を狙った栽培法か出穂始めの様子で健康そうにみえました。1穂で120粒を超えている。
2点目は15年も昔から雑草との共生で毎年作り続けている米である。カヤツリグサや畦際にはヒエが目につくとりあえずの時点での出穂はじめた元気ないねである。
休耕もせず長年栽培されているが近年畦周りの除草に除草剤が頻繁に使われるようになっている。イトミミズなどの生き物は敏感で生存がむつかしくなる。これと当たり前に使っている化学肥料であるがこれも水田内のイトミミズを生かすことができない。本当は畦に生存する小動物が水田に命を吹き込んでいるはずであるのに残念なことである。
多古・染井の神谷水田と佐瀬・鳥井が管理する15aの冬期湛水不耕起栽培水田でいづれも鈴木理一さんが所有する水田、コウノトリは3月3日から6日まで多古周辺にいた。飯田さんが散歩中3日に確認し6日にカメラを持って再度確認撮影をする。近所の人も撮影したらしい。結局最低3泊4日は染井界隈にいたことになる。同じ個体はその後知多半島で4月になって確認されている。何故この場所がコウノトリが選んだかということであるが、昨年11月ころから同じ3枚目の水田は4a程度だが冬期湛水は近所の関係でできないとということで、畔まわりで昨年大豆を作ったら大変よくできたので小麦、大豆ということで畑に切り替えるために溝を掘っていたら20センチに1匹はドジョウが出てきた。豊かな湧き水でカワニナやシジミなどもいた。またたびたびカメが発見される。今日もカメラに収まったし神谷水田では親子ガメがいた。普通の農家の人は誰もこうした条件の悪いー作業性の悪い土水路の田んぼは手間がかかりすぎて手をださない。でも多古町の月1回の情報誌に早速掲載してもらい、町中で話題をさらっている。これで近所との水問題も緩和されればと期待している。