こんにちは!
高島平分園のランドです
まずは梅雨の時期らしい写真を!
ただ今、昆虫公園ではアジサイが見頃を迎えております
今年はたくさんのアジサイが咲いて、とてもキレイです
さて、今回はそんな昆虫公園からお届けします
以前紹介した「ニシキツバメガ」で衝撃を受けてから、標本をじっくり見るのが楽しくなりまして(笑)
(ニシキツバメガの衝撃って何だ??・・・と思った方は「驚きの発見 パート2!!」をご参照ください)
そこで今回は、最近お気に入りの標本を少し紹介したいと思います!
まずはこちら ↓ ↓
絵本に出てきそうな可愛らしいチョウですよね
私には、真ん中のピンク色の部分がハートや桜の花びらに見えます(笑)
羽が3色なので、「ミイロタイマイ」という名前で、ニューギニア島にいるアゲハチョウの仲間です。
あまり詳しいことがわかっていない謎多きチョウですが、飛ぶのが速いのが特徴のようです
続いてはこちら ↓ ↓
これは「アカエリトリバネアゲハ」という名前のチョウです。
首のあたりが赤く、鳥のような大きな羽を持っていることからこの名前がつきました。
では首のあたりをアップで見てみましょう!!
確かに赤いですね!
アカエリトリバネアゲハは、マレー半島やボルネオのほうにいる大型のチョウで、
メスは15cmを超えるものもいるそうです
もう1種類紹介します!
最後は南米のほうにいる「ベニスカシジャノメ」という名前のチョウです。
どんなチョウだと思いますか??予想してみてください!
ちなみに、一般的なジャノメチョウはこんな感じです ↓ ↓
茶色っぽい羽に、目玉のような模様がありますね!
さてさて、ではベニスカシジャノメはどんな姿なのか・・・?お見せしたいと思います!!
3・・・
2・・・
1・・・ジャン!!!
皆さん予想は当たりましたか?
この標本は色が薄れてしまっていてわかりにくいですが、目玉模様の近くのオレンジ色っぽいところは、
本当は鮮やかな赤色です。
羽は白っぽくも見えますが、実は透明なんです!
なので、ベニスカシジャノメ。
羽の下に手を入れてみるとこの通り! ↓ ↓
見事に透けて手が丸見えですね!
知っている方も多いと思いますが、チョウの羽には普通、鱗粉(りんぷん)という
毛が変化した粉のようなものがついていて、雨をはじいたり体温調節をしたりしています。
しかしベニスカシジャノメの透明な部分には、鱗粉がついていません
なぜ鱗粉がないのか気になるところですが・・・このチョウも生態などが詳しく分かっていないそうです
昆虫の世界は不思議や謎がいっぱいですね!
皆さんもぜひ標本室に来たら、お気に入りの標本や新たな発見を探してみてください!
面白い発見があったら教えてくださいね
おまけ
カブトムシの幼虫たちがついにサナギになり始めました!
羽化が楽しみですね!