板橋区こども動物園・高島平分園・昆虫公園 通信

こども動物園での動物の様子、イベントの様子をお知らせしていきます。

ヒツジの毛

2013-05-26 11:49:42 | 日記

こんにちは~!

高島平分園のクロールです。

連日、日中は初夏を思わせる暑さですね~~

さて、去る5月5日に本園で、12日に分園で無事に「ヒツジの毛刈りイベント」が終わりました!

このもこもこヒツジが・・・

じゃ~~ん

(ちょっと、じろじろ見ないでよ・・・・・ Byヒツジのリンちゃん)

ごらんのように、きれいさっぱり

 

よく「こんなにきれいに刈ってしまって、寒くないのですか?」と質問を受けますが、

大丈夫なんです!!

不思議なことに、刈った後、「皮下脂肪」が増えることによって「寒い!」ということには

ならない体の仕組みになっているんですよ

 

毛刈りイベント、今年も両園ともに

た~くさんの方にご来園いただき、ありがとうございました

 「あ!今年は見逃しちゃった!」って方は、ぜひまた来年お待ちしています

 

さてさて、毛刈りが終わり、次に待っているのは、

「ヒツジの毛を洗う」

でございます。(これがとっても大変!)

動物園のヒツジの毛は、イベントや、動物クラブのお楽しみプログラムの工作などで

大切に活用しています

 

1頭から3~4キロの毛がでるので、分園には2頭×3キロとして、6キロ~~~

大きなゴミ袋4袋分くらいあります。(本園は3頭いるのでもっとだ・・・)

 

↑こんな感じで、いい感じに汚れております。一番よごれているのは、

みなさんが普段ヒツジをなでなでする「外側」です。

皮膚に近くなるにつれて、真っ白できれいなのですが、

とにかく「べっとべと」なのです。

 

ヒツジの毛には「ラノリン」という成分が含まれていて、ベトベトしています。

(このラノリンはお化粧品の中に入っていることもあります!)

このベトベトのおかげで、水をはじいたりして、年中もこもこしているヒツジの毛の中に

水などが入らないようにはっているんですよ!

 

そして、このベトベトした毛を専用の洗剤できれいにあらいます。

洗った毛を干すのに活躍するのが、

「干物干し」です

魚の干物をつくったりするときに、干すための物ですが、

ふわふわの羊毛は干しているとすぐに、風よって飛ばされてしまうので、

これはとっても便利です!オススメですよ!(笑)

 

そして、乾いた羊の毛はこちら

こんなにきれいに

ふわっふわになるのです。

この毛でどんなものを作っているのかは、また後日紹介しますね

 

きれいさっぱりした羊にぜひ会いにきてくださいね~~!

 

おまけ

今日も頑張る動物クラブの様子を少しだけご紹介!

 キャベツを豪快に切る!!

 

 


虫の集まるところ。

2013-05-24 17:57:52 | 日記

こんにちは

昆虫公園からきんちゃんです

 

森と水の昆虫舎の横を歩いていたら

なんか、ツ~ンとした甘酸っぱいニオイがしました。

同舎内に入って、植樹されているクヌギを見てみると…



…白い泡がブクブクと木の幹から出ていました。

ニオイはここからしています。

もっと近づいて見てみると

ヨツボシケシキスイがいました。(赤い点の模様がついた虫)

樹液のニオイ(木の蜜)だったんですね!?

本当はこの写真を撮っているとき、コクワガタもいたんですよ

でも、カメラを向けたら木のすき間に逃げてしまいました。
  (恥ずかしがり屋さんだったのかな?)

夏、真っ盛り中は、カブトムシだったり カナブン・ハナムグリ

ジャノメチョウ、サトキマダラヒカゲ、タテハチョウなどなど

樹液を吸う虫たちがたくさん集まってきます。

 

そして、チョウ舎では…


ミカンの葉の裏に、アリとアブラムシがいっぱいです!!
        (ミカンの葉は、アゲハチョウが卵を産んで、幼虫を育てているところです)

アリはアブラムシのお尻から出る蜜をもらい

アブラムシは他へ移動するときアリに運んでもらいます。

こういうお互い助け合っている事を「共生」といいます。
        (小学校で習ったのを思い出しましたか?


と、いう感じによ~く目を凝らしてみると

色んな虫が姿を現しているところが見られるような季節になってきました。

ますます虫探しが楽しくなりますヨ

 

 おまけ 


オタマジャクシ…前あしも生えてきました

後あしはスッカリかえるの足の形になっています。

もうすぐ水の外へ旅立っていきます。

 


昆虫公園のお仕事

2013-05-24 17:57:17 | 日記

こんにちは!

本園スタッフのランドです

 

皆さん、昆虫公園ではどんなお仕事をしていると思いますか?

今回は、園内での作業を一部ご紹介したいと思います

 

まずは・・・

蝶舎と呼ばれる、蝶が放し飼いになっているお部屋のお仕事から

舎内にあるミカンの苗木には白い袋がたくさんかけられています。

 

袋の中をのぞいてみると・・・

↑葉や枝をよーく見ると、1mmあるかないかくらいの大きさの黄色い卵がついています

右側の写真は、卵からふ化したばかりの幼虫です!

 

蝶の卵や幼虫は、網目の細かい袋をかけておかないと寄生バエや寄生バチに
襲われてしまうことがあるのです

卵や幼虫を守るために、スタッフは毎日目をよーく凝らして産卵された卵を探し
見つけては袋をかけています

袋の中で無事にふ化した幼虫は、ケースに保護して管理され、
やがてサナギになり、サナギから羽化した蝶は蝶舎の中へ放されるのです

 

さて続いては・・・

森と水辺の昆虫舎内にある、落ち葉の詰まった袋の山・・・いったい何だと思いますか?

これは、腐葉土を作っているところです。

 

秋に公園内で集めた落ち葉を微生物のいる土と一緒にネット袋へ詰めて、
毎日水をかけたり、上から踏みつけたりしながら、約1年かけて腐葉土にしていきます。

ネット袋をめくってみると・・・

ミミズや小さな虫たちが、落ち葉を食べてウンチを出して、
腐葉土作りを手伝ってくれています!

夏の終わり頃にはだいぶ腐葉土化していて、野生のカブトムシたちの
産卵場所となります

 

ではカブトムシの幼虫を管理している、昆虫公園の裏側・・・バックヤードの様子も
少しだけお見せしましょう

ここでは、約200匹の幼虫たちを1匹ずつケースに分けて管理しています。

そして、最近導入された秘密兵器がこれ↓

幼虫が暮らしている昆虫マットの水分量が、適正かどうかチェックできます。

本当は園芸で使われている土の水分量やpHを測定するものなんですが、
これが結構便利なんです(笑)

出た数値によってはキリフキで水分量を調整したり、マット内に幼虫のウンチが増えてきたら
ふるいを使ってウンチを取り除いてきれいにしたり・・・

こうしてお世話をした幼虫たちが、夏になると立派なカブトムシになって
来園者の皆さんへお見せできるようになるのです

 

いかがでしたか?今回ご紹介した作業のほかにも、お仕事はまだまだたくさんあります。

日々頑張っているスタッフの励みになっているのは、
来園者の方が楽しんでいる姿や笑顔です

「ブログ見たよ」の一声でもめちゃくちゃ張り切ります(笑)

ご来園お待ちしています


ポニーのオシャレは命がけなの☆ 

2013-05-23 18:55:12 | 日記

こんにちは!


ワタシは、本園のアイドルポニー(自称)『あい』です。
みんなからは「あいちゃん」って呼ばれてるわ☆

今日は、みんなに私たちポニーのネイルアートについて紹介するわね。

動物園に私たちに会いに来てくれるママさんたちの爪はみんなきれいね。

きちんと切り揃ってて、色なんかも付いちゃってるし、中にはプロの仕事の匂いがするものまであるわ。

 

でもね、私たちポニーだって、プロの方に来てもらってお手入れしてるのよ♪

オシャレに命をかけてるって言ってもいいわ☆

 

ポニーだって、爪が伸びるのって人間たちはあまり知らないみたい。

 あ、人間は私たちの爪の事を蹄(ひづめ)って呼んでるわね。

今みたいに、暑くて、湿気が出てくると、冬に比べて伸びが早いの。

2ヶ月で1cmくらい伸びるのよ。

人間の爪切りを見た事があるけど、あれって、ワタシには小さすぎてダメ。

文字通り刃が立たないの(クスクス)。

 

え?命がけだなんて大げさですって?

ひっどーい。本当なんだからっ。

人間たちが私たちの蹄は「第二の心臓」とか言ってるのを聞いた事があるわ。

蹄が清潔で健康じゃないと、歩けなくなる事もあるの。

長い脚(イヤミじゃないの)だから、下の方に血が溜りやすいわ。

ママさんたちが「立ち仕事の後は足がムクムわ」っていってた、あれに近いわね。

その溜まりがちな血は、歩くときに蹄がポンプの働きをして心臓まで汲み上がるらしいわ。

こっちの世界じゃ、歩けなくなると、最悪な場合・・・、いやっ。
そんな事言えないわっ。

そうならないように、しっかりお手入れが必要なワケ。

 

 

なんだか、湿っぽくなっちゃったわね。ごめんなさい。

気を取り直していくわ。

 

ワタシたち馬の爪ってこんな形(お手入れ前の爪よ)。

Vの字になってるでしょ?ここに汚れがたまりやすいの。 

こちらが、私たちの爪切り。

名前も付いてるわ。 

センカン ↓

・鎌 ↓

・やすり ↓

そして私のネイルアーティスト「装蹄師」さん。

私たちって背が低いじゃない?
だから、こんなにかがみこんで切ってくれてるの。

きっと、腰も痛いと思うわ。なのに、黙々と作業してくれるわ。
流れる汗も素敵だし☆
友だちの「さくら」ったら、すぐに話しかけようとするけど、私たちの言葉が届いてないみたい。

鎌やセンカンはとっても切れるように研いであるの。  

ミリ単位って言葉があるけど、ここではミリにもいかないみたい。
仕上げの時は透けるくらい薄ーく切ってくれるわ。

モノモノしい道具を使ってるから、通りかかった人に、
「痛くないんですか?」ってよく聞かれるけどちっとも痛くないの。
見てよ。この「すみれ」の顔。気持ちよくて眠りそうでしょ??

ワタシたちってイヤだったら我慢できない性格だしねっ。

みてっ!キレイになったでしょ!?

 

そして、こちらが、切った爪。 ↓

うん。いいみたい。

切りたての爪だと心は軽いわっ(歩くスピードは変わらないけどねっ)。

 

☆ここで、ちょこっとCM☆

ワタシたちに乗ってちょこっとお散歩する「引き馬」は人気のプログラム♪

休日はちょっとした行列もできるくらい。

3歳から小学6年生まで乗れるんだけど、お金はかからないヨ。

午前と午後1回ずつ、乗れるわ。

 

ワタシたちのオシャレな爪に注目しながら会いに来てくれたら嬉しいな☆

 

人間のパソコンって打つところが小さすぎるって、今回初めて知ったわ。

だからブログはスタッフのフッカーに代打ちしてもらったの。
肝心なところでダメね。ワタシって。だから、みんなにツメが甘いって言われるのよ。

爪の話だけにね。テヘ。


ど~っちだ!!

2013-05-17 13:09:35 | 日記

昆虫公園より きんちゃんです

日差しも強く、初夏の陽気になってきました。

昆虫公園でも色んな虫が見られるようになって来ました。

 

前にお伝えした「オタマジャクシ」に

変化があったのでお知らせします

 

じゃ、じゃ~ん

足が生えてきました

さぁ、どっちの足でしょう…?

 

答えは…「うしろ足」です

大きさ比べで1円玉と一緒に撮影してみました。

あとは、前足が生えてきて、この頭の大きさのカエルになります

ちょっと成長したオタマジャクシをぜひ見に来てくださいね